キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
MAN200MA(経営学 / Management 200)職業選択論ⅡCareer Choice II
上西 充子Mitsuko UENISHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | C7254 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(新)Category (2019) |
展開科目 選択必修(領域別) ビジネス |
カテゴリー(旧)Category (2017) |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
【Course outline】
This course is designed to provide students with a basic understanding of changes in the labor market and working styles. The main themes include diversification of employment patterns, long working hours, work-life balance, and gender equality.
【Learning Objectives】
At the end of the course, students are expected to understand issues related to changing labor market and work styles, and to apply the knowledge to realize decent work.
【Learning activities outside of classroom】
Students will be expected to read newspaper articles and recommended books. Your study time will be more than four hours for a class.
【Grading Criteria/Policies】
Your overall grade in the class will be decided based on the following
Short reports: 40%, Mid-term report: 20%, Term-end report: 40%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では、多様な雇用形態の現状と課題、男女の働き方の現状と課題を考えます。これらは相互に関係しあっています。
働き方の変化は、特に若い世代に大きな影響を与えます。20代に直面するかもしれない労働問題への理解を深め、現実的な職業選択のあり方をみずから考えられるようになること、さらに、多様な働き方の改善に社会人として自らかかわっていけるようになることが、本授業の目的です。
到達目標Goal
雇用形態の多様化および、それが若年期のキャリアに及ぼす影響を理解する。
男女の働き方の現状と課題を歴史的な経緯を踏まえて理解する。
<まともな働き方>を志向し、実現していくことができる。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
秋学期の授業では若年労働市場や働かせ方の現状と問題点、課題の理解をより一層重視します。春学期と同様に、授業ではレジュメに沿って解説や問題提起を行った後に、授業内容に沿ったミニ・レポートを適宜書きます。雇用をめぐる現状を理解した上での考察であることを春学期以上に重視します。ミニ・レポートの主な内容は次回の授業でフィードバックします。中間レポートと期末レポートの執筆を求めます。
授業はオンライン(オンデマンド方式)で行う予定です。詳しくは初回授業にて指示します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:授業ガイダンス
講義のテーマ、到達目標、受講上の注意、評価方法、文献紹介
2[オンライン/online]:正規雇用と非正規雇用
正規雇用と非正規雇用の違い/雇用契約と処遇
3[オンライン/online]:雇用ポートフォリオと不本意非正規
雇用ポートフォリオ/多様な働き方の現状と課題
4[オンライン/online]:企業と労働者の双方から見る非正規雇用
調査結果から見る多様な働き方
5[オンライン/online]:非正規雇用の処遇改善
無期転換と同一労働・同一賃金
6[オンライン/online]:派遣労働を考える
派遣労働の特徴と問題点
7[オンライン/online]:雇用によらない働き方
雇用によらない働き方の特徴と課題
8[オンライン/online]:中間レポート振り返り
中間レポートの解説
9[オンライン/online]:長時間労働とワーク・ライフ・バランス
残業の法的根拠と長時間労働の実態、夫婦の生活時間・仕事時間
10[オンライン/online]:男女の働き方とワークライフバランス(1):女性の働き方をめぐる法改正
男女雇用機会均等法、育児・介護休業法などの法制度と実態
11[オンライン/online]:男女の働き方とワークライフバランス(2):コース別雇用管理
コース別雇用管理と女性の戦力化
12[オンライン/online]:転勤を考える
転勤をめぐる課題と企業の対応
13[オンライン/online]:離職・転職を考える
長期安定雇用と転職の現状
14[オンライン/online]:雇用の保障とキャリアの保障
キャリア権、仕事の限定と無限定
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
社会情勢の変動とそれを踏まえた論考に常日頃からアンテナを張り、読み解く習慣をつけること。新聞の購読(WEB版の有料購読を含む)を強く勧める。授業で紹介する記事や文献なども積極的に参照すること。
課題レポート執筆に向けては、早めに課題文献や関連文献を読み、問題意識を深め、適切な準備を行うこと。
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
毎回の授業時に学習支援システムの教材欄にレジュメを掲示する。
参考書References
さしあたり下記を挙げておきます。
・濱口桂一郎(2009)『新しい労働社会』岩波新書
・濱口桂一郎(2013)『若者と労働』中公新書ラクレ
・濱口桂一郎(2015)『働く女子の運命』文春新書
・森岡孝二(2015)『雇用身分社会』岩波新書
・川人博(2014)『過労自殺 第二版』岩波新書
・厚生労働省「知って役立つ労働法」http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudouzenpan/roudouhou/
・石田眞・浅倉むつ子・上西充子(2017)『大学生のためのアルバイト・就活トラブルQ&A』旬報社
成績評価の方法と基準Grading criteria
随時、計4回実施するミニ・レポート(配点40点)と中間レポ―ト(配点20点)、期末レポート(配点40点)により評価する。なお、ミニ・レポートの提出が0~1回の学生や、いずれかのレポートに代筆や剽窃などの不正行為が判明した学生には、単位を付与ししない(E評価とする)。詳しくは初回の授業で説明するので、必ず確認すること。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講者からは、キャリア形成について考えさせられた、身近な問題を考えさせられた、といった感想が見られる。働き方をめぐる現在の変化と皆さんの働き方との関係を、より理解できるように、努めていきたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンラインの受講環境を整えておくこと。
その他の重要事項Others
初回の授業で授業の進め方、ミニ・レポートについて、中間レポートおよび期末レポートについて等の説明を行うため、必ず確認すること。
本授業はオンライン授業(オンデマンド方式)である。各回の授業は木曜2限にzoomで実施したうえで、録画を受講者に期間限定で公開する。
「職業選択論Ⅰ」を受講した上での受講が望まれる。