国際文化研究科Graduate School of Intercultural Communications
OTR500G1-001(その他 / Others 500)国際文化研究AIntercultural Communication Research Methods A
石森 大知、田島 樹里奈Daichi ISHIMORI, Jurina TAJIMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 国際文化研究科Graduate School of Intercultural Communications |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | X2001 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
すべて開くShow all
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Outline (in English)
This course introduces the foundations of the intercultural communication studies according to three domains of interdisciplinary research: multicultural interrelations, multiethnic conexistence and multicultural informatics. At the end of the course, students are expected to understand basic theories and methodologies of these studies. Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content. Grading will be decided based on briefing paper and mini-report (20%×4) and term-end report (20%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本研究科の特徴のひとつである「異文化相関関係研究」「多文化共生研究」「多文化情報空間研究」3領域の学際性について、その醸成を促進し、狭いタコツボ的専門性からの脱却を図ると同時に各領域の特徴を明確にするために、必修科目である「国際文化研究A」「国際文化研究B」においては、必読文献を読み連ねる。加えて、本研究科において学位論文執筆に必要となる研究方法・手続きなどについても学ぶ。
(*なお、扱われる「4つのテーマ」についてその順序が前後する場合には、初回授業などにおいてその旨を学生に通知する。)
到達目標Goal
(1)国際文化研究の広がりと可能性を入門のレベルで理解できること。
(2)国際文化研究を行うための方法論を理解できること。
(3)大学院で研究を遂行する上での手続き・心得を理解できること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち,「DP1」,「DP2」,「DP3」,「DP4」の達成のために特に重要である
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
必読文献を以下によって選定し、読み重ねる。
(1)本研究科修士課程生全員が習得すべき基礎的文献を、全専任教員が1本ずつ選定し、選者による簡単な解説・選定理由等を加えて、「国際文化研究科リーディングリスト基礎編」を用意する。
(2)この基礎文献は各教員の専門分野の専門書である必要はなく、本研究科で各院生が学際性・専門性を育てる際に必須となる骨格形成に主眼を置く。また、さまざまな入試経路の本研究科修士1年生のレベルを基準まで引き上げることも重要な点である。
(3)基礎文献は1本20~30ページ程度で、雑誌論文または書籍1~2章分を目途とし、日本語文献(適書がない場合、英語も可)とする。
(4)授業3回を1セットとして、基礎文献を1本ずつ取り上げ討議する。当該文献を選定した教員はディスカッサントとして参加し、教員、学生の双方向による討議の活性化を図る。そのさい、学生からのコメントや質問等に対するフィードバックも行う。
(5)大学院における研究遂行のために、注意するべき手続き・心得などについても教示する。
(6)本授業は、Zoomを用いたリアルタイム・オンライン授業とする(変更がある場合は、学習支援システム等を通して事前に通知する)。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:イントロダクション
・自己紹介・関心紹介
・文献リストを配布し、このセメスターで読む文献を確定する。
2[オンライン/online]:テーマ1:リサーチデザイン(第一回)
・大学院における学習・研究について解説する。
・受講学生たちのこれまでの研究状況を確認する。
3[オンライン/online]:テーマ1:リサーチデザイン(第二回)
・引き続き、大学院における学習・研究について解説する。
・研究計画作成の重要性について意識を高める。
4[オンライン/online]:図書館ガイダンス(第三回)
・図書館員による図書館ガイダンスを利用しつつ、法政大学図書館を介した文献調査のイロハを学ぶ。
5[オンライン/online]:テーマ2:質的調査(第一回)
上記の方法により、文献を読み、討論を行なう。第一回は文献の理解を中心に置く。
6[オンライン/online]:テーマ2:質的調査(第二回)
上記の方法により、文献を読み、討論を行なう。第二回は方法論の習得を含める。
7[オンライン/online]:テーマ2:質的調査(第三回)
上記の方法により、文献を読み、討論を行なう。第三回は課題をもとにした議論を中心に置く。
8[オンライン/online]:テーマ3:歴史分析(第一回)
上記の方法により、文献を読み、討論を行なう。第一回は文献の理解を中心に置く。
9[オンライン/online]:テーマ3:歴史分析(第二回)
上記の方法により、文献を読み、討論を行なう。第二回は方法論の習得を含める。
10[オンライン/online]:テーマ3:歴史分析(第三回)
上記の方法により、文献を読み、討論を行なう。第三回は課題をもとにした議論を中心に置く。
11[オンライン/online]:テーマ4:文学研究(第一回)
上記の方法により、文献を読み、討論を行なう。第一回は文献の理解を中心に置く。
12[オンライン/online]:テーマ4:文学研究(第二回)
上記の方法により、文献を読み、討論を行なう。第二回は方法論の習得を含める。
13[オンライン/online]:テーマ4:文学研究(第三回)
上記の方法により、文献を読み、討論を行なう。第三回は課題をもとにした議論を中心に置く。
14[オンライン/online]:補足授業
まとめ
・これまでの議論を踏まえて補足授業を行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
文献を読みこむことは当然ながら、それ以上に自分なりに議論を整理し、問題点・疑問点を準備して授業に臨むこと。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
上記の方法によって選定された輪読文献を用いる。
参考書References
各授業において必要に応じて提示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は、下記の①+②+③の提出物などを総合的に判断して行う。
①リサーチデザイン(テーマ1) ②3つのテーマ(テーマ2・3・4)ごとに「ミニ課題」と「レジュメ」にて採点:20%×4 ③「期末レポート」:20%
以上の合計100%となる。この成績評価の方法をもとに、本授業の到達目標の60%以上を達成した者を合格とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
大学院における初年次教育に当たる授業でもあるため、できるだけ学生同士の議論ができるような雰囲気・授業の流れを実現できるように心がけたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
課題提出等は、主に学習支援システムを通して行う。
その他の重要事項Others
修士課程1年は必ず履修すること。