生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry
PPE300YD（生産環境農学 / Plant production and environmental agriculture 300）植物医科学専門実験 ＩAdvanced Plant Medical Practice I
津田 新哉、中山 喜一、濱本 宏、鍵和田 聡、佐野 俊夫、大島 研郎、石川 成寿、廣岡 裕吏、大井田 寛、平田 賢司、高橋 勤
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | H8036 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3,金4/Fri.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 小金井 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー＜生命科学部＞Category |
応用植物科学科 学科専門科目 |
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Outline (in English)
The aim of this course is to help students acquire an understanding and skills of the DNA cloning techniques associated to plant pathogens. This course also deals with the diagnosis of mite by both morphological analysis and sequencing analysis. In addition, it also enhances the development of diagnosis skill in plant diseases. Before/after each experiment, students will be expected to spend two hours to understand the course content. Students are required to submit a notebook and a report on their work, which will be used to judge whether the student understands the purpose and content of the experiment (78%). Normal points such as experimental attitude (22%) will be also considered for final grade.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
これまでの実験・講義によって習得した技術や知識を総合利用して植物病虫害の実践的診断、治療技術を鍛錬し養成する。また、植物ウイルスを含む植物病原微生物や植物に害を与える微小昆虫を材料に、遺伝子組換え実験を含めたDNA操作技術の基礎を修得する。
到達目標Goal
分子生物学的手法を含む植物病診断技術を理解するとともに、実際の診断に応用する能力を身につけることを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
DP3
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
対面授業を基本とするが、新型コロナウイルスの感染状況によっては、Zoomを併用した「ハイフレックス形式」で実習を行う。
「植物病虫害の診断」では、実際に発生している農作物・樹木類の病虫害についてその被害症状を自ら観察し、病原微生物の分離・同定、微小昆虫の同定・分類を行う。さらに、分離した微生物について接種実験による病徴再現を行い、微小昆虫の同定には分子生物学的な手法も用いる。「DNA基礎実験」では、植物病原微生物・微小昆虫を実験材料に分子生物学の基礎的な実験技術について学習する。これらの実験は平行して進行する。また、授業内に前回の課題演習について解説する。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：植物病虫害の診断（1）
ガイダンス
第2回[対面/face to face]：植物病虫害の診断（2）
農作物・樹木類の病虫害を観察・診断する
第3回[対面/face to face]：植物病虫害の診断（3）
農作物の病虫害を診断し、病原微生物、微小昆虫を分離し同定する
第4回[対面/face to face]：植物病虫害の診断（4）
樹木類の病虫害を診断し、病原微生物、微小昆虫を分離し同定する
第5回[対面/face to face]：植物病虫害の診断（5）
分離・同定した病原微生物の接種試験を行う
第6回[対面/face to face]：植物病虫害の診断（6）
接種試験の結果を評価する
第7回[対面/face to face]：植物病虫害の診断（7）
実験結果のまとめと考察を行う
第8回[対面/face to face]：DNA基礎実験法（1）
罹病植物・植物病害微生物・微小昆虫からの核酸抽出
第9回[対面/face to face]：DNA基礎実験法（2）
PCR法・PCR産物の精製
第10回[対面/face to face]：DNA基礎実験法（3）
制限酵素処理・ベクターへのクローニング
第11回[対面/face to face]：DNA基礎実験法（4）
形質転換
第12回[対面/face to face]：DNA基礎実験法（5）
プラスミド抽出
第13回[対面/face to face]：DNA基礎実験法（6）
塩基配列の決定・系統樹の作成
第14回[対面/face to face]：DNA基礎実験法（7）
実験まとめと考察
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、2時間を標準とする】事前に植物医科学実験マニュアルの該当章を読み、実習作業イメージを把握しておく。また、配布したテキストを学習しておく。継続的な実験や経過観察、実験用植物の育成や管理、器具の洗いや片付けなどは実験時間以外にも自主的に実施する。課題に関してレポートにまとめる。また、前年までに行った実験・実習の内容（特に植物病の診断に関係する内容）を復習すること。
テキスト（教科書）Textbooks
植物医科学実験マニュアル、堀江博道・橋本光司・西尾健、大誠社、2016年、7000円
実習の内容に応じて、適宜、参考資料を配布する。
参考書References
必要に応じて紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
診断実験・DNA基礎実験ともに実験ノートに目的・手法・結果・考察を記録し、提出してもらう。ただし、微小昆虫に関する実験についてはレポートを提出してもらう。また、DNA基礎実験では課題演習を適宜行い、実験課題の目的や内容を理解しているかをチェックする。実験ノート・課題演習・レポートの提出物（78%）に加えて、平常点や実験態度（22%）を含めて総合評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
手順の説明にビデオを活用する。実験手順への理解を深めるため、操作の待ち時間の有効活用を図る。