キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
MAN200MA(経営学 / Management 200)人材育成論ⅡHuman Resource Development Ⅱ
佐藤 厚Atsushi SATOH
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | C7256 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(新)Category (2019) |
展開科目 選択必修(領域別) ビジネス |
カテゴリー(旧)Category (2017) |
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Outline (in English)
【Course outline】
In Human Resources Development Theory II, you will learn the significance, methods, and challenges of people forming vocational abilities in corporate society. In the first half of the lecture, you will learn the basics of human resource development and career development methods and issues for Japanese companies. In the latter half of the lecture, we will learn the characteristics of human resource development and career development in Japan through international comparison.
【Learning Objectives】
The learning goals of this class are as follows.
(1) Understand the mechanism and characteristics of human resource development in Japan and their advantages and disadvantages. (2) Be able to explain the methods and characteristics of vocational education and training in Japanese organizations.
(3) Understand the effects of vocational education and training on skill development and career development.
(4) To deepen awareness of the characteristics of Japan through international comparisons regarding the career development process, which is the process of developing human resources, and the current situation of the diversified labor market.
【Learning activities outside of classroom】
Make an effort to read the references instructed during class. The standard preparatory study and review time for this class is 2 hours each.
【Grading Criteria /Policy】
1 Participation in each class is 30 points.
2 An interim report will be imposed at the end of the first half of the class. The purpose is to look back on the first half of the class. The standard is 20 points.
We plan to conduct a regular test at the end of the term, but it may be a term-end report depending on the infection status of the new corona. The aim is to ask the degree of understanding of the content taken up in the class. The standard is 50 points.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
人材育成論Ⅱでは、人々が企業社会の中で職業能力を形成することの意義と方法、課題などについて学びます。講義の前半では、日本企業の人材育成とキャリア形成の方法と課題についての基礎を学びます。また講義の後半では、国際比較を通じて、日本の人材育成とキャリア形成の特徴を学びます。
到達目標Goal
この授業の学習目標は以下のようです。
(1) 日本の人材育成のしくみと特徴及びその得失を理解する。 (2) 日本の組織における職業教育訓練の方法とその特徴について説明すること ができるようになる。
(3) 職業教育訓練がスキル形成やキャリア形成に及ぼす影響を理解する。
(4)あわせて人材が育成されていくプロセスであるキャリア形成過程と労働市場が多様化している現状について、国際比較を通じた日本の特徴についての認識を深める。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
人材育成論Ⅱでは、日本の人材育成とキャリア形成について概論及び特徴を学びます。講義の前半では、日本企業の人材育成とキャリア形成の概論について学びます。
講義の後半では、日本の人材育成とキャリア形成の特徴について国際比較を通じて理解することに努めます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:オリエンテーション――人材育成論Ⅱの進め方
講義の進め方、概要、成績評価の仕方などを説明します。
なお、この講義の前半とは、第1回から第6回までを、また後半とは第7回から第13回までを指します。
2[オンライン/online]:組織のなかで人を育てるということ
第2回では、以下のことを学びます。
1 組織内人材育成の要点。人材育成に関連する用語
2 人材育成を考えるための枠組み
3 人材開発の実践モデル
4 人材開発の二つの視点
5 企業の実践事例にみる実践モデルと二つの視点
6 日本の人材育成研究の蓄積にみる二つの視点の意義と課題
3[オンライン/online]:日本企業の人材育成の特徴とは――OJT、Off-JTと人事制度の関係
第3回では以下のことを学びます。
1 職業能力開発システムの国際比較と日本の特徴
2 日本の企業内能力開発のしくみ:OJT、Off-JTの意義と課題
3 企業主導型キャリア管理と個人主導型キャリア開発
4 マネージャーやリーダーの育成(プレイングマネージャー)
4[オンライン/online]: 大企業の人材育成の事例
第4回では以下のことを学びます。
1 人事制度と教育訓練体系の事例
2 教育訓練体系の概要:フォーマルなOJTとインフォーマルなOJT
3 インフォーマルなOJTとしての職場学習:仕事管理のPDCAサイクル
4 インフォーマルなOJTとしてのキャリア:大企業部長のキャリア事例
5[オンライン/online]:大企業マネージャーのキャリア形成
第5回では以下のことを学びます。
1 インフォーマルなOJTとしてのキャリアを見る意義及び成長・発達・学習する側の視点
3 インタビュー調査の対象と調査項目
4 マネージャーの育成に必要なもの
6[オンライン/online]:タレントマネジメントとリーダー人材育成―これまでの人材育成の課題
第6回では、これまでの人材育成の課題としてのタレントマネジメントとリーダー人材育成について学びます。
7[オンライン/online]:雇用制度と職業教育訓練制度の国際比較――日本の位置と特徴
第7回から第13回までが後半となります。国際比較による日本の人材育成とキャリア形成の特徴を様々な角度から学びます。
第7回は以下のことを学びます。
1 スキル形成、雇用制度の国際比較研究
2 職業教育訓練(VET)の国際比較研究
3 日本の位置と特徴
8[オンライン/online]:企業コミュニティの変化とキャリア形成・キャリア自律
第8回では以下のことを学びます。
1 企業コミュニティと個人のキャリア
2 内部労働市場の生成と衰退
3 キャリア形成と人材育成を考える三つの視点
4 企業コミュニティの変化と初期キャリア
5 企業コミュニティの変化と中期キャリア
6 企業コミュニティの変化と後期キャリア
7 「新しい」コミュニティとキャリア形成
9[オンライン/online]:企業コミュニティと人事方針及び人材育成――実証データによる英独日比較
第9回では以下のことを学びます。
1 労働者の意識についての国際比較研究(一覧)
2 人事管理の方針・個人と組織の関係認識・職場の雰囲気についての英独日比較
3 「人事管理による勤労意欲引き出し」仮説はイギリスやドイツでもあてはまるか?
