理工学部Faculty of Science and Engineering
MAT300XG(数学 / Mathematics 300)横断型科学手法Transdisciplinary Science
小林 一行Kobayashi IKKO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学部Faculty of Science and Engineering |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | H9073 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<理工学部>Category |
創生科学科 学科専門科目 |
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Outline (in English)
[Course outline]
This lecture is related to "Practices and Procedures".
What is its purpose? It is creativity training. Creativity is a talent that can be acquired by anyone if trained under some special program. This is the theme of this lecture.
[Learning Objectives]
The learning objective of this lecture is to cultivate creativity through an understanding of various ways of thinking necessary for acquiring creativity, creativity training action guidelines, how to use modeling tools applicable to various fields, systematic thinking using these tools, and proposing improvements to create systems using practical examples.
[Learning activities outside of classroom]
Students will be expected to have completed the required assignments after each class meeting and comprehensive mini-test before starting each class meeting. Your study time will be more than four hours for a class.
[Grading Criteria /Policy]
Your overall grade in the class will be decided based on the following
Term-end examination: 60%、Short reports and comprehensive mini test: 40%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義は創造性の獲得に必要な様々な考え方、創造性トレーニング行動指針などを理解すること、様々な分野に適用できるモデリングのツールの使い方、それらを活用したシステム的思考、実践的な例を使った創造的システムの改善提案などの学習を通して、自らのものづくりのための創造性を養うことを目的とする。
到達目標Goal
独創的発想のキーポイントなど、創造性の獲得に必要な発想転換の考え方が説明できる。
創造性を発揮するためのトレーニング行動指針について説明できる。
システムを基本的伝達関数やブロック線図を使って表現できる。
基本的物理現象をブロック線図で表し、システム的に理解することが説明できる。
シーズやニーズに基づく事例について、センサや装置などの改善試案が提案できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
座学による講義が中心であるが、例題や演習を実施し、学生の主体的な学習を促す。毎回実施する小テストの結果のフィードバックは、授業中に随時おこなう。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:温故創新・発想転換の心理学(1)
―独創的発想のキーポイント―
温故知新の考えをもとに温故創新なる考え方を説明する。独創的発想のキーポイント9カ条の形に整理して、本講義を俯瞰してもらう。
2[対面/face to face]:発想転換の心理学(2)
―新製品展開の困難さ―
開発の特殊性や発想転換における心理的抵抗を通して、既存デバイスの新製品展開の困難さについて説明する。
3[対面/face to face]:発想転換の心理学(3)
―創造性の心理学―
創造性の心理学や創造性トレーニング行動指針について説明する。
4[対面/face to face]:創造性トレーニング
創造体質の改質、起想力発揮の阻害排除、想起イメージの具現化を通して、創造性を発揮するためのトレーニングについて説明する。
5[対面/face to face]:分野を超えたシステムのモデリング(1)
―フィードバック制御の構造―
システムモデリングのツールとして、制御工学の基礎を学習する。制御の概念や、フィードバック制御の構造について説明する。
6[対面/face to face]:分野を超えたシステムのモデリング(2)
―微分方程式、ラプラス変換―
微分方程式を使ったモデリングやラプラス変換の基本について説明する。
7[対面/face to face]:分野を超えたシステムのモデリング(3)
―伝達関数―
制御工学における基本的な伝達関数について説明する。
8[対面/face to face]:分野を超えたシステムのモデリング(4)
―ブロック線図―
システムモデリングの表記法としてのブロック線図について説明する。
9[対面/face to face]:センサ
事例で学ぶ創造性トレーニングで必要になる、センサの基本について説明する。
10[対面/face to face]:再発見のための物理学の見方
基本的物理現象についてブロック線図で表現することを通し、現象をシステム的に理解する例について説明する。
11[対面/face to face]:事例で学ぶ創造性トレーニング(1)
―シーズ展開事例―
シーズをもとにした事例について、創造性トレーニングの演習を行う。
12[対面/face to face]:事例で学ぶ創造性トレーニング(2)
―ニーズ対応事例―
ニーズをもとにした事例について、創造性トレーニングの演習を行う。
13[対面/face to face]:総合演習
これまでの学習内容について、演習などにより理解が進んでいない項目を再度学習し、理解を深める。
14[対面/face to face]:プレゼンテーション・まとめと解説
期末試験相当の試験を実施する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】他の工学系科目と比べて異色な授業である。
授業期間前に教科書を熟読し、その思想や思考の方法にある程度慣れておくこと。
授業中の演習や小テスト、創造性トレーニングなどに積極的に取り組むこと。
テキスト(教科書)Textbooks
ものづくりのための創造性トレーニング、渡辺嘉二郎他、コロナ社、2015年、2,500円+税
参考書References
カントがつかんだ、落ちるリンゴ -観測と理解― 渡辺 嘉二郎 オーム社
現代制御工学概論 渡辺 嘉二郎他 オーム社
ハンディーブックメカトロニクス 渡辺 嘉二郎他 オーム社
パソコンによる制御工学 渡辺 嘉二郎他 海文堂
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業最終回の試験 (期末試験に相当、60%) と授業中の演習・小テスト (40%)により評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
知識の定着を図るため演習を充実する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
プレゼン資料を作成する回(14回目を予定)がある。そのときは貸与パソコンを持ってくること(詳細は1回目の授業で説明する)。
その他の重要事項Others
20世紀型の「ものづくり」はもはや日本のなすべき仕事ではない。これらはアセアン諸国に任せればよい。日本が今までの豊かさを維持しつつ(軍事力ではない)世界のリーダーを維持するために必要なことは「知恵」である。日本には20世紀に食い散らかした多くの知恵が眠っている。特許一つでもほとんどが未請求か請求しても機能していない。これらの知恵にさらに知恵を加えて新たなものやことを発信することが日本で今できる最良の方策である。その中から100年に一度くらいの大発見や発明が生まれる。語彙を増やすことで素敵な会話ができる。