国際文化学部Faculty of Intercultural Communication
CUA300GA（文化人類学・民俗学 / Cultural anthropology 300）言語文化演習Seminar
世界遺産に学ぶ
佐々木 直美Naomi SASAKI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 国際文化学部Faculty of Intercultural Communication |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | C1119 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期・秋学期/Spring・Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 3～4 |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes | 単位数は、春学期2単位／秋学期2単位である。 |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 旧科目との重複履修Duplicate Subjects Taken Under Previous Class Title | |
| 人数制限・選抜・抽選Capacity/Selection/Rondom | 選抜 |
| 毎年・隔年Frequency | 毎年開講 |
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Outline (in English)
Many World Heritage Sites are influenced directly by reflecting various contemporary problems such as environmental problems, poverty problems, and religious problems etc. In this seminar, we will study about World heritage Sites and various problems related to them according to each student's interest.
<Course outline>
The aim of this course is to help students to acquire understanding real significance and value of the World Heritage Sites of UNESCO.
<Learning objectives>
By the end of the course, students should be able to do the followings:
1.Recognize the problems that the world faces, and develop the ability to express one's own opinions and develop discussions about them.
2.Acquire knowledge of World Heritage Site Level 2 or higher.
3. Through World Heritage Sites, we will become a habit of acting toward sustainable futures.
<Learning activities>
Students will be expected to have completed the required assignments after each class meeting. Your study time will be more than four hours for a class.
<Grading Criteria/Policy>
Grading will be decided based on lab reports (40%), and the quality of the students' experimental performance in the lab (60%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
みなさんは旅行先やTVなどで目にする世界遺産の絶景や不思議に感動したり、憧れたりした経験があることでしょう。しかし、多くの世界遺産は環境問題や貧困問題、宗教問題など様々な現代の問題を反映し、直接それらの影響を受けています。このゼミでは、各人の関心に従って世界遺産とそれにまつわる様々な問題を掘り下げて研究します。単に世界遺産に関する知識を増やすことは、このゼミの目的ではありません。真の目的は、世界遺産の意義である「平和」について考え・行動することを学ぶことです。
到達目標Goal
①世界遺産の意義を理解する。
②世界が抱える諸問題を認識し、それについて自分の意見を述べ議論を展開させる力を付ける。
③資料収集、文献・資料の分析を通じて、研究発表や論文執筆を行う。
④世界遺産検定2級以上の知識を付ける。
⑤世界遺産を通して、持続可能な地球の未来に向けた行動を習慣化するようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
国際文化学部のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
ゼミ生との話し合いによってゼミ全体での研究テーマを設定し、その基礎文献の輪講と討論を行います。状況が許せばフィールドワークへ出ることもあります。（感染症拡大状況により中止となること場合もあります。）
同時に各受講生は、各自で研究のテーマを設定し、個人研究を行います。
また、毎年秋学期に開催される国際文化情報学会への参加準備も行いますので、積極的なゼミへの参加と協力が求められます。
毎年、サブゼミの時間を使って世界遺産検定２級の自習学習や学会発表準備を行いますので、受講生はサブゼミへの参加が求められます。
