キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
EDU200MA(教育学 / Education 200)学校論Ⅲ(キャリア教育)Lifelong Learning Ⅲ
児美川 孝一郎Kouichirou KOMIKAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | C7175 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(新)Category (2019) |
展開科目 選択必修(領域別) 発達・教育 |
カテゴリー(旧)Category (2017) |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This course introduces the current condition and issues of career education in Japan.
The goal of this course is to understand the theory and practice of career education.
Students will be expected to work on the indicated task after each class meeting.
Your overall grade in the class will be decided based on in-class contribution (40%) and term-end report (60%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
日本におけるキャリア教育の現状と課題
到達目標Goal
① キャリア教育とはなにか,その教育方法はいかにあるべきか,なぜキャリア教育が必要なのか等について,基本的な概念や考え方を理解する。
② 日本におけるキャリア教育の登場と展開の経緯について,基本的な事実,データ,社会的背景等を知るとともに,現状における問題点や課題を適切に理解する。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
※ 2021年度の本授業は,学習支援システムを活用した資料配信を軸にしながら,Zoomによるリアルタイム・オンライン授業を補佐的に組み合わせて実施する。
講義形式の授業であるが,可能な範囲で,受講者からの質疑や意見を求めたり,小課題の提出を求めたりする。
諸外国におけるキャリア教育の展開について,比較研究的な視点を持つことは重要であるが,本授業の対象は,主要には日本の学校教育におけるキャリア教育である。諸外国の事例については,日本との対比において参考になる点を示唆するにとどめる。
本授業の守備範囲は,日本におけるキャリア教育の歴史,理論,政策,学校レベルにおける施策である。
提出されたリアクションペーパーや課題等へのフィードバックは,次回の授業の最初にまとめて行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:イントロダクション
授業計画について概説するとともに,基本概念である「キャリア教育」について,本講義における共通理解の前提を確かめる。
2[オンライン/online]:職業教育からキャリア教育へ
内外のキャリア教育の成立史を概説し,職業教育とキャリア教育との異動について解説する。
3[オンライン/online]:権利としてのキャリア教育
いま,なぜキャリア教育が必要なのかという点とかかわって,権利としてのキャリア教育について解説する。
4[オンライン/online]:日本における職業指導と進路指導
戦前・戦後の日本における職業指導・進路指導の歴史について概説し,それぞれの時期における特徴や問題点について考察する。
5[オンライン/online]:進路指導改革としてのキャリア教育
現在のキャリア教育の源流のひとつとして,1990年代前半の進路指導改革の動きについて概説する。
6[オンライン/online]:若年就労支援策としてのキャリア教育
現在のキャリア教育の源流のもうひとつとして,政府レベルでの若年就労支援策の展開について概説する。
7[オンライン/online]:日本のキャリア教育の現状と課題
キャリア教育の登場以降の学校現場における取り組みを概観し,その特徴と問題点について考察する。
8[オンライン/online]:職場体験・インターンシップ
キャリア教育への取り組みとしての職場体験・インターンシップについて,現状と課題を考察する。
9[オンライン/online]:進路指導としてのキャリア教育
キャリア教育への取り組みとしての進路指導について,現状と課題を考察する。
10[オンライン/online]:教科教育を通じたキャリア教育
キャリア教育への取り組みとしての教科を通じてのキャリア教育について,現状と課題を考察する。
11[オンライン/online]:キャリア教育を志向した教育課程づくり
キャリア教育を志向した教育課程づくりについて,学校の事例等も示しつつ,考察する。
12[オンライン/online]:キャリア教育の担い手と組織体制
キャリア教育の担い手と学校内の組織体制のあり方について,現状と課題を考察する。
13[オンライン/online]:外部との連携
キャリア教育をすすめていくうえで不可欠な外部との連携について,いくつかの事例を踏まえて,考察する。
14[オンライン/online]:これからのキャリア教育
諸外国におけるキャリア教育への取り組みを紹介しつつ,日本のキャリア教育の現時点での到達点を確認し,今後の課題について考察する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
次回の授業内容については,前回授業時に予告されるので,自分なりの問題関心を深め,事前に資料・データ等を調べたうえで,授業にのぞむこと。
それぞれの授業時に紹介される参考文献については,自主的に読んでおくこと。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
特に定めない。
参考書References
児美川孝一郎『権利としてのキャリア教育』明石書店
児美川孝一郎『若者はなぜ「就職」できなくなったのか』日本図書センター
児美川孝一郎『キャリア教育のウソ』ちくまプリマー新書
児美川孝一郎『夢があふれる社会に未来はあるか』ベスト新書
授業時にも,随時,紹介していく。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(40%)
レポート提出(60%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講者に対するフィードバックを大切して授業運営をすすめる。
その他の重要事項Others
この授業は,情報の読解・分析力,課題発見・解決力の養成につながる諸課題を,授業運営の中に組み込んでおり,広い意味での受講生の就業力育成に資する。