社会学研究科Graduate School of Sociology
SOC500E1－1205（社会学 / Sociology 500）社会学特殊研究１（国際移住の社会学）Special Study in Sociology 1
田嶋 淳子
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学研究科Graduate School of Sociology |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | X6008 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
Course Outline
Graduate school students will study various issues of international migration in the age of globalization
Learning Objectives
Students will understand the realities of international migration and conduct surveys concerning Japan and East Asia.
Learning Activities Outside Class
Students will do assigned readings and read related papers before each class. Standard duration will be two hours.
Assessment
Class presentations (40%), comments on presentations given by other students (20%) and reports (40%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
グローバル化の中での国際移住に関わる諸問題を考える
到達目標Goal
国際移住の現状を把握し、その問題について、日本社会あるいは東アジア諸地域を対象に社会調査を実施することが可能となること
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義を以下の項目について３～4回程度で学んでいく。
①国際移住研究の現状と課題
②国際移住研究に関する概念の検討
③国際移住研究の方法
④日本における国際移住研究の現状と課題
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1講[対面/face to face]：国際移住研究の現在（１）
本講義の進め方と取り上げる文献や資料についての説明。
第2講[対面/face to face]：国際移住研究の現在（２）
Castles & Miller,2011を読み、1990年代までの国際移住研究の現状を学ぶ。
第3講[対面/face to face]：国際移住研究の現在（３）
Castlesらの研究から2000年代以降の研究の展開を学ぶ。
第4講[対面/face to face]：国際移住研究の課題
国際移住研究の現状を踏まえ、その後の理論的展開について、いくつかの論文を参照する。
第5講[対面/face to face]：国際移住研究における概念の検討（１）
アメリカにおける国際移住研究の中のtransnationalism（Smith &Guarnizo,1998)
第6講[対面/face to face]：国際移住研究における概念の検討（２）
ヨーロッパにおける国際移住研究の中のransnationalism,(Faist,2004)
第7講[対面/face to face]：国際移住研究における概念の検討（３）
Diaspora概念の検討
第8講[対面/face to face]：国際移住研究の方法（１）
事例研究１：日本における中国系移住者（田嶋,2010)
第9講[対面/face to face]：国際移住研究の方法（２）
事例研究２：日本における韓国系移住者（田嶋,2010)
第10講[対面/face to face]：国際移住研究の方法（３）
事例研究３：東アジアにおける中国系移住者（田嶋,2010)
第11講[対面/face to face]：日本における国際移住研究の現状（１）
フィールドワーク（実際にフィールドに出て、課題をこなす）
第12講[対面/face to face]：日本における国際移住研究の現状（２）
これまでに学んだことと、フィールドでの知見をあわせて、各自がレポートを作成し、報告する。
第13講[対面/face to face]：国際移住研究（調査研究事例）
アメリカにおける中国系移住者研究の現在（Zhou,2009)
第14講[対面/face to face]：国際移住研究（調査研究事例）
韓国系移住者研究の現在（高、2007)
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
次回までに指定された文献の講読と関連論文の講読
テキスト（教科書）Textbooks
1.カースルズ,S.&ミラー、M.J.2011『国際移民の時代（第４版）』名古屋大学出版会。
１.田嶋淳子､2010『国際移住の社会学』明石書店。その他は講義の中で指示する。
参考書References
1.Hein de Haas,S.Castles & M.J.Miller,2020 The Age of Migration(6th edition),Red Globe Press,London.
2.M.P.Smith &L.E.Guarnizo (eds.),1998, Transnationalism From Below (Comparative Urban & Community Research Vol.6) New Brunswick, NewJersey,Transaction Publishers.
3.T.Faist ed.2004 Transnational Social spaces :Agents, Networks and Institutions ,Aldershot,Ashgate.
4.Zhou,M.2009 The Contemporary Chinese American,Temple University Press.
5.高全恵星監修・柏崎千佳子訳、2007『ディアスポラとしてのコリアン』新幹社。
6.栗田和明編2018『移民と移住』昭和堂。
成績評価の方法と基準Grading criteria
ゼミでの発表（４０％）とコメント２０％、レポート課題４０％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞ 国際社会学、移住・エスニシティ研究、東アジア地域研究
＜研究テーマ＞ グローバル化と社会変容、中国系移住者の比較社会学的研究
＜主要研究業績＞
１．『国際移住の社会学』明石書店、2010年。
２．「中国系ニューカマーズがもたらす地域社会の変容」栗田和明編『移民と移住』昭和堂,2018年
３．「イタリアにおける中国系移住者家族の変遷」『移民政策研究』第13号、66－78ページ、2021年。