対面授業７回以上と状況によりオンラインを併用した授業形態とします。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：イントロダクション1
昨年度の振り返り。
今年度のテーマについて議論する。
2[対面/face to face]：個人研究についての報告会
個人研究についてテーマと基本文献リストを発表する。
全体テーマについての
課題図書の選定を行う。
3[対面/face to face]：世界遺産の現状と課題（１）
世界遺産の基礎知識を学ぶ。グループに分かれて、取りあげる世界遺産について議論する。
4[対面/face to face]：世界遺産の現状と課題（２）
世界遺産の現状と問題について理解を深めるためのグループワークを行う。
5[対面/face to face]：世界遺産の現状と課題
（３）
グループワークの成果をプレゼンテーションする。
6[未定/undecided]：記憶と遺産
原爆（１）
課題図書
『ナガサキ 消えたもう一つの「原爆ドーム」』
の輪講と討論
7[対面/face to face]：記憶と遺産
原爆（２）
課題図書『長崎原爆記―被爆医師の証言 』の輪講と討論
8[対面/face to face]：記憶と遺産
長崎のキリシタン（１）
課題図書
『平和の翼と波を広げるｰ現在・過去・未来ｰ』
の輪講と討論
9[未定/undecided]：記憶と遺産
長崎のキリシタン（２）
課題図書
映画『沈黙』をテーマに討論
10[対面/face to face]：文化遺産の活用（１）
課題図書『アンデスの文化遺産を活かす』（１～３章）の輪講と討論
11[未定/undecided]：文化遺産の活用（２）
課題図書『アンデスの文化遺産を活かす』（４～６章）の輪講と討論
12[未定/undecided]：個人研究発表（１）
４年生の個人研究進捗報告
13[対面/face to face]：個人研究発表（２）
３年生個人研究進捗報告
14[未定/undecided]：まとめ
春学期の間に学んできたことをまとめ、各メンバーが考えたことを持ち寄り、議論する。
学会準備
1[対面/face to face]：オリエンテーション
春学期に学んだことの復習と輪講準備、学会発表についての方針と内容の策定。
2[対面/face to face]：フィールドワーク報告会
フィールドワークの成果を全員で共有しながら討論する。
学会準備
3[未定/undecided]：グループ・ワーク（１）
学会発表にむけた収集収集。
課題資料の輪講と討論
4[対面/face to face]：グループ・ワーク（２）
学会発表にむけた資料分析。
課題資料の輪講と討論
5[未定/undecided]：グループ・ワーク（３）
学会発表にむけた発表資料作成。
課題資料の輪講と討論
6[対面/face to face]：グループ・ワーク（４）
学会発表資料全体での討論。
課題資料の輪講と討論
7[対面/face to face]：グループ・ワーク（５）
学会発表資料の調整。
課題資料の輪講と討論
8[対面/face to face]：グループ・ワーク（６）
学会発表資料の全体確認。
課題資料の輪講と討論
9[オンライン/online]：グループ・ワーク（７）
学会発表最終調整。
課題資料の輪講と討論
10[対面/face to face]：学会発表リハーサル
学会発表リハーサル。
課題資料の輪講と討論
11[未定/undecided]：文献講読
学会発表の振り返り
課題図書の輪講と討論
12[対面/face to face]：個人研究発表１
４年生による個人研究発表
13[対面/face to face]：個人研究発表２
３年生による個人研究発表
14[未定/undecided]：討論会および総括
受講生がテーマを設定し、討論会を行う。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・課題テキスト、参考文献を指定された期日までに読み、疑問点や意見をまとめる。
・本授業の準備学習・復習時間は各4時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
高瀬毅『ナガサキ 消えたもう一つの「原爆ドーム」』文藝春秋、2013年。
佐滝剛弘『＜世界遺産＞の真実：過剰な期待、大いなる誤解』祥伝社新書、2010年。
秋月辰一郎『長崎原爆記―被爆医師の証言 (平和文庫)』 2010年。
松尾潤『祈りの記憶 長崎と天草地方の潜伏キリシタンの世界』批評社、2018年。
長崎大学・ICU共同研究プロジェクト編『平和の翼と波を広げるｰ現在・過去・未来ｰ』長崎文献社、2020年。
NPO法人世界遺産アカデミー『世界遺産検定公式ガイド300』毎日コミュニケーションズ、2017年。
その他、適宜授業内で指示します。
参考書References
木曽功『世界遺産ビジネス』小学館新書、2015年。
NPO法人世界遺産アカデミー監修『すべてがわかる世界遺産大事典<上>＜下＞ 世界遺産検定1級公式テキスト』世界遺産検定事務局、2016年。
その他、適宜授業内で指示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
ゼミへの貢献度（積極的な議論への参加・問題提起）と課題などの平常点（60％）と個人研究（40%）を総合的に判断します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講生と相談しながら内容を柔軟に対応させます。授業についての希望や提案は、授業期間であっても遠慮無く教員に伝えてください。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システムを活用した、資料配付を行いますので、パソコンは必ず必要です。
その他の重要事項Others
希望者は『世界遺産検定』（NPO法人世界遺産アカデミー主催）の２級取得を目指すことができます。その際にはゼミの先輩たちと共に受検対策をサポートします。
春学期・秋学期合わせての履修を強く推奨します。
授業の内容は、受講生と相談しながら柔軟に対応します。変更がある場合はあらかじめ学習支援システムやメールを通じて告知しますので、こまめに連絡をチェックしてください。