生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry
AGC300YA(農芸化学 / Agricultural chemistry 300)食品科学Food Science
三浦 豊Yutaka MIURA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | H7042 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木5/Thu.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes |
成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学 生:教員の受講許可が必要(オンライン授業の場合は、学習支援システムで許可を得るようにする) |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<生命科学部>Category | 学部共通科目 |
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Outline (in English)
Food is well known to be important for our life. In this lecture, the chemical and biological properties of foods are lectured. From this lecture, students wil be able to get some knowledge for living better and healthy. The legal, social and industrial aspects of food development and food industry will be also lectured.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
我々が生きていくうえで不可欠である食品について、化学的・生物学的側面から学習することで、生命にとって食品とは如何なるものであるかを理解する。また講義で得られた知識をもとに学生諸君の食生活を見直し、健康な生活を送るための指針とすることを目標とする。さらに食品を取り巻く法的、社会的、産業的な動向についても理解を深めることを目標とする。
到達目標Goal
日常摂取している食品がどのような成分から構成されており、我々の健康維持とどのように関わっているか、という点に関して理解し、考える機会を持てるようになることが目標である。具体的には、我々は何のために食品を摂取するのか、食品はどのような成分から構成されているのか、食品成分はどのような化学的性質を有しているのか、食品成分が生体にどのような影響を及ぼすのか、を理解し、食品と生体とのかかわりを総合的に理解することも目標とする。また最終的には講義で学習した内容を日々の食生活に生かしていけるようになってもらいたい。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
DP2
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義の前半では食品に含まれる成分について、その分類、化学構造、生物機能を順次学習する。食品中には栄養素と非栄養素が含まれているため、5大栄養素と非栄養素について順次解説を行う。中間テストを挟み、講義後半では、食品と健康との関わりについて学習する。具体的には食品と病気(メタボリックシンドローム、糖尿病、癌)との関連を学習する。講義は配布するプリントに基づき実施する。
課題等の提出やそのフィードバックは「学習支援システム」を通じて行う。さらに最終授業で、13 回までの講義内容のまとめや復習だけでなく、授業内で行った試験や小レポート等、課題に対する講評や解説を行い、最終試験に向けた学習の指針も解説する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:イントロダクション
講義の概要を解説し、食品と生命の関わりについてオーバービューすると同時に最新のトピックスを紹介する。
第2回[対面/face to face]:食品成分の化学1
食品成分中の糖質について化学的な側面と生物機能を講義する。
第3回[対面/face to face]:食品成分の化学2
食品成分中のアミノ酸、ペプチド、タンパク質について化学的な側面と生物機能を講義する。
第4回[対面/face to face]:食品成分の化学3
食品成分中の脂質について化学的な側面と生物機能を講義する。
第5回[対面/face to face]:食品成分の化学4
食品成分中のミネラルと水溶性ビタミンについて化学的な側面と生物機能を講義する。
第6回[対面/face to face]:食品成分の化学5
食品成分中の脂溶性ビタミンと非栄養素について化学的な側面と生物機能を講義する。
第7回[対面/face to face]:食品成分の生物学1
食品成分の消化・吸収について講義する。
第8回[対面/face to face]:食品成分の生物学2
食品成分の代謝とその調節機構について講義する。
第9回[対面/face to face]:中間テスト
前半の講義内容に関して中間テストを行う。
第10回[対面/face to face]:食情報について
食品と健康の関係を食品が含有する食情報という観点から講義する。
第11回[対面/face to face]:食品とメタボリックシンドローム
メタボリックシンドロームと食品の関わりについて講義する。
第12回[対面/face to face]:食品と糖尿病
糖尿病と食品の関わりについて講義する。
第13回[対面/face to face]:食品と癌
癌と食品の関わりを講義する。
第14回[対面/face to face]:これからの食品科学
個人の体質に合った食習慣や食品を利用した先制医療など食品科学の将来を論じる。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】特に予習を行う必要はないが、講義で学習したことの復習を行い、質問等があれば、翌週の講義時に聞くこと。また食品という日常生活に関連するものを対象とする講義であるため、毎日の食生活に学習した内容をフィードバックすることを常に意識してもらいたい。
テキスト(教科書)Textbooks
講義はパワーポイントを用いて行うが、スライドを印刷したプリントを毎回配布する。
参考書References
「食品の科学」上野川修一、田之倉優編、東京化学同人
「健康栄養学」-健康科学としての栄養生理化学ー 小田裕昭、加藤久典、関泰一郎編、共立出版
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(10%)、中間テスト(30%)、期末テスト(60%)とする。中間テスト、期末テストともに講義内容の理解度を判定する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
講義内容が多岐にわたり、情報量が多くなる傾向があるため、大事な個所には時間を十分に掛けるなど、講義のメリハリをよりはっきりとつけるように努めたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。
その他の重要事項Others
目標にも記載しましたが、食品は毎日摂取する身近なものであると同時に皆の生命を支える根幹です。講義内容をよく理解し、自らの食生活を見直すきっかけとなることを期待します。