国際文化学部Faculty of Intercultural Communication
ART200GA（芸術学 / Art studies 200）ポピュラー音楽論Studies of Popular Music
大嶌 徹Tetsu OSHIMA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 国際文化学部Faculty of Intercultural Communication |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | C0881 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 金4/Fri.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 1～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | ※2022年度は春学期開講とする。 |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 旧科目との重複履修Duplicate Subjects Taken Under Previous Class Title | |
| 人数制限・選抜・抽選Capacity/Selection/Rondom | |
| 毎年・隔年Frequency | 隔年開講 |
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Outline (in English)
This course deals with the formation of popular music culture in modern Japan. Examining the trends in music for the "people" that emerged from the end of the Edo period to the end of the Pacific War, we will understand how Japanese popular music culture has been established.
【Grading Criteria /Policy】
Report assignment:70 ％
Reaction paper for each class 30 ％
Preparatory study and review time for this class are 2 hours.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
近代日本における大衆音楽文化の形成を学ぶ。幕末から太平洋戦争終結までに現れた「人々」のための音楽動向を、近代日本音楽史、メディア研究、文化産業論、国際関係史などの観点を交えて検討し、J-ポップの原型となる大衆的な音楽文化環境がいかに成立したのかを理解する。現在との連続性を知るために、近年の音楽動向についても随時参照し、日常的に接している音楽を歴史的な観点で捉えられるようになることを目指す。
到達目標Goal
・音楽史を、作品/演奏の様式だけでなく、制度やイデオロギー、産業や消費行動などの社会的要素を交えた観点から理解できる。
・近代日本の音楽をめぐる諸問題について理解し、現代とのつながりや、他地域の音楽文化との関連を考察できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
国際文化学部のディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義形式。リアクションペーパー等で質問を受け付け、授業内で回答する。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回[対面/face to face]：ガイダンス
授業の目的と概要の説明
2回[対面/face to face]：軍楽隊
軍隊を介した西洋音楽の導入とブラスバンドの普及について
3回[対面/face to face]：唱歌
音楽教育と学校で教授される歌の成立について
4回[対面/face to face]：俗謡・演歌師
江戸町人文化から連続する巷のはやりうたと明治後期の大道芸人について
5回[対面/face to face]：番外編1:「音楽」からの性愛の排除
官製「音楽」による性愛の排除が現代の音楽文化に与えている影響について
6回[対面/face to face]：文化改良運動、歌劇
大正期に興隆する民間主体の芸術運動、とくに西洋風歌曲の創作について
7回[対面/face to face]：童謡、新民謡
大正期におこった子供および地域のための歌の創作について
8回[対面/face to face]：レコードの到来
レコードメディアの誕生とその日本への伝来について
9回[対面/face to face]：流行歌の誕生
歌を売るビジネスの確立と、その音楽スタイルについて
10回[対面/face to face]：「洋楽」の大衆化
大正教養主義〜レコード産業の発展にともなう洋楽の普及について
11回[対面/face to face]：番外編2: 音楽著作権ビジネスの確立
1960年代の音楽ビジネスモデルの転換について
12回[対面/face to face]：戦時下の文化統制
文化統制下における音楽実践について
13回[対面/face to face]：軍歌・軍国歌謡
音楽普及において軍歌が果たした役割と、15年戦争期に流行した軍国歌謡について
14回[対面/face to face]：まとめ
授業内容の総括
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
配布資料を読み直しながら音源を聴く。配布資料掲載の参考文献を読む。
本授業の準備学習・復習時間は各２時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
なし。
参考書References
適宜指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポート70%。テーマは授業内で提示する。
リアクションペーパー30%。 この成績評価の方法をもとに、本授業の到達目標の60%以上を達成した者を合格とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
リアクションペーパーに返答する時間を設けるなどして、学生からの要望や質問に応じられるよう工夫する。