キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
MAN200MA（経営学 / Management 200）人材育成論ⅠHuman Resource Development Ⅰ
佐藤 厚Atsushi SATOH
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | C7255 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（新）Category (2019) |
展開科目 選択必修（領域別） ビジネス |
| カテゴリー（旧）Category (2017) |
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Outline (in English)
【Course outline】
In this class,students can learn the importance and the way how employees work with firm develop their vocational skills and abilities in each organisations. In industrial society in modern society, human resource development may be indispansable for business activities of firms, on the other hand, working employees also depend on firms that empoly them. Main purpose of this class is to learn about environment in which firm train employees and employees develop thier skill.
【Learning Objectives】
(1) Understand the mechanism and characteristics of human resource development in Japan and their advantages and disadvantages.
(2) Be able to explain the methods and characteristics of vocational education and training in Japanese organizations.
(3) Understand the impact of vocational education and training on skill formation and career development, and deepen awareness of the current situation and policy issues in which the labor market and career development are diversifying.
【Learning activities outside classroom】
Make an effort to read the references instructed during class. The standard preparatory study and review time for this class is 2 hours each.
【Grading Criteria/Policy】
Attendance points 30 points. 20 interim reports. Final report (or exam) 50 points.
If there are major changes, we will contact you via the learning support system.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
人材育成論Ⅰでは、ヒトが企業社会の中で多様なキャリア形成を通じて多様な職業能力を獲得することの意義と方法、課題などについて学びます。現代産業社会では、組織は人的資源の活用と育成抜きには活動が成り立ちません。他方大半の現代人は組織に関わって働くことで生計を維持しています。そこで重要となるのは、ヒトが人材として育成され、また成長していく環境です。その環境の中で人材がキャリア形成を通じて職業能力を形成する現状と課題を学ぶのがこの授業の到達目標及びテーマとなります。
到達目標Goal
この授業の学習目標は以下のようです。
(1)日本の人材育成のしくみと特徴及びその得失を理解する。
(2)日本の組織における職業教育訓練の方法とその特徴について説明することができるようになる。
(3)職業教育訓練がスキル形成やキャリア形成に及ぼす影響を理解し、あわせて労働市場とキャリア形成が多様化している現状及び政策課題についての認識を深める。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
人材育成論Ⅰの概要と方法は、人材育成＝①＜狭義；職業能力の訓練＝OJT＋OFF-JT＋自己啓発＞ ＋②＜広義；組織内でヒトが育つ環境＝人的資源管理＋組織＞ ＋③＜最広義；ヒトが育つ社会環境；家庭＋学校＋地域全体社会＋労働市場＞ という枠組みの中で、①と②を中心にその基礎を学びつつ、③への視野の拡大をはかってもらうことにあります。
なお、春学期の少なくとも前半はオンラインでの開講となります。それにともなう各回の授業計画については、学習支援システムでその都度提示します。