4 人事管理方針や人材育成の取組は勤労意欲(会社の発展のために自身の最善を尽くしたい)に影響を及ぼすか?--英独日比較
5 考察とまとめ――日本と英独との差異の背景にあるものは何か?
10[オンライン/online]:ホワイトカラーのキャリア形成とキャリア自律に関する英独日比較――大企業管理職を中心に
第10回では以下のことを学びます。
1 ホワイトカラーのキャリア形成の国際比較研究
2 ホワイトカラー及び大企業管理職の組織内キャリア
3 リーダーシップの特定と開発--
4 イギリス、ドイツ、日本のホワイトカラーのキャリア観
5 望ましいキャリアコース
11[オンライン/online]:職業資格の日本の特質――独英との比較を中心に
第11回では以下のことを学びます。
1 日本の職業資格制度の理念と概要
2 職業資格制度と教育制度及び労働市場との関連--ドイツの特徴と日本の特徴
3 職業資格制度と労働市場との関係についての研究
4 教育制度と職業資格との関連--日独比較、日英比較の視点から
5 まとめ――教育システムと雇用システムの補完性の意義。雇用システムと職業資格の共振可能性
12[オンライン/online]: 職業教育訓練と労働市場との関係の最近の変化――ドイツとの比較を中心に
第12回では以下のことを学びます。
1 今回のフレームワークーードイツと日本の職業教育訓練システムと労働市場システム
2 ドイツにおける職業教育訓練システムと労働市場システムの変化
3 日本における職業教育訓練システムと労働市場システムの変化
4 まとめ
13[オンライン/online]:日本の特徴と歴史的背景。生涯学習(リカレント教育)に対する含意
第13回では以下のことを学びます。
1 後半の講義(日本の特徴)の主な事実発見
2 日本の特徴の意味するもの--生涯学習(リカレント教育)に対する含意
3 日本の特徴の歴史的背景--徒弟制の歴史にみる英独日の差異
4 最後に――日本の課題
14[オンライン/online]:人材育成論Ⅱのまとめ
講義全体の振り返りとまとめを行います。
定期試験(もしくは最終レポートの課題)について説明します。
学生との質疑応答を行います。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業時に指示する参考文献に目を通す努力をすること。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
講義前半のテキストとして佐藤厚『組織のなかで人を育てる』有斐閣(2016年)を使用する。また講義後半のテキストとして佐藤厚『日本の人材育成とキャリア形成:英独日比較』(仮題)中央経済社(2022年出版予定)を使用する。なお、毎回、講義の骨子および統計データや調査結果を要約したpptレジメを配布(配信)する。また人材育成論Ⅰの内容を知りたい方には、佐藤博樹・佐藤厚編著『仕事の社会学』有斐閣2004年、佐藤厚『キャリア社会学序説』泉文堂2011年を併読をお勧めする。
参考書References
人材育成論Ⅰの内容を知りたい方には、佐藤博樹・佐藤厚編著『仕事の社会学』有斐閣2004年、佐藤厚『キャリア社会学序説』泉文堂2011年を併読をお勧めする。
成績評価の方法と基準Grading criteria
1 毎回の授業への参加が30点です。
2 授業の前半が終わるころに中間レポートを課します。授業前半の振り返りが目的です。基準は20点です。
3 期末に定期試験を実施する予定ですが、新型コロナの感染状況によっては期末レポートになることもあります。授業で取り上げた内容の理解度を問うのがねらいです。基準は50点です。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
各論について出来る限り調査データや海外の事例等を織り交ぜて解説します。
授業中に求められる学習活動
C,D