キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
EDU200MA(教育学 / Education 200)教育政策Educational Policy
村上 純一Junichi MURAKAMI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | C7191 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(新)Category (2019) |
展開科目 選択必修(領域別) 発達・教育 |
カテゴリー(旧)Category (2017) |
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Outline (in English)
【Course Outline】
It seems to be unusual to think about education as a content of public policies. However, almost all of the educational activities are planned as 'policy', and are implemented as such. In this lesson, we overview the educational policies of contemporary Japan and think of their purposes and issues. First, we treat the policy about nursing and pre-school education. Second, we treat the policy about school education. And, at last, we treat the policy about lifelong education. From the viewpoint of life stages, we consider the public policies of Japanese education.
【Learning Objectives】
Understanding three points below.
ⅰ)Issues of today's education policy
ⅱ)Ideals of educaton policiy
ⅲ)The importance and roles of each school stages
【Learning Activities outside of Classroom】
It takes two hours to make a preparation of one lesson, and it also takes two hours to review one lesson.
【Grading Criteria/Policy】
Mid-term Report(40%)& Terminal Report(60%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
「教育」と「政策」とを結びつけて考える機会は、日常ではあまり多くないかもしれません。しかし、実際にはほとんどの教育活動は「政策」として策定され、それに則って実施されています。この授業では、教育に関する今日の「政策」を俯瞰し、そこに込められた目的や実施上の課題、今後の政策展望などを考えていきます。人のライフキャリアの視点も踏まえ、保育・就学前教育に関する政策から生涯学習政策までの段階に沿いながら今日の教育政策を考察したのち、今日における教育に関する諸問題をそれに関連する政策の観点から考え、理解を深めていきます。
到達目標Goal
以下の各点について、当事者の視点で考え、理解できるようになることが目標です。
1)今日の教育政策における課題・問題点
2)公教育をめぐる諸政策の望ましい在り方
3)個々人のライフキャリアにおける各学校段階の意義・役割
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業はオンデマンドでのオンライン講義形式で行います。学習支援システムを活用した質疑応答なども取り入れ、教員の講話一辺倒ではなく双方向のやり取りもある授業となるように努めていきます。また映像資料等も適宜ご紹介し、視聴覚教材を通した理解の深化も図っていきます。各回の授業においていただいたご質問は翌週の授業でご紹介することでフィードバックし、受講生間でも共有して更なる理解の深化に繋げていきます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:イントロダクション
「政策とは何か」を、教育と関連づけて考える。
第2回[オンライン/online]:キャリア教育政策概観
1990年代末から今日に至るまでのキャリア教育政策の展開を、進路指導改革や若者支援政策との関連を踏まえて整理し、理解する。
第3回[オンライン/online]:保育・就学前教育政策
幼保一元化等の近年の政策動向とも絡めて、保育・就学前教育をめぐる政策を理解する。
第4回[オンライン/online]:初等中等教育政策
初等中等教育(小中高)段階における政策を、教育課程・教員・財政などの視点から理解する。
第5回[オンライン/online]:高等教育政策
大学入試改革など近年の諸改革も含め、高等教育をめぐる政策の変遷を理解する。
第6回[オンライン/online]:社会教育・生涯学習政策
学校外での学び、大人の学びをめぐる政策の動向を理解する。
第7回[オンライン/online]:今日のカリキュラム改革
最新の学習指導要領改訂や道徳教科化、外国語教育の拡充など、教育課程・カリキュラムに関する最新の政策動向を理解する。
第8回[オンライン/online]:学力テスト政策
国や自治体の学力調査や国際学力調査の結果や、その教育課程への反映状況などを理解する。
第9回[オンライン/online]:学校の「安心・安全」に関する政策
教育現場の「安心・安全」を守るための政策上の工夫や課題を考える。
第10回[オンライン/online]:いじめ問題に関する政策
「いじめ防止対策推進法」など、いじめ問題をめぐる政策の動向を理解する。
第11回[オンライン/online]:不登校・「子どもの貧困」をめぐる政策
不登校や「子どもの貧困」対策として策定・実施されている諸政策を理解する。
第12回[オンライン/online]:学校の「働き方改革」
教員の過酷な勤務実態と、その改善方策として考案されている政策について理解する。
第13回[オンライン/online]:少子化に関する教育政策
学校統廃合など、少子化に関連する教育政策について理解する。
第14回[オンライン/online]:授業のまとめ
授業全体をふりかえり、今日の教育政策のポイントを整理する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
各回、次の回の内容に関する予習課題を提示します。それに取り組んだ上で授業に参加するようにしてください。また各回の資料の末尾には関連する参考文献リストを添付します。1冊以上は必ず目を通すようにしてください。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特定のテキストは使用しません。各回、資料を配布します。
参考書References
資料の末尾に、各回の内容に即した参考文献リストを添付します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は中間レポートと学期末レポート、2つのレポート課題を綜合して行います。比率は中間レポート40%、期末レポート60%です。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
前年度は、基本的にはテキスト資料を配布してそれを読んでいただく形で授業を行いました(授業動画はほとんど使用していません)が、「通学時間や空きコマを有効に使えた」というお声を多くいただいたので、今年度も原則としてその形態で授業を進めていきたいと思います。また、課題提出や質問受付の期限を学期末間近に固めたぶん、課題を溜め込んでしまったというお声も上がっていましたので、こちらの指示に則ればコンスタントに課題に取り組んでいただけるよう締切日時の設定等の工夫をしていきたいと思います。