社会学研究科Graduate School of Sociology
SOC600E1－2101（社会学 / Sociology 600）メディア社会学基礎演習２Basic Seminar in Sociology of Media and Communications 2
小林 直毅
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学研究科Graduate School of Sociology |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | X6020 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 土3/Sat.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
Course outline:
In this course, in order to consider social phenomena and social issues academically, we aim to form research qualities that can broadly and systematically illuminate the possibilities and issues of the media.
Learning objectives:
The goal of this course is to understand how media studies should structure problems, set research goals, and summarize what research results are in academic papers.
Learning activities outside of classroom:
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Grading Criteria /Policies:
Your overall grade in the class will be decided based on the following.
Sharing report: 50%. Participation in discussion: 50%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
メディアコースに入学した大学院生として求められる、メディア研究の基礎となる理論と方法を学ぶ。けっしてメディアの世界だけに内向きに狭く閉じこもった問題構成を図ることなく、社会的現象や社会的課題を学術的に考察していくために、人間の認識と存在を可能にする技術と制度としてのメディアの可能性と課題を広範、かつ系統的に解明することのできる研究資質の形成を図る。
到達目標Goal
メディア研究が、どのように問題構成を図り、研究目標を設定し、どのような研究成果を、どのようにして学術論文としてまとめていくべきかを理解し、実践していくことができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
メディア研究の基礎として不可欠な理論と方法、その実践的可能性を論じたテキストを、各自の研究テーマに即して分担報告者を決めて、毎回、報告とディスカッションを重ねていく。
課題等へのフィードバックは、各回の授業内で行う。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：オリエンテーション
授業概要の説明と、秋学期のスケジュール確認。
第2回[対面/face to face]：研究テーマと問題構成
夏季休暇中の研究成果に即した、分担報告の決定。
第3回[対面/face to face]：メディア研究とは何か（１）
テキスト19～78頁の分担報告。
第4回[対面/face to face]：メディア研究とは何か（２）
テキスト19～78頁の分担報告。
第5回[対面/face to face]：理論と方法（１）
テキスト79～130頁「テクストの要求と分析の戦略」の分担報告。
第6回[対面/face to face]：理論と方法（２）
テキスト79～130頁「テクストの要求と分析の戦略」の分担報告。
第7回[対面/face to face]：問題構成の視点（１）
テキスト131～189頁「経験の諸次元」の分担報告。
第8回[対面/face to face]：問題構成の視点（２）
テキスト131～189頁「経験の諸次元」の分担報告。
第9回[対面/face to face]：中間総括
これまでの報告と議論を振り返って、全員でディスカッション。
第10回[対面/face to face]：実践的課題（１）
テキスト191～246頁「行為と経験のロケーション」の分担報告。
第11回[対面/face to face]：実践的課題（２）
テキスト191～246頁「行為と経験のロケーション」の分担報告。
第12回[対面/face to face]：メディア研究の課題（１）
テキスト247～327頁「意味の構成」の分担報告。
第13回[対面/face to face]：メディア研究の課題（２）
テキスト247～327頁「意味の構成」の分担報告。
第14回[対面/face to face]：総括討論
メディア研究としての各自の論文構想について議論する。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
ロジャー・シルバーストーン（吉見俊哉、伊藤守、土橋臣吾訳）『なぜメディア研究か──経験・テクスト・他者──』せりか書房。
参考書References
伊藤守編著（2009）『よくわかるメディア・スタディーズ』ミネルヴァ書房。
他の参考文献等は、授業を進める過程で適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
分担報告（50%）、ディスカッション（50％）の達成度で評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
該当なし。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞
メディア文化研究
＜研究テーマ＞
メディア／アーカイブ研究、水俣病事件報道研究
＜主要研究業績＞
『メディアテクストの冒険』（世界思想社、2003 年）
『テレビはどう見られてきたのか』（共編著、せりか書房、2003 年）
『水俣学研究序説』（共著、藤原書店、2004 年）
『水俣学講義 [第２集]』（共著、日本評論社、2005 年）
『テレビニュースの社会学』（共著、世界思想社、2006 年）
『「水俣」の言説と表象』（編著、藤原書店、2007 年）
『テレビジョン解体』（共著、慶應義塾大学出版会、2007 年）
『ポピュラーＴＶ』（共著、風塵社、2009 年）
『放送番組で読み解く社会的記憶―ジャーナリズム・リテラシー教育への活用―』（共著、日外アソシエーツ、2012 年）
『メディア・リテラシーの現在―公害／環境問題から読み解く』（共著、ナカニシヤ出版、2013 年）
『ニュース空間の社会学―不安と危機をめぐる現代メディア論』（共著、世界思想社、2014年）
『原発震災のテレビアーカイブ』（編著、法政大学出版局、2018年）