法学研究科Graduate School of Law
LAW500A1(法学 / law 500)基礎法特殊研究ⅠIndependent Research on Jurisprudence I
小山田 朋子
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学研究科Graduate School of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | X4300 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月7/Mon.7 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 修士「英米法特殊講義Ⅰ」と合同 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
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Outline (in English)
In this course, students will learn some aspects of modern American law, and compare them with Japanese law.
At the end of the course, students are expected to acquire basic knowledge of American law and to understand how to search legal materials and to prepare for their doctor thesis.
Before and after each class meeting, students will be expected to spend two hours to prepare and understand the course content.
Final grade will be calculated according to preparation and in-class presentation and contribution (100%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
英米法に関する基礎的な文献の講読およびディスカッションを通じて,受講生が、英米法の基本的な知識・考え方・ものの見方を身に付けることを目的とするコースワーク科目である。
到達目標Goal
受講生が、英米法の基本的な知識・考え方・ものの見方を身に付けるとともに、英米法の資料の調べ方や読み方を身に付け、博士論文執筆に活かすこと。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連、特に「DP1」と「DP3」は強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
今年度は、オンラインでの開講となります。日程やZOOMのURL等は、4月5日(月)までに、学習支援システムの「お知らせ」で提示します。
英米法に関する基礎的な文献を取り上げ,受講生と共に読み進めていく。受講生に担当を割り当て,報告を行ってもらった後,全員で討論を行うという形式で進めます。
なお,受講生の研究テーマとの関連により,以下の授業計画における各回のテーマは変更される可能性があります。
授業内および授業外でも学生から質問を受け付け、授業内でフィードバックします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:イントロダクション
導入と次回以降の計画
第2回[オンライン/online]:英米法の調べ方
英米法の法律・判例・論文の調べ方
第3回[オンライン/online]:連邦制
連邦制とは何か?アメリカ法にどのような影響があるか?
第4回[オンライン/online]:判例法主義
判例法主義の意義
第5回[オンライン/online]:違憲立法審査制
違憲立法審査制につきわが国との比較
第6回 [オンライン/online]:陪審制(選任)
陪審の選任手続き
第7回 [オンライン/online]:陪審制(評議)
陪審による評議のあり方
第8回[オンライン/online]:アメリカ契約法(契約の成立と効果)
契約の成立と効果についての判例とリステイトメント
第9回[オンライン/online]:アメリカ契約法(約因法理と契約を破る自由)
約因法理と契約を破る自由についての判例、リステイトメント
第10回[オンライン/online]:アメリカ信託法(信託の成立と効果)
信託の成立と効果についての判例、リステイトメント
第11回[オンライン/online]:アメリカ信託法(受託者の責任;注意義務と忠実義務)
受託者の責任;注意義務と忠実義務についての判例、リステイメント
第12回[オンライン/online]:アメリカ憲法史(建国と憲法制定)
建国と憲法制定の歴史的経緯
第13回[オンライン/online]:アメリカ憲法史(違憲立法審査制の確立)
違憲立法審査制を確立した判例
第14回[オンライン/online]:まとめ
疑問点や論点について
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しない。
授業で使用する資料は、そのつどプリントして配布する。
英文資料を読むために『英米法辞典』と信用できる英和辞典を用意すること。
参考書References
田中英夫『英米法総論 上下』(東大出版会)
樋口範雄『はじめてのアメリカ法』(有斐閣)
判例集:別冊ジュリスト『英米判例百選』および『アメリカ法判例百選』(いずれも有斐閣)
その他の資料は適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
課題の提出及び授業内でのデスカッションを評価対象とします(100%)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。
担当教員の専門分野等
<専門領域>英米法、医事法
<研究テーマ>現代アメリカ法、医事法
<主要研究業績>
『医学と利益相反』(弘文堂 2007)
「医師付随情報の開示とインフォームド・コンセントーー九〇年代アメリカにおける判例の展開」国家学会雑誌118巻1,2号