キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
BSP100MA（初年次教育、学部導入教育及びリテラシー教育 / Basic study practice 100）発達・教育キャリア入門ＤIntroduction to Education & Development D
寺崎 里水Satomi TERASAKI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | C7057 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 1～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（新）Category (2019) |
基幹科目 選択必修（領域別） 発達・教育 |
| カテゴリー（旧）Category (2017) |
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Outline (in English)
Course Outline: Students will learn the fundamentals of understanding inequality and disparity by focusing on the relationship between education, schools and social structure.
Learning Objectives:
(1) To be able to understand how "questions" are formulated about social events and the differences in positions.
(2) To be able to utilize group work in collaboration with others as an opportunity for learning.
(3) To be able to search for appropriate government statistics, understand their contents, and use them.
(4)To be able to understand that what we do with good intentions may have unintended consequences.
Learning Activities Outside of Classroom: Preparation and review should be 2 hours each.
Grading Criteria: Reaction papers and mini-assignments: 40%, final exam: 60%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
教育や学校と社会構造の関係に着目して格差や不平等をとらえるための基礎的な知識を学ぶ。
日本は学歴社会なのか、学校歴社会なのか。
社会階層とはなにか、どうやって把握できるのか。
社会階層間の格差が拡大しているというのは本当か。
教育機会や労働市場の地域間格差をどうやって捉えるのか。
東京都立高校の入学者定員が男女別に定められているのはなぜ「不平等」なのか。
一方で、理系の大学で女子限定の推薦枠をつくることはどうして「不平等」とされないのか。
そもそも「不平等」は社会政策的にどのように把握され、「問題」とされてきたのか。
といったような事柄をアカデミックに考えるための入門科目である。教育社会学の知識をベースとし、適宜、社会学や経済学の知見を紹介する。
到達目標Goal
①社会事象に対してどのように「問い」が立てられているのか、その立場の違いを理解できる。
②他者と協働して行うグループワークを学びの機会として活用できる。
③適切な官公庁統計データを探し、利用することができる。
④よかれと思ってしていることが、意図せざる結果をうむ可能性があることを理解する。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
対面による講義とグループワークを用いる。内容の専門性が高いので、リアクションペーパーやミニ課題を通じて、理解度の把握に努める。またフィードバックを授業内で丁寧に行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：イントロダクション：教育と機会の平等
導入として、教育と機会の平等について考える。授業の進め方の説明、授業の概要と目的の理解。
第2回[対面/face to face]：教育と社会移動
社会移動という考え方、教育達成、社会的地位達成
第3回[対面/face to face]：教育拡大
経済発展と教育、機能主義モデル、人的資本モデル、コンフリクトモデル、女性の進学率上昇
第4回[対面/face to face]：研究事例：人口減少時代の学校教育
マンパワー要請から地域人材育成へ
第5回[対面/face to face]：教育と選抜１：選抜という考え方
メリトクラシー、機能主義理論、葛藤理論、スクリーニング理論
第6回[対面/face to face]：パラダイム転換と不平等論争
社会化への着目、解釈主義的アプローチの登場
第7回[対面/face to face]：教育と選抜２：社会集団と教育
コレスポンデンス理論、能力の社会的構成説、再生産理論
第8回[対面/face to face]：選抜機関としての学校
学校のなかで何が起きているのか。教師やカウンセラーの再生産への関与。
第9回[対面/face to face]：研究事例：学校に行けない子供
登校拒否から不登校へ。問われる「学校」のあり方。
第10回[対面/face to face]：学校の社会学
学校で私たちは何を学んでいるのか。規律訓練、管理される身体。テストの社会学。
第11回[対面/face to face]：日本における格差への着目
地域、家族、学力、階層の固定化
第12回[対面/face to face]：研究事例：子供の貧困
貧困とはどういう状態か。量的、質的把握。
第13回[対面/face to face]：大人になることの延長
学校から社会への移行という研究課題。人生においてますます重要性が増す「学校教育」。
第14回[対面/face to face]：試験と全体の振り返り
授業内試験を実施するとともに、全体の授業の振り返りを行う。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
入門科目なので、知識の定着と活用を求める。グループワーク課題によっては、授業時間外の予習を求めることがある。その場合、事前に指定された準備をしてこないとグループワークに十分に参加できないので注意すること。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。フィードバックについて、次の授業の初めにリアクションペーパーやミニ課題のいくつかを取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。
テキスト（教科書）Textbooks
なし
参考書References
植上一希・寺崎里水編『わかる・役立つ教育学入門』大月書店、2021年
カラベル＆ハルゼー編『教育と社会変動（上）』東京大学出版会、1980年
成績評価の方法と基準Grading criteria
リアクションペーパーおよびミニ課題40％、最終試験60％。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
今回から担当者が変わったためとくになし。