法学研究科Graduate School of Law
LAW500A1（法学 / law 500）憲法演習ⅢConstitutional Law Seminar III
國分 典子
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学研究科Graduate School of Law |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | X4105 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 木6/Thu.6 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This seminar will focus the recent constitutional topics of family issues.
The purpose of this seminar is to understand the issues of Japanese Constitution concerning family problems.
Before and after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Grading will be decided based on performance as a reporter (50 percent) and in-class contribution (50 percent ).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
リサーチワーク科目である本科目は、日本の憲法上の家族の問題に関するトピックをとり上げ、歴史的観点も踏まえた上で、現代日本の家族問題を理解することを目的とするセミナーです。
到達目標Goal
家族の問題に関わる日本国憲法上の論点を見直し、多角的な観点から理解することができることになることを目標とします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」に関連、特に「DP2」と「DP3」は強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
最近の家族に関わる憲法問題を取り上げ、検討します。人数によるが、レポーターにテーマについての報告をしてもらい、その後、参加者全員で議論して論点を分析します。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：性同一性障害特例法最高裁判決
性同一性障害特例法最高裁判決の内容を理解する。
第2回[対面/face to face]：性同一性障害特例法の検討
性同一性障害法の内容と問題点について理解する。
第3回[対面/face to face]：第1回判例の検討
第1回で取り上げた判例の論点を検討する。
第4回[対面/face to face]：同性婚訴訟
同性婚訴訟判決の内容を理解する。
第5回[対面/face to face]：性的マイノリティの権利と憲法13条
同性婚問題に関連して、性的マイノリティの権利を憲法13条の観点から検討する。
第6回 [対面/face to face]：性的マイノリティの権利と憲法14条
性的マイノリティの問題を平等の観点から検討する。
第7回 [対面/face to face]：台湾の同性婚に関する問題
台湾司法院の同性婚についての判断とその問題点の紹介と検討を行う。
第8回[対面/face to face]：夫婦別姓最高裁判決
夫婦別姓問題に関する最高裁判決の内容を理解する。
第9回[対面/face to face]：夫婦別姓最高裁判決の検討
前回の判決の問題点を検討する。
第10回[対面/face to face]：再婚禁止期間最高裁判決
再婚禁止期間最高裁判決の内容を理解する。
第11回[対面/face to face]：再婚禁止期間最高裁判決の検討
再婚禁止期間最高裁判決の論点を検討する。
第12回[対面/face to face]：非嫡出子法定相続分最高裁判決
非嫡出子の法廷相続分についての最高裁判決の内容を理解する。
第13回[対面/face to face]：非嫡出子法定相続分最高裁判決の検討
前回の判決の問題点を検討する。
第14回[対面/face to face]：日本の家族問題の憲法的観点からの展望
これまでの論点を振り返り、日本の憲法論の現状と課題をまとめる
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
特にテキストはありませんが、必要に応じて読むべき文献を授業の中で指示します。
参考書References
『憲法判例百選Ⅰ・Ⅱ』第7版（有斐閣、2019年）等の判例資料
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポーターとしての報告を50％、討論への参加度を50％として評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
参加学生の希望や研究目標に対応した授業を行う必要があると考えています。このため、学生のニーズによっては授業予定を変更することがあります。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。報告者はレジュメを用意すること。
その他の重要事項Others
他専攻の学生も受講可。
受講希望の方は、事前に
noriko.kokubun.ec@hosei.ac.jp
にご連絡ください。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞
憲法、韓国法
＜研究テーマ＞
日韓の比較憲法思想史的研究、韓国の違憲審査制度についての研究
＜主要研究業績＞
『近代東アジア世界と憲法思想』（慶應義塾大学出版会、2012年）
「韓国における『広義』の憲法改正と憲法裁判所の機能」駒村圭吾・待鳥聡史編『憲法改正の比較政治学』（弘文堂、2016年）375－404頁