生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry
PPE200YD(生産環境農学 / Plant production and environmental agriculture 200)実践植物遺伝学Practical Plant Genetics
柳澤 貴司、黒羽 剛
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | H8120 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 土2/Sat.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes |
成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学 生:教員の受講許可が必要(オンライン授業の場合は、学習支援システムで許可を得るようにする) |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<生命科学部>Category |
応用植物科学科 学科専門科目 |
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Outline (in English)
In this class, we aim to study basic knowledge and methods in breeding (#1 - #7)and molecular genetics(#8 - #14) for crop improvement. Students will be expected to study the relevant knowledge of this class. Grading will be decided based on term-end examination (50%) and short reports (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本授業では、品種改良を目的とした農作物の育種学(1~7回)や分子遺伝学(8~14回)の基礎的な知識と方法を学ぶ。
到達目標Goal
水稲、麦類等の農作物の品種改良の基礎となる手法や実際の方法について知る。
これにより育成された品種の農業への貢献を知る。
また、分子生物学的知見を活用した育種法について理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
DP2
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
対面事業を予定しており、授業では主に資料を配布してそれに基づいて進める。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:育種とは
育種の歴史、農作物の品種改良の意義、古典的な遺伝学、遺伝子型と表現型について学習する。
第2回[対面/face to face]:遺伝資源
遺伝資源の重要性と農作物の栽培化、組織的な品種改良を行う以前の作物の歴史について学習する。
第3回[対面/face to face]:育種組織と育種目標
公的機関の組織的な品種改良の歴史と現況および実施されてきた品種改良について学習する。特に農作物に求められる収量性、耐病性、ストレス耐性、品質成分の改良について学習する。
第4回[対面/face to face]:育種操作
育種機関で実施されてきた人工交配、組織培養、突然変異、遺伝子組換え等の遺伝変異作出方法について学習する。
第5回[対面/face to face]:圃場での選抜手法
生産力検定試験、特性検定試験、地域適応性試験、現地試験について、生産現場での選抜や試験の意味や必要性について学習する。
第6回[対面/face to face]:室内での選抜手法
遺伝子(DNA)の変異を検出するマーカー、種子成分の分析、品質分析、加工試験、食味試験についての意味や必要性について学習する。
第7回[対面/face to face]:品種登録と品種の普及
品種登録の意義や制度、種苗の増殖、生産者や加工業者への普及、流通制度、消費者に届くまでについて学習する。
第8回[対面/face to face]:DNA、遺伝子、染色体、ゲノムの構造
育種・遺伝の基礎となる遺伝子やゲノムの概念と構造について学習する。
第9回[対面/face to face]:作物の遺伝子解析手法
DNAシーケンシング、ハイブリダイゼーション、PCRなど、分子生物学的解析法の歴史と原理について学習する。
第10回[対面/face to face]:DNAマーカー
連鎖解析に用いるDNAマーカーの歴史と原理、応用例について学習する。
第11回[対面/face to face]:遺伝子の機能解析
「突然変異型の遺伝解析から原因遺伝子を同定する手法(フォワードジェネティクス)」と「対象遺伝子の変異体を探索・作成し、その機能を同定する手法(リバースジェネティクス)」について学習する。また、研究対象となる遺伝子の機能解析手法についても紹介する。
第12回[対面/face to face]:遺伝子組換え作物およびゲノム編集技術
遺伝子組換え作物の作成手法について学習する。また、より新しいアプローチとして注目されているゲノム編集技術について学習する。
第13回[対面/face to face]:ゲノム解析の新技術
マイクロアレイや次世代シーケンサーを用いた新しいゲノム解析技術について学習する。
第14回[対面/face to face]:ゲノム研究における新知見
サイレンシング、クロマチン修飾等のエピジェネティクス、RNAやタンパク質の安定性制御など、ゲノム科学における新知見について学習する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】授業と関連する知識の習得に努める。
テキスト(教科書)Textbooks
講義ごとに資料を配布する。
参考書References
特に指定しない。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(50%)と期末試験(50%)により総合的に評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
引き続き、授業支援システムも活用しつつ、学生の理解を促進したい。
また、ポイントを把握できるように、専門用語をていねいに解説するとともに、板書の明確さやマイク音量、平易な言葉遣い等にも配慮する。
その他の重要事項Others
小テストを行い、重要なポイントの確認に役立てる。また講義内容に関する質問・感想・要望を随時受け付ける。