国際文化学部Faculty of Intercultural Communication
ART200GA（芸術学 / Art studies 200）映像文化論Studies of Visual Culture
岡村 民夫Tamio OKAMURA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 国際文化学部Faculty of Intercultural Communication |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | C0870 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 1～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 旧科目との重複履修Duplicate Subjects Taken Under Previous Class Title | |
| 人数制限・選抜・抽選Capacity/Selection/Rondom | 定員60名。それを超えたら選抜 |
| 毎年・隔年Frequency | 毎年開講 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
In this class, we study Isao Takahata and Hayao Miyazaki's work before the foundation of Studio Ghibli, through the position of their style and the history of film, in comparison with occidental animation films.
【Learning Objectives】At the end of course, students are expected to understand the history and style of the Japanese animation from the 50's to 80's.
【Learning activities outside of classroom】After each class meeting, students will be expected to spend two hours to understand the course content.
【Grading Criteria /Policies】Term-end report : 50%、in class contribution: 50%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
スタジオジブリ結成以前の高畑勲・宮崎駿のアニメ映画を、欧米のアニメ映画と比較しながら、主に彼らの作品のスタイルや映画史・アニメーション史上の位置を学習する。
到達目標Goal
1950年代〜1980年代前半の日本のアニメの映画的・アニメ的特徴や制作体制について学び、現代のアニメ状況がどのように生まれたのかを知ることができる。また、ストーリーづくりだけでなく、ストーリーをどのように表現するかが大事であるということを理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
国際文化学部のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
大学の行動方針レベルが２となった場合、この授業は原則としてオンラインで行う。詳細は学習支援システムで伝達する。
毎週、アニメ映画の制作体制、表現技術、スタッフ、制作体制などについての講義と、実作の抜粋の鑑賞を行う。そして鑑賞した映画について気づいたことをコメントシートないし宿題に書いてもらう。それらのフィードバックは授業およびhoppiiを通じて行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：ガイダンスおよび選抜
授業の内容、進め方について説明後、アニメを15分ほど鑑賞してもらい映像的分析を提出し、それをもとに受講資格者を選抜する。
第2回[対面/face to face]：初期東映動画
『白蛇伝』
『わんぱく王子の大蛇（おろち）退治』
第3回[対面/face to face]：高畑勲の初監督映画とその影響
『太陽の王子 ホルスの大冒険』
『長靴をはいた猫』
第4回[対面/face to face]：高畑勲・宮崎駿に影響を与えたアニメ映画
ポール・グリモー
レフ・アタマーノフ
第5回[対面/face to face]：『ルパン三世』第一シリーズ
「宝石横取り合戦」
「ジャジャ馬娘を助けだせ！」
第6回[対面/face to face]：『パンダコパンダ』二部作
『パンダコパンダ』
『パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻』
第7回[対面/face to face]：高畑勲のテレビシリーズ監督第一作
海外ロケーション
『アルプスの少女ハイジ』
第8回[対面/face to face]：主人公に対する距離
心象の表現
『母をたずねて三千里』
『赤毛のアン』
第9回[対面/face to face]：宮崎駿のテレビシリーズ監督第一作
『未来少年コナン』
第10回[対面/face to face]：宮崎駿の映画第一作
『ルパン三世カリオストロの城』
第11回[対面/face to face]：高畑勲の日本回帰
『じゃりン子チエ』
『セロ弾きのゴーシュ』
第12回[対面/face to face]：『アニメージュ』とともに
漫画『風の谷のナウシカ』と映画『風の谷のナウシカ』
第13回[対面/face to face]：高畑勲・宮崎駿に影響を与えた実写映画
溝口健二
オーソン・ウェルズ
ジョン・フォード
黒沢明
第14回[対面/face to face]：まとめ
学んできたことを振り返って補い、レポートに備える。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各２時間を標準とする。
授業で部分的に観た映画を、できるかぎり自主的に鑑賞することが望ましい。
テキスト（教科書）Textbooks
随時、プリントを配布します。
参考書References
高畑勲『映画を作りながら考えたこと』岩波文庫
宮崎駿『出発点』徳間書店
叶精二『宮崎駿全書』フィルムアート社
ステファヌ・ルルー（岡村訳）『シネアスト宮崎駿 奇異なもののポエジー』みすず書房
ステファヌ・ルルー（岡村訳）『シネアスト高畑勲 アニメの現代性』みすず書房
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点（50％）とレポート（50％）。
平常点は出席だけでなく、コメントシートや宿題を通して評価する。この成績評価の方法をもとに、本授業の到達目標の60%以上を達成した者を合格とする。
なおコメントシートや宿題のフィードバックは、hoppiiや授業を通じて行う。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業時に積極的に意見を求める。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。
その他の重要事項Others
遅刻・早退厳禁。就活による欠席も原則として認めない。
初回にオンラインで選抜テストを実施するので、必ず出席し試験を受けること。
旧科目との重複履修
なし。