国際文化学部Faculty of Intercultural Communication
HUM200GA(その他の人文学 / humanities 200)国際文化協力Intercultural Cooperation
松本 悟Satoru MATSUMOTO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 国際文化学部Faculty of Intercultural Communication |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | C0242 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
旧科目との重複履修Duplicate Subjects Taken Under Previous Class Title | |
人数制限・選抜・抽選Capacity/Selection/Rondom | 100名前後が望ましい |
毎年・隔年Frequency | 毎年開講 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
【Course outline】
What is international cooperation from the perspectives of intercultural studies? It should covers impacts of inter-national cooperation on cultures, inter-cultural cooperation or inter-national cooperation in cultural fields. By the end of this course, students will understand those aspects of cooperation beyond the national borders and will be able to analyze them logically.
【Learning Objectives】
By the end of the course, students are expected to;
1) acquire the basic knowledge on intercultural studies and international
cooperation.
2) be able to analyze the issues in associating international cooperation and culture.
3) understand the key concepts of "technology and culture", "development communication", "protection of cultural heritage", "refugees" or "public diplomacy".
4) be able to read relevant literatures critically and analytically.
【Learning activities outside of classroom】
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content or to write a short essay on a given topic.
【Grading Criteria /Policy】
Grading will be decided based on a short essay at each class meeting (60%) and a term-end report (40%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では国際文化論の観点から国際協力の基礎を学ぶものである。具体的には国際協力の歴史や仕組み、国際協力が文化に及ぼす影響、文化面の国際協力のあり方について知識を習得するとともに、それらを用いて論理的に考える力を養うことを目的とする。基幹科目なので、1、2年生には、専攻科目や演習で更に深めたい学問領域やテーマを見つける機会にして欲しい。
到達目標Goal
(1)国際文化論および国際協力についての基礎的な知識を身につける。
(2)国際協力と文化を結びつけて論理的に事象を分析できる。
(3)「技術と文化」「開発コミュニケーション」「文化遺産保護」「難民」「パブリックディプロマシー」などに授業で扱うテーマついて説明できる。
(4)関連する文献の趣旨を的確に読み取れる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
国際文化学部のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
■基本方針:法政大学の教育活動における行動方針がレベル1以下の場合は対面で実施する。なおレベル2以上の場合はリアルタイムオンライン授業への変更を予定しているが、詳しくは学習支援システムの掲示板で連絡する。
■教室定員を超えないように調整する必要があるため、初回授業はリアルタイムオンライン授業を行う。履修希望者は初回授業終了後3日以内(4/13 18時まで)に履修するかどうかを教員が指定した方法で必ず連絡すること。連絡がない場合は履修しないものとみなす。
■フィードバック:講義への質問は、学習支援システムの掲示板に質疑応答コーナーを設けて、そこでやり取りする。
■授業後課題:毎回課す。思考を促す課題で、200字~400字程度で書いてもらう。基幹科目なのでアカデミックスキルを高めることも目的としている。提出期限は授業日から3日以内。毎回の授業冒頭で課題への全体コメントを行う。
■履修者人数の確認:初回授業日後意思確認の結果、教室定員に収まりそうな場合は希望者全員、2回目からは対面授業に参加する。仮に定員を超えていた場合は抽選を実施する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:イントロダクション―国際文化協力とは―
この授業の狙い、進め方、国際文化協力の概論。リアルタイムオンライン授業で行い、履修希望者数を確認する。
2[対面/face to face]:技術と文化
川の水を煮沸せずに飲む行為を通して技術と文化について考える
3[対面/face to face]:普及とコミュニケーション
受け入れ「させる」ことをどう考えるか
4[対面/face to face]:協力される側だった日本
明治時代のお雇い外国人と「抵抗」を考える
5[対面/face to face]:日本への技術移転
贈与・交換・支配・互酬と国際協力
6[対面/face to face]:文化の受容と抵抗
文化接触(アカルチュレーション)から文化の受容を考える
7[対面/face to face]:文化財を守るとは
明治時代の日本で文化財をなぜ守るようになったのかを考える
8[対面/face to face]:国際的な文化財保護までの道のり
戦利品としての略奪と返還運動から文化財の国際的な捉え方の変化を考える
9[対面/face to face]:人類の遺産
世界遺産という発想はどこからきたのかを考える
10[対面/face to face]:政府開発援助(ODA)と文化協力
パブリックディプロマシーやソフトパワーについて考える
11[対面/face to face]:国際協力と想像力―期末レポートに向けて
期末レポートの課題文献とこの授業の繋がりを講義する
12[対面/face to face]:国際人権
文化要素としての人権について難民を例に「民権」との違いから考える
13[対面/face to face]:市民としての国際文化協力
日本の地域での難民受け入れを通して同化と社会的統合について考える
14[対面/face to face]:私と国際文化協力
担当教員の実務経験を踏まえて国際文化協力の授業での学びを再構成する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・最初の授業で具体的に指示する。
・本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
以下の本は、複数回の授業の参考文献であるとともに、期末レポートの課題文献となる。到達目標4に関係している。各自入手すること。
松本悟・佐藤仁編著(2021)『国際協力と想像力―イメージと「現場」のせめぎ合い』日本評論社。
参考書References
毎回の講義に関連する参考文献はその都度紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
・授業後課題への回答などの平常点60%、期末レポート40%
・授業後課題は毎回設問に200字程度で答えるものでカッコ内の場合は減点となる(例:設問に的確に答えていない、極端に短い、文章として辻褄が合わない)
・期末レポートは、授業で学んだ内容を踏まえて、課題文献を分析するもので、知識を問うものではない
・この成績評価の方法をもとに、本授業の到達目標の60%以上を達成した者を合格とする
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
200字程度の文章や期末レポートの書き方の説明が役に立ったという声が多いので継続する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
・初回授業および行動方針がレベル2以上の場合はリアルタイムオンライン授業を行うため、パソコン及び動画を視聴できる程度のネット環境を整えること
・教科書は春学期の前半(5月末頃)までには入手しておくこと
その他の重要事項Others
NHK記者や、開発協力分野のNGOとして実務に関わってきた教員が、その経験を事例として取り上げながら講義する