国際文化学部Faculty of Intercultural Communication
ART200GA(芸術学 / Art studies 200)メディアと社会Media and Society
稲垣 立男Tatsuo INAGAKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 国際文化学部Faculty of Intercultural Communication |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | C0223 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 / Ichigaya |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
旧科目との重複履修Duplicate Subjects Taken Under Previous Class Title | |
人数制限・選抜・抽選Capacity/Selection/Rondom | |
毎年・隔年Frequency | 毎年開講 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
We can connect with individuals and society through media. On the other hand, there are various problems caused in the course of these connections, so we need to deepen our understanding of diversified media.
This course will explore what role media has in society, how future media should be, and concrete examples such as video materials.
Focusing on the three themes of "History of Contemporary Media," "Media Theory," and "Media and Representation," we will consider and discuss issues and issues from keywords in each area.
1. Media history
Learn about the history and history of the media from ancient times to the present.
2. Media theory
We will clarify the media that work in society and their problems.
3. Media and representation
Read and understand various expressions from the perspective of the media.
Learning Objectives
Introducing familiar examples of media and society from the past to the present. This lecture aims to find universal and social issues from everyday issues.
Learning activities outside of the classroom
The content delivered on the Google site contains many website links to deepen your learning, so we recommend browsing the ones that interest you. There are also many museums and galleries near the university. If possible, depending on the infection status of the new coronavirus, please watch exhibitions.
The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
Grading Criteria /Policy
Grades will be evaluated based on the total of class activities, assignments and reports. We emphasize the experimentality and positiveness of our efforts. The scoring ratio is as follows.
1. Initiatives for classes (50%)
2. Issues and reports (50%)
See rubrics for specific assessment guidelines.
Based on this grade evaluation method, those who have achieved 60% or more of the achievement target of this class will be accepted.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語・英語併用 / Japanese & English
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
私たちは現在様々なメディアに接する環境にあり、それらを通じて個人や社会とつながることを可能にしています。一方でメディアの利用によって引き起こされる様々な問題もあり、多様化した現代のメディアについてよりいっそう理解を深める必要があります。
国際文化学部基幹科目「メディアと社会」では、メディアが社会のなかでどのような役割を担っているのか、将来メディアはどのようになるべきなのか、映像資料などの具体例を交えて読み解いていきます。
「現代メディア史」「メディア論」「メディアと表象」の3つのテーマを軸として、各領域のキーワードからそれぞれの課題や問題を検討、議論します。
メディアの歴史
古代から現代までのメディアの変遷と歴史について学びます。
メディア論
社会の中で機能するメディアやその問題点について明らかにしていきます。
メディアと表象
メディアという観点から様々な表現を読み解いていきます。
到達目標Goal
過去から現在に至るメディアと社会に関する身近な事例を紹介していきます。身近な問題から普遍的、社会的な課題を見いだすことがこの講義の目標となります。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
