理工学部Faculty of Science and Engineering
PLN300XG(地球惑星科学 / Earth and planetary science 300)地球科学計測Earth Science
織原 義明Yoshiaki ORIHARA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学部Faculty of Science and Engineering |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | H9087 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<理工学部>Category |
創生科学科 学科専門科目 |
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Outline (in English)
Course outline: In this lecture, students learn the history of the earth from various measurement parameters and deepen your understanding such as earthquakes, volcanic eruptions, tsunamis, and typhoons that cause natural disasters.
Learning Objectives: The primary goal of this lecture is to enable students to have a proactive opinion on current global issues such as global warming and environmental destruction.
Learning activities outside of classroom: After each lecture, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Grading Criteria /Policy: Your overall grade in the class will be decided based on the following.
Term-end examination: 60%, Short reports: 20%, in class contribution: 20%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
地球に関する様々な計測量から地球の歴史を多角的に学び、自然災害を引き起こす地震や火山噴火、津波、台風などに対して理解を深める。そして、学んだ地球の歴史をもとに、地球温暖化など現代のグローバルな問題に対して主体的な意見が持てるようになることを目的とする。
到達目標Goal
・地球の歴史を知るためにどのような計測量があり、それによって何がわかるのかが理解できるようになる。なお、ここでいう計測量とは広義な意味を持ち、例えば歴史を知るための地層や化石なども含める。
・自然災害をもたらす地震や津波、火山噴火、台風などに関する計測量と発生メカニズムが理解できるようになる。
・地球の歴史を理解した上で人類が抱える地球温暖化などの現代のグローバルな問題に対して客観的で論理的な自分の意見を述べることができるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義と演習、授業内での発表、課題レポートの提出。なお、課題等の提出・フードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ガイダンス、今の地球を知る
地球の大きさや質量はどのようにして求められるのか、今、地球の表面や内部では何が起きているのかを理解する。
第2回[対面/face to face]:地球の誕生と変遷
地球の年齢はどのようにして求められるのか、大気や海洋はどのように進化したのかを理解する。さらに、地質年代の大区分を理解する。
第3回[対面/face to face]:生命の誕生と進化
生命の誕生と進化、さらに大量絶滅などが、地層に含まれる情報から読み取れることを理解する。
第4回[対面/face to face]:地球の電磁気的性質
地磁気とはどのようなものなのか(その要素や性質など)を学び、古地磁気から読み取ることができる地球の歴史について理解する。
第5回[対面/face to face]:プレートテクトニクス
大陸移動説や海洋底拡大説を学び、プレートテクトニクスについて理解する。
第6回[対面/face to face]:日本列島の歴史
日本列島の生い立ちと自然環境について学び、島弧、フォッサマグナ、中央構造線、付加体などについて理解する。
第7回[対面/face to face]:測地学の基礎
地球楕円体やジオイド、重力異常などについて学ぶ。また、GNSS(人工衛星を利用した全世界測位システム)の概要を理解する。
第8回[対面/face to face]:火山学の基礎
火山の基礎を学び、火山噴火予知や破局(的)噴火、さらに、火山がつくる景観や火山の恵みについて理解する。
第9回[対面/face to face]:地震学の基礎
地震や津波の基礎を学び、特にマグニチュードやグーテンベルグ・リヒター則、活断層について理解する。
第10回[対面/face to face]:自然災害と防災・減災
風水害や地震、津波、火山噴火などによる災害と複合災害について理解を深め、災害軽減について考える。また、地震、津波、火山噴火に関する防災の問題点について理解する。
第11回[対面/face to face]:地球の資源
鉱物資源とエネルギー資源の基礎を学び、将来の資源、特に自然エネルギーについて、主な種類と各々の利点や欠点を理解する。
第12回[対面/face to face]:地球温暖化問題とSDGs
これまで学んできた地球の歴史とSDGsの観点から現在の地球温暖化問題の本質を理解し、持続可能な社会を実現するために必要なことは何かについて自らの意見を述べる。
第13回[対面/face to face]:原発・放射性廃棄物とSDGs
原発や放射性廃棄物のことをSDGsの観点から考え、持続可能な社会を実現するためのエネルギー問題について自らの意見を述べる。
第14回[対面/face to face]:試験・まとめと解説
これまでの授業内容の理解度をはかる。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】
・準備:各回のテーマ及び内容から予想される事項を専門書やインターネット等を活用して調べておく。
・復習:授業の内容や専門用語の意味を確認し、興味を持った点についてはさらに調べを進めて理解を深める。
テキスト(教科書)Textbooks
講義のとき、資料を配布する。
参考書References
・新しい高校地学の教科書―現代人のための高校理科 (ブルーバックス), 杵島正洋・松本直記・左巻健男 編著, 講談社
・46億年の地球史:生命の進化、そして未来の地球 (知的生きかた文庫), 田近英一 著, 三笠書房
・気候変動を理学する, 多田隆治 著, みすず書房
・日本列島では原発も「地層処分」も不可能という地質学的根拠, 土井和巳 著, 合同出版
成績評価の方法と基準Grading criteria
到達目標「地球の歴史を知るためにどのような計測量があり、それによって何がわかるのかが理解できるようになる」及び「自然災害をもたらす地震や津波、火山噴火、台風などに関する計測量と発生メカニズムが理解できるようになる」については、小テスト(20%)と期末テスト(30%)で評価
到達目標「地球の歴史を理解した上で人類が抱える地球温暖化などの現代のグローバルな問題に対して客観的で論理的な自分の意見を述べることができるようになる」については、授業における平常点(20%)と期末テスト(30%)で評価
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
前年度は授業中の学生とのやり取りが少なかったので、今年度は毎回学生に質問を投げかける予定です。