キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
EDU200MA(教育学 / Education 200)教育経済学Educational Economics
荒木 宏子Hiroko ARAKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | C7199 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木5/Thu.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(新)Category (2019) |
展開科目 選択必修(領域別) 発達・教育 |
カテゴリー(旧)Category (2017) |
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Outline (in English)
In this course we'll learn to employ basic methods in Economics to analyze several subjects on education, with a special focus on topics that are familiar to everyone, such as the role of education and its impact on society and the individual. Why did you decide to enter the University? Why does the government fund the management of schools with taxes? What would happen if education became free for everyone? Economics provides a set of tools for answering to these and many other related questions in a logical way, so let's learn about them.
Learning Objectives:
There are two main goals of this lecture. The first is to deepen the capability to consider various issues related to school education and university education, and to gain an opportunity to reconsider one's own university life. The other is to acquire an economic way of looking at and analyzing things, and to acquire the ability to logically consider not only education but also a wide range of social issues.
Learning activities outside of classroom:
The following preparation and review may be required.
・Find articles and other materials related to the issues discussed in the lecture, summarize the author's arguments, and write a report in which you express your own thoughts.
・Submit reports summarizing your own opinions and answers to the exercises related to the lecture content.
・There is a possibility that you will make a presentation of the above in the lecture.
The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
Grading criteria:
Usual performance points: about 45% (mid-term report, answers to exercises and reaction papers in the lecture. Active participation such as opinions in lectures.)
Final report: about 55%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義は、経済学の基礎的な考え方や分析手法を用いて、教育に係る諸問題、とりわけ、皆さんにとって身近な学校や大学での教育の役割や効果について考察を深めることを目的とする。皆さんはなぜ大学へ進学したのでしょうか? なぜ政府は税金を用いて学校を運営するのでしょうか?大学の学費を無償化すると何がおこるのでしょうか? 皆さん自身や、さらに次の世代の学び方に係るこれらの問いに対し、論理的な考察を深めるための道具として、経済学の基礎的な概念や手法を学びましょう。
到達目標Goal
本講義の主な到達目標は2つあります。ひとつは、皆さんにとって身近な学校教育や大学教育に係る諸問題に対する考察を深めることで、自分の大学生活をとらえなおすきっかけを得ること。もうひとつは、経済学的なものの見方、分析の仕方を身につけ、教育のみでなく広く社会問題を論理的に考察する力を身に着けることです。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
座学(インプット)に限らず、皆さんからのコメント発表などを、受講人数に応じて取り入れます。座学形式の講義の回も、演習問題やリアクションペーパーの提出を求めます。講義への積極的な参加が求められることを念頭に、履修を決断してください。また、講義期間における、新型コロナウィルス感染症にかかる様々な状況と講師の健康問題等を踏まえ、原則オンラインでの講義実施(講義時間リアルタイムでのzoom配信の予定)となります。講義形式については、都度、学習支援システムや講義内にてご説明をします。
課題等に対するフィードバック方法:受講人数にもよりますが、基本的に、レポート等の課題の提出・フィードバックは学習支援システムを通じて行う予定です。受講人数が多くなった場合などには、授業時間内やオフィス・アワーを別途設けるなどして、適宜、課題等に関する講評や解説をまとめて行うこともあります。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:イントロダクション
教育を経済学で考える。受講希望理由書の提出。
第2回[オンライン/online]:教育の経済学のはじまり
なぜ人は教育を受けるのか?教育の効果やその在り方を経済学的に考える。本講義全般の問題意識。
第3回[オンライン/online]:教育・学歴の経済学的効果(1)
なぜ大学へ行くのか?「消費」と「投資」。人的資本理論をベースに教育の収益率を考える。
第4回[オンライン/online]:教育・学歴の経済学的効果(2)
あなたの大学進学が、「あなた」や「社会」にもたらす経済学的メリット。
第5回[オンライン/online]:教育・学歴の経済学的効果(3)
なぜ大卒者の所得は中高卒者より高いのか?経済学的概念からその理由を考える。
第6回[オンライン/online]:教育の効果に係る経済学的実証分析(1)
世界における教育経済学の系譜と実証研究の紹介。
第7回[オンライン/online]:教育の効果に係る経済学的実証分析(2)
教育・職場での学びが賃金や働き方、仕事以外の生活に与える影響。
第8回[オンライン/online]:中間レポート発表、討論
講義前半の論点、トピックに係るレポートの提出、発表など。
第9回[オンライン/online]:教育政策の経済学的評価(1)
二つの評価基準:効率性と公平性。
第10回[オンライン/online]:教育政策の経済学的評価(2)
教育の効果とは何か?学力の伸びとは何か?政策評価手法の基礎。
第11回[オンライン/online]:教育政策の経済学的評価(3)
日本、世界における教育経済学実証研究における政策評価手法。
第12回[オンライン/online]:教育政策の経済学的評価(4)
日本、世界における実証分析の紹介。
第13回[オンライン/online]:教育は何をもたらすのか?
教育への公費支出の意義、教育費支出の国際比較、教育が社会の効率・公平にもたらす影響。
第14回[オンライン/online]:講義のまとめ。期末レポートについて。
講義のまとめと、期末レポートの提出に係る質問等の時間を設ける。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
受講人数に応じ講義の形式が変わるため、あくまで想定ですが、下記のような予習、復習を求める可能性があります。
・講義で取り上げた内容に関わる論文、調査、学術雑誌などでの論考を探し、筆者の主張をまとめた上で、講義で身に着けた観点から自身の考察を述べるレポートの作成。
・講義内容に係る演習問題の回答や、自身の考察をまとめたレポートの提出。
・講義内で上記の発表を行う可能性もあります。
・自主的に課題に取り組む姿勢が求められます。
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
とくに用いません。
参考書References
授業の中で、適宜紹介し、必要に応じて参考資料を作成し配布します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点:45%程度(中間レポートや講義内での演習問題・リアクションペーパーへの回答。講義での意見などの積極的な参加。)
期末レポート:55%程度
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
とくになし。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
とくになし。
その他の重要事項Others
この講義では、経済学の基礎的な概念や分析手法を学習しますが、高校数学以上を用いた解説などを行う予定はありません。よって、予備的な数学の学習などは特に必要ありません。受講人数や参加者の希望により講義内容や形式を一部変更する可能性があります。このため、履修希望者は、必ず第1回の講義に出席し、ガイダンスを聴くとともに、受講希望理由書(200~400字)を学習支援システムより提出していただきます。提出方法は、講義開始の一週間ほど前に学習支援システムよりアナウンスいたします。第1回の講義に出席できない方で履修を希望する方は、事前にメール(hiroko.araki.45@hosei.ac.jp)にて連絡をください。