国際文化学部のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語・英語併用 / Japanese & English
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義映像や資料をウェブサイトに授業コンテンツを全て掲載して一定期間公開し、それをみながら授業を受講してもらうオンデマンド方式にします。PC、スマートフォンどちらでも受講可能ですが、PCでの学習を推奨します。
授業当日の流れ(重要)
授業日当日の午前中に、Google Classroomにその日の学習内容を掲載したウェブサイト(Google site)のリンク先を掲載する。
ウェブサイトを見ながら学習を進める。(当日であれば、授業時間外に学習しても構いません。)
サイト内に小テストや授業内レポートのリンク先が掲載されているので、回答して提出する。
授業内容に関する質問については、Google Formに書き込んでおくとお答えします。
授業の方法
授業時間になるとGoogle Classroomを通じて必要なリンク先や課題の提出について公開します。公開したウェブサイトに授業に関連したテキストや授業概要の映像(YouTube、40分程度)、必要な画像やウェブサイトのリンク先などが掲載されていますので、そのサイトを見て学習を進めてください。ウェブサイトは年度末まで公開しておきます。
対面授業とオンライン授業内容の違い
学ぶ内容については同一です。まずはシラバスで授業の内容を確認してください。
課題
受講後、Google Formで小テスト、もしくは簡単なレポートを提出してもらいます。提出期間は授業終了後数日程度です。
評価
実習課題とレポートの提出を持って出席とし、採点を行います。
質問・相談
一般的な質問や相談についてはGoogle Classroomを使ってください。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
9/21[オンライン/online]:オリエンテーション
授業計画
9/26[オンライン/online]:メディアの歴史1
絵と文字
今からおよそ6万6000年前に人類は言語能力を獲得したと言われています。(諸説あり)その後、絵や文字を使って記録するようになりました。ここでは文字の誕生とその発達の歴史について学びます。
10/5[オンライン/online]:メディアの歴史2
文字の進化
活字誕生以前の印刷技術、紙の誕生、活字の誕生と書体とフォントについて学びます。文字の発明により、私たちは様々な情報を記録として残すことが可能になりました。その後、記録を残すための技術が発達していきます。
10/12[オンライン/online]:ワークショップ1
タイポグラフィについて
書体とフォント
フォントデザイン
10/19[オンライン/online]:メディアの歴史3
計算・通信・検索
メディアと歴史をテーマに、コンピューターの発明につながる技術と計算・通信・検索のもたらす社会の変化について学びます。
10/26[オンライン/online]:メディアの歴史4
マスメディア(新聞、雑誌、ラジオ、テレビ)
社会の近代化とともに登場した新聞、雑誌、ラジオ、テレビなどのマスメディアの起源について学びます。
11/9[オンライン/online]:ワークショップ2
ワークショプ・未来のコミュニケーション
11/16[オンライン/online]:メディア論1
マクルーハンのメディア論
「メディアはメッセージ」や「グローバルヴィレッジ」などなどメディアに関する新しい概念を発信したマクルーハンの理論やチョムスキーのメディアにについてのメッセージについて学びます。
11/23[オンライン/online]:メディア論2
インターネット
1995年以降のインターネットの進化について、地域社会を取り巻くメディアの役割と課題について学びます。
11/30[オンライン/online]:ワークショップ3
ワークショプ・インターネット
12/9[オンライン/online]:メディアと表象1
デジタルコンテンツの誕生
1877年のトーマス・エジソンによる録音技術の開発以降、アナログレコードやテープレコーダー、さらにデジタル技術の発展。2000年代から拡大したMP3プレーヤーやインターネットでの音楽配信サービスに至るまでの歴史について学びます。
12/16[オンライン/online]:メディアと表象2
プロパガンダ・コマーシャル
インスタレーション、パフォーマンス、リレーショナル・アートなどについて
12/21[オンライン/online]:メディアと表象3
メディアとアミューズメント
日本におけるクリスマスの受容の歴史について、また料理番組やレストラン批評、ネットでの料理の検索など料理をめぐるメディア論について学びます。
1/13[オンライン/online]:ワークショップ4
メディアと社会をめぐるディスカッション
ワークショプ・デジタルのイメージ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
Google siteで配信する授業コンテンツには、学習を深めるためのウェブサイトのリンクが多く紹介されていますので、興味のあるものについては閲覧することをおすすめします。新型コロナウィルスの感染状況にもよりますが、可能であれば美術展や音楽コンサート、ダンスや演劇の公演などを多く観るようにしてください。
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
Google siteを通じて授業に必要な資料を配布します。いくつか参考書を紹介しますので、それらのうち少なくとも一冊を選んで購読することを勧めます。また各分野の研究に関して必要となる資料についてはその都度紹介します。
参考書References
マーシャル マクルーハン『メディア論―人間の拡張の諸相』みすず書房、1987年
吉見俊哉『メディア文化論―メディアを学ぶ人のための15話』有斐閣、2004年
ジョン・A. ウォーカー、サラ チャップリン『ヴィジュアル・カルチャー入門―美術史を超えるための方法論』晃洋書房、2001年
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価については、平常点(授業への取り組み)、課題とレポートの合計で行います。取り組みの実験性、積極性を重視します。採点比率は以下の通りです。
1. 平常点(50%)
2. 課題とレポート(50%)
詳しい評価方法については、添付のルーブリック表を参照してください。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ワークショップではスケッチによるプランや写真作品など簡単な実践に取り組みますが、受講される皆さんは例年課題について積極的に取り組まれているようです。メディアに関する複雑な問題点について、わかりやすく教えていきたいと思います。