初回授業実施日は、4月22日（水曜）3時限としますが、時間非限定形式の開催とします。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：オリエンテーション
なぜ人材育成について学ぶか。講義の進め方。参考文献の指示など
第2回[未定/undecided]：日本の人材育成システムの特徴――国際比較の視点から
１ 日本の人材育成システムの特徴：職業教育訓練）への公的関与が低く、初期職業教育訓練への企業の関与高い
２ 学校教育システムの特徴：入学試験難、進級・卒業容易、職業教育より一般教育重視
３ 教育システムと雇用システムの補完性
第3回[未定/undecided]：能力開発とキャリア――これからのキャリア形成
１ これまでの雇用慣行と能力開発の基本パタン：新卒採用、異動・昇進というキャリア形成：
２ 能力開発の方法：ＯＪＴ、Ｏｆｆ－ＪＴ、自己啓発
３ 企業主導型能力開発と個人のキャリア形成との関係
第4回[未定/undecided]：技術革新と技能の変化
１ 学説：高度化説と単純化説；技術決定論と社会決定論
２ 戦後日本の技術革新と仕事・職場の変化：オートメション化、ME化段階、IT化段階、AI段階
３ 情報技術の進展とホワイトカラーの仕事・職場の変化
４ 情報技術の進展と新しい働き方――テレワーク
第5回[未定/undecided]：女性の職域とキャリア形成
１ 性別職域分離とその理論：統計的差別理論
２ 国際比較でみた性別分離：水平分離と垂直分離
３ 職域統合へ向けて：M字型就労カーブ、男女雇用機会均等法、ポジィティブアクション
第6回[未定/undecided]：失業・転職とキャリア形成
１ 失業について：失業者の定義
２ 失業とセーフティネットのしくみ：失業のダメージ緩和のための雇用保険
３ 転職について：入職経路としてのソーシャルネットワーク、「友人・知人」の重要さ
第7回[未定/undecided]：若者のキャリア形成――学校から職場へ
１ 「就社」社会とその得失
２ 初期キャリア問題の諸レベル：早期離職問題；正社員への移行困難問題；就業形態間の賃金格差問題；学校から職場への移行困難な者の階層格差問題
３ 若者のキャリア形成問題への対応の方向性
第8回[未定/undecided]：非典型労働者のキャリア形成
１ 非典型雇用の様々な働き方
２ 企業の視点からみた非典型雇用：賃金節約；仕事の繁閑への対応
３ 働く側からみた非典型雇用：家計の補助；都合のよい時間に働ける
４ 問題への対応の方向性：非正規雇用に関わる法的規制と正社員への転換
第9回[未定/undecided]：高齢化とキャリア形成
１ 高齢化と仕事からの引退過程：日本の特徴
２ 定年制とライフスタイルの変化；就労・非就労の規定要因
３ 安定した高齢期生活を支える政策課題：高年齢者雇用安定法の改正
第10回[未定/undecided]：事務系ホワイトカラーのキャリア形成
１「ホワイトカラー」とは：職業大分類の４つの職種の総称
２ 企業内キャリアをみる視点：キャリアのタテ（昇進）とヨコ（異動）
３ 国際比較からみた日本の特質：「遅い」昇進選抜と「幅広い」異動
４ 人材育成からみたポイントと課題
第11回[未定/undecided]：技術系ホワイトカラーのキャリア形成
１ 専門的・技術的職業従事者の増加
２ 技術系ホワイトカラーの初期キャリア管理の重要性
３ 研究・開発技術者のキャリア形成面での国際比較：日本の特徴
４ 日本の技術者のキャリア形成上の特徴と課題
第12回[未定/undecided]：中小企業労働者のキャリア形成
１ 中小企業の労働市場の特徴
２ 中小企業の人事管理、人材育成の取組みの特徴
３ 中小企業従業員の就業意識：組織との関係認識、職場の雰囲気
４ 事業主からみた望ましい能力開発の方法、職業キャリア及び職業資格
第13回[未定/undecided]：ワーク・ライフ・バランスとキャリア形成
１ いまなぜワーク・ライフ・バランス（WLB）か
２ 仕事と生活が両立しにくい現実
３ WLBを支える制度及び現状と目標
４ WLB施策実現にむけての課題――仕事の進め方の効率化と長時間労働の抑制
第14回[未定/undecided]：講義のまとめと試験について
１ 講義全体の振り返りとまとめを行う
２ 定期試験の傾向と対策
３ 受講生との質疑応答
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業時に指示する参考文献に目を通す努力をすること。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
講義内容のかなりの部分は、佐藤博樹・佐藤厚編著『仕事の社会学（改訂版）』有斐閣(2014年）に準拠しているので、各自購入の上、受講と合わせて読むことが望ましい。
参考書References
佐藤厚『キャリア社会学序説』泉文堂(2011年）、佐藤厚『組織のなかで人を育てる』有斐閣（2016年）を購入し、併読することが望ましい。
成績評価の方法と基準Grading criteria
・現時点での成績評価の方法と基準は以下のようである。
出席点30点。中間レポート20点。期末レポート（もしくは試験）50点。
なお、大きな変更がある場合は、学習支援システムで連絡する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
前回の講義の質問や感想について紹介し、簡単な振り返りを行う。
毎回の講義のねらいを授業開始時に明示する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特にありません。
その他の重要事項Others
人材育成論Ⅰと人材育成論Ⅱをあわせて受講することが望ましい。