キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
【2016年度以前入学者用】職業指導(仕事の場と学び)Study on Vocational Guidence (Training and Learning)
高橋 浩Hiroshi TAKAHASHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | C4758 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間授業/Yearly |
曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 4 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(新)Category (2019) | 関連科目 |
カテゴリー(旧)Category (2017) |
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Outline (in English)
(Course outline) This Course deals with theories and skills for career guidance that can cope with life career. It includes not only vocational choices, but also career development and career transitions.
(Learning Objectives) The goals of this course are to understand the career theories and counseling theories and to learn attitudes and skills to support people based on these theories.
(Learning activities outside of classroom) Students will be expected to have read the relevant chapter(s) from the text before each class meeting, and also to summarize the application of their learning content after each class meeting. Your required study time is at least four hours for each class meeting.
(Grading Criteria /Policy) Final grade will be calculated according to the following process spring-term-end report (30%), fall-term-end practical examination (30%), and in-class contribution(40%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本授業では、学生から社会人における様々なキャリア上の転機に対応できるような職業指導(進路指導)のための諸理論および方法を学ぶ。職業指導の場面は単に学校から社会へ移行する際の職業選択の支援だけにとどまらない。社会人になってから遭遇する様々なライフイベントや転機を乗り越えるための支援や、より良い職業生活へと導く開発的支援を習得する必要がある。
到達目標Goal
職業指導(進路指導)に求められるキャリア理論・カウンセリング理論について論理的に説明ができる。
職業指導・進路指導に必要な基礎的なキャリア支援技法を習得し、他者に対する支援的な態度と言動が取れる。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
原則、対面授業で実施する(ただし、第1回はオンラインZoomで実施する)。
本科目では、講義の他に、グループワークやディスカッション、ロールプレイを行い、職業指導について実践的に習得していく。毎回、リアクションペーパーを提出してもらい、次回の授業冒頭にてコメントや補足などのフィードバックを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:職業指導・進路指導の歴史①(米国編)
米国において職業指導・進路指導がどのような歴史をたどって発展してきたのかについて理解する。
2[対面/face to face]:職業指導・進路指導の歴史②(日本編)
日本における職業指導・進路指導の発展の歴史と今日的課題および意義(学習指導要領を含む)について理解する。
3[対面/face to face]:職業選択としての職業指導・進路指導の理論①(マッチング理論)
人の特性と職業のマッチングの理論であるパーソンズおよびホランドの理論を理解し、その活用方法を学ぶ。
4[対面/face to face]:職業選択としての職業指導・進路指導の理論②(意思決定の理論)
ジェラットやヒルトンの理論をもとに、職業選択の合理性と不確実性について理解し、その活用方法を学ぶ。
5[対面/face to face]:職業選択としての職業指導・進路指導の理論③(学習と偶発性)
クルンボルツの理論をもとに、職業選択の学習による影響と偶発性について理解し、その活用方法を学ぶ。
6[対面/face to face]:職業選択としての職業指導・進路指導の理論④(転機への対処)
シュロスバーグの理論をもとに、転機への対処について理解し、その活用方法を学ぶ。
7[対面/face to face]:生涯発達としての職業指導・進路指導の理論①(発達段階とアイデンティティ)
エリクソンの心理-社会的発達理論をもとにライフステージ毎の発達課題やアイデンティティについて理解し、職業との関連について学ぶ。
