社会学研究科Graduate School of Sociology
SOC500E1－0202（社会学 / Sociology 500）社会学研究３Topics in Sociology ３
水島 久光
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学研究科Graduate School of Sociology |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | X6344 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期集中/Intensive(Spring) |
| 曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 修士課程「社会学特殊研究６」と合同 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
How to search for the materials you need to do sociological research? How to raise sociological questions from the encounter with materials? Practical lessons using archives and materials facilities.
Learning Goal ： Students are required to use archives and
resource facilities, formulate actual questions, conduct analyt-
ical exercises and write essays. This term, with the theme of
the ’Asian Pacific War’, the aim is to develop evidence-based
argumentation skills by considering the relevance between
sources and the challenges of media representation.
Learning activities outside of classroom:The standard
preparation and review time for this class is 2 hours each. It is
not possible to collect sufficient material, conduct field research
(visits), analyse and review in each class period. Each lesson
will indicate what you need to prepare for the next lesson, so
please aim to prepare accordingly.
Grading Criteria ： Evaluation is based on submission of
interim report (30%), final report (30%), research plan （10%)
and visit notes (10%) (80% in total) + participation and content
of discussions (20%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
社会学的探究を行う上で、必要な資料の探索はどのように行うのか。あるいは逆に資料との出会いからどのように社会学的な問いを立ち上げるのか。アーカイブや資料施設を利用した実践的な授業を行います。
到達目標Goal
履修者は、アーカイブや資料施設を利用し、実際に問いを立て、分析実習を行い、小論文を作成します。今期は「アジア太平洋戦争」をテーマに、資料間の関連性と、メディア表現の課題を考えることにより、エビデンスに基づく論述スキルを身につけることを目標とします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
・本授業は対面形式で実施する。
＜前半＞
8月1日（3、4限）アーカイブ研究と「戦争」（講義）
8月2日（3～5限）放送アーカイブと映像分析、研究テーマの設定（講義＋演習）
8月3日（3～5限）戦争資料館と一次資料の保全、フィールドワーク（講義＋演習）
＜後半＞
8月10日（3～5限）中間報告とディスカッション（演習）
8月12日（3～5限）最終報告と「戦争」研究の今後（演習＋講義）
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：アーカイブ研究と「戦争」（１）
社会学研究とアーカイブの関係／デジタルアーカイブの発展史
第2回[対面/face to face]：アーカイブ研究と「戦争」（２）
アジア太平洋戦争に関する資料の保全・継承の課題
第3回[対面/face to face]：放送アーカイブについて
NHKアーカイブス、放送ライブラリーほかの施設利用について。
第4回[対面/face to face]：映像分析の方法
どのように映像に向き合うのか、映像文法と意味解釈。
第5回[対面/face to face]：研究テーマの設定
核となる映像の選択、研究計画の立案
第6回 [対面/face to face]：戦争関連資料の現状
現状と課題サマリー。
第7回[対面/face to face]：都内（近郊）資料館のフィールドリサーチ（１）
２館以上を訪問。訪問メモの作成。
第8回[対面/face to face]：都内（近郊）資料館のフィールドリサーチ（２）
２館以上を訪問。訪問メモの作成。
第9回[対面/face to face]：中間報告（１）
問題設定、資料分析の報告。
第10回[対面/face to face]：中間報告（２）
問題設定、資料分析の報告。
第11回[対面/face to face]：改善に関するディスカッション
追加調査の計画。
第12回[対面/face to face]：最終報告（１）
得られた知見は何かについて報告。
第13回[対面/face to face]：最終報告（２）
得られた知見は何かについて報告。
第14回[対面/face to face]：まとめ講義
戦争の歴史をいかに継承していくか、討議。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。各回の授業時間内では、十分な資料の収集、フィールドリサーチ（訪問）、分析・検討はできません。次回の授業日までに到達すべきラインを示しますので、それを目指して準備を行ってください。
テキスト（教科書）Textbooks
水島久光『戦争をいかに語り継ぐか：「映像」と「証言」から考える戦後史』（NHK出版、2020）
参考書References
日本平和学会編『戦争と平和を考えるNHKドキュメンタリー』（法律文化社、2020
福間良明『戦後日本、記憶の力学』（作品社、2020）
米倉律『「八月ジャーナリズム」と戦後日本』（花伝社、2021）
桜井均『テレビは戦争をどう描いてきたか』（岩波書店、2005）
成績評価の方法と基準Grading criteria
中間報告（4日目：30％）、最終報告（5日目：30％）、研究計画（2日目：10％）、訪問メモ（3日目：10％）の提出（計80％）＋ディスカッションの参加・内容（20％）で評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
映像視聴可能なPCを各自用意のこと。
その他の重要事項Others
必要に応じてZOOMで連絡をとります。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞社会学、情報記号論、アーカイブ研究＜研究テーマ＞メディアと公共性、表現と倫理＜主要研究業績＞『戦争をいかに語り継ぐか』（NHK出版、2020）『「新しい生活」とはなにか』（書籍工房早山、2021）、『メディア分光器』（東海教育研究所、2017）など著書多数。