政治学研究科Graduate School of Politics
POL600A4-2202(政治学 / Politics 600)国際公共調達研究1Research of International Public Procurement 1
坂根 徹
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 政治学研究科Graduate School of Politics |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | X5520 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
国際政治学専攻 選択科目 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Main theme of this seminar (International Public Procurement Policy 1) is to learn and consider about international public procurement policy of Japan. By taking this seminar, students are expected to acquire related specialized knowledge and also foster the ability to consider and analyze various public procurement policies.
In average, your study time outside of each class will be about 4 hours. Actual needed time will be varied depending on various elements especially when each student is assigned and scheduled presentations and final report submission due date.
Grading will be decided based on presentations and final report (50%), and in-class contribution (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この国際公共調達政策1では、「日本の国際公共調達政策International Public Procurement Policy of Japan」をテーマとする。そして以下の諸項目で記載した要領で学んでいくことを通して、標記のテーマに関して、関連の専門知識を得るとともに、政策的思考力も涵養していくことを目的とする。
到達目標Goal
本科目の到達目標は、国際公共調達政策について、特に日本の公共調達における国際的側面に焦点を当てて理解を深めた上で、各自が関心を持つ具体的なテーマや課題について調査研究を行い、その考察結果を発表し議論するとともに文章にまとめることができるようになることである。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連、特に「DP1」は特に強く関連、「DP2」「DP3」は強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
まずガイダンスで本科目のテーマや進め方について説明した後、各自の問題関心や関連科目・文献等の既習状況を確認する。そして、日本の行政や日本の公共調達の課題について事例と対策を検討し、その公共調達について、WTO政府調達協定やODAにおける公共調達などの国際的な側面を検討する。また、履修者が各自の関心に基づき選定したテーマについて、調査研究を行い、その中間及び最終結果を発表して議論するとともに、レポートを完成させる。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:ガイダンス
本科目のテーマや進め方について説明した後、各自の問題関心を述べる
2[オンライン/online]:日本の行政
日本の公共調達を論じる前提として日本の行政の検討
3[オンライン/online]:日本の公共調達における課題
日本の公共調達における問題事例やその背景についての検討
4[オンライン/online]:調査研究テーマの選定
調査研究テーマについての各自の説明を踏まえた選定
5[オンライン/online]:調査研究テーマの中間発表に向けての検討
各自の調査研究テーマに関する中間発表に向けての検討
6[オンライン/online]:日本の公共調達における課題への対策1
日本の公共調達における課題への組織的側面の対策
7[オンライン/online]:日本の公共調達における課題への対策2
日本の公共調達における課題への実施手法の側面の対策
8[オンライン/online]:調査研究テーマの中間発表
各自の調査研究テーマに関する進捗状況についての中間発表
9[オンライン/online]:調査研究テーマの最終発表に向けての検討
各自の調査研究テーマに関して中間発表を踏まえて最終発表に向けての検討
10[オンライン/online]:WTO政府調達協定と日本
WTO政府調達協定と日本における適用
11[オンライン/online]:日本のODAにおける公共調達
日本のODAにおける公共調達についての検討
12[オンライン/online]:調査研究テーマの最終発表
各自の調査研究テーマに関する最終発表
13[オンライン/online]:調査研究テーマの議論
各自の調査研究テーマに関して最終発表を受けての議論
14[オンライン/online]:調査研究テーマの議論の継続と全体のまとめ
各自の調査研究テーマに関して最終発表を受けてレポート完成に向けての検討や全体のまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習に要する時間は4時間を標準とする。ただこれはあくまで平均であり、実際の必要時間は、様々な要素、特に割り当てられた発表やレポートの締め切りがいつかにより変動がある。各回授業テーマの学習に加えて、特に調査研究発表とレポート提出に向けての事前準備にまとまった時間を充当してしっかり行うこと。
テキスト(教科書)Textbooks
使用しない。
参考書References
開講時やその後の授業で適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
発表・レポートを50%、授業への積極的な貢献度(平常点)を50%として評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
以下の【その他の重要事項】を参照されたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンラインでの履修に必要な機器等。
その他の重要事項Others
上記の授業計画は、実際の授業の進度、履修生の数や関心テーマ・予備知識等により修正・変更されることがある。また、昨年度の大学院科目での履修生のオンライン希望やコロナ禍で得られた知見も踏まえて、オンラインにより実施予定である。
担当教員の専門分野等
<専門領域>国際公共政策・国連研究・行政学等
<研究テーマ>国際公共政策・国連システムの行財政・国際行政・調達行政等
<研究業績の例(単著論文から3篇を抜粋)>
・「国連システムにおける調達行政の意義と企業・NGOの役割」(日本国際連合学会編『国連研究の課題と展望』国連研究第10号、国際書院、2009年に所収)
・“Public Procurement in the United Nations System” (in Khi V. Thai ed., International Handbook of Public Procurement, Taylor and Francis, 2008)
・「国連PKOにおける民間企業の役割と課題―調達の側面に焦点を当てて」(国際安全保障学会編『国際安全保障』第35巻第2号、内外出版、2008年に所収)