8[対面/face to face]:生涯発達としての職業指導(進路指導)の理論②(キャリア・ステージ理論)
ギンズバーグやスーパー、レビンソンの理論をもとにキャリアの発達段階と発達課題について理解し、その活用方法を学ぶ。
9[対面/face to face]:意味形成としての職業指導・進路指導の理論①(働く意味の形成)
ハンセンやサビカスの理論をもとに、働く意味の形成とキャリア発達との関連について理解を深める。
10[対面/face to face]:意味形成としての職業指導・進路指導の理論②(関係性アプローチ)
ホールの関係性アプローチについて理解し、キャリア形成と人間関係の関連について学ぶ。
11[対面/face to face]:組織における職業指導・進路指導の理論①(人事制度)
企業・組織における人事制度、特に年功賃金制と成果主義(目標管理制度など)について理解する。
12[対面/face to face]:組織における職業指導・進路指導の理論②(キャリア・アンカー)
企業・組織におけるキャリア形成理論やキャリア・アンカーについて、シャインの理論の有効性と限界を理解し、活用方法について学ぶ。
13[対面/face to face]:学びの場としての職業
経験学習理論や組織学習理論について理解し、「学びの場」としての職業について理解する。
14[対面/face to face]:試験・まとめ
試験として理論の有効性と限界、活用方法について各自のまとめを発表し、ディスカッションと解説を行う。
15[対面/face to face]:キャリア支援の種類と機能
キャリアガイダンス、キャリアカウンセリング、キャリア教育のそれぞれの意味と機能について学ぶ。
16[対面/face to face]:キャリアカウンセリングの概要
キャリアカウンセリングとは何か、面談による支援・指導とは何かについて、ディスカッションを通じて学ぶ。
17[対面/face to face]:支援者としての自己理解と他者理解①(無意識と自己)
フロイト、ユング、バーンの理論にもとづいて無意識と抑圧など心の働きについて学ぶ。
18[対面/face to face]:支援者としての自己理解と他者理解②(認知理論)
ベックの認知療法やエリスの論理療法などの認知理論にもとづいて、認知変容・自己理解と問題解決について学ぶ。
19[対面/face to face]:支援者としての自己理解と他者理解③(学習理論)
3つの学習理論(古典的学習、オペラント学習、観察学習)にもとづいて、行動変容と問題解決の関係について学ぶ。
20[対面/face to face]:支援者としての自己理解と他者理解④(自己理論・来談者中心療法)
ロジャーズの自己理論(来談者中心療法)にもとづいて自己概念の働きと、自己一致/自己不一致について学ぶ。
21[対面/face to face]:アセスメントのしくみと解釈①(フォーマルアセスメント)
フォーマルアセスメントの考え方と実施方法、支援への適用方法について、グループワークを通じて体験的に学ぶ。
22[対面/face to face]:アセスメントのしくみと解釈②(インフォーマルアセスメント)
インフォーマルアセスメントの考え方と実施方法、支援への適用方法について、グループワークを通じて体験的に学ぶ。
23[対面/face to face]:職業指導の演習①(関係構築:態度と関わり技法)
面談初期の関係構築で必要となる基本的態度や関わり技法について、ロールプレイを通じて学ぶ。
24[対面/face to face]:職業指導の演習②(自己探索支援:質問技法)
面談中期の自己探索支援において用いられる質問技法の種類や効果、問いの立て方について、ロールプレイを通じて学ぶ。
25[対面/face to face]:職業指導の演習③(行動化支援:目標設定と計画・実行の支援)
面談後期の行動化支援で行われる目標設定とその計画・実行の支援について、解決志向アプローチに基づいた支援を学ぶ。
26[対面/face to face]:職業指導の演習④(支援の構造化:支援のプロセス)
複数の汎用的なカウンセリング・プロセス・モデルを学び、面談の組み立て方(構成)について、ロールプレイを通じて学ぶ。
27[対面/face to face]:総合的演習
これまで学んだ理論・技法を総合的に用いたロールプレイを行い、職業指導の導入部における望ましい支援方法を体験的に習得する。
28[対面/face to face]:試験とまとめ
試験として、面談場面を想定したロールプレイを行い、結果についてのフィードバックを行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業前に、次回該当する理論・技法についてテキストおよび参考図書などで概要の把握と疑問点や意見をまとめて、授業当日のディスカッションに備えておくこと(2時間)。
授業後は、学習した内容が、就職活動や職業生活の中でどのように活用可能であるかを検討して整理する(2時間)。
テキスト(教科書)Textbooks
『新時代のキャリアコンサルティング―キャリア理論・カウンセリング理論の現在と未来』労働政策研究・研修機構編(労働政策研究・研修機構)
参考書References
『進路指導・キャリア教育の理論と実践』吉田辰雄・篠翰著(日本文化科学社)
『新版 キャリアの心理学』渡辺三枝子編著(ナカニシヤ出版)
『カウンセリングの理論』國分康孝著(誠信書房)
『小学校学習指導要領』
『中学校学習指導要領』
成績評価の方法と基準Grading criteria
・職業指導(進路指導、キャリア)の理論のその方法の理解について:春学期末のレポート課題(30%)
・カウンセリング理論とその支援技法について:秋学期末の実技試験(30%)
・ディスカッション等への参加姿勢(40%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
実際の指導場面を踏まえたディスカッションとロールプレイをより多く行い実践力を強化する。