理工学部Faculty of Science and Engineering
MAN200XF(経営学 / Management 200)工業会計学Industrial Accounting Theory
尾畑 裕Hiroshi OBATA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学部Faculty of Science and Engineering |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | H6541 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<理工学部>Category |
経営システム工学科 学科専門科目 |
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Outline (in English)
The goals of this course are to learn how to cost products or services, and how to get cost performance by responsibility centers. Students are required to construct cost accounting system using java-based cost accounting libraries. Before/after each class meeting, students will be expected to have read the relevant chapter(s) from the PDF text, understood the content and completed the required assignments.
Your overall grade in the class will be decided based on the following.
Long reports: 22%, Quiz in class:26%, pre-class assignments: 52%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
工業会計学の授業では、どのように製品ごと、サービスごとに原価と収益を集計し、製品・サービスごとの利益を計算するか、同時に、部門ごと、責任者ごとの能率を測定するために、どのように原価をコストセンターごとに集計するかを学ぶ。それらのことを具体的なイメージをもって理解するために、Java言語を使って、生産プロセスのモデル、原価集計モデルを操作しながら理解を深める。
到達目標Goal
本授業では、生産プロセスとコストとの関係の理解を重視する。Javaによる原価計算システム構築用のライブラリーを操作して、マスターデータの登録、実際原価計算、標準原価計算における原価標準の算定、標準原価差異分析など、原価計算手続きを行うためのプログラムを作ることができるようになることを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・ この授業では、第5回以降、尾畑作成の原価計算システム構築用のライブラリーを使い、Java言語による、マスターデータの登録、計算手続きの構築を行う。開発環境はEclipseを使う。
・毎回、当日使用するレジメをUPするので、授業開始時までにダウンロードしておくこと。そのレジメには、次週の授業のための予習課題を掲載する。
・HoppiiのテストのところにUPされた予習課題を授業日の前々日(火曜日)までに提出すること。予習課題については、授業中に解説する。
・授業中に、Hoppiiのテスト機能を使った簡単な小テストを毎回行う。
・予習課題とは別にレポートを2回課す。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:オリエンテーション
この授業の内容、評価方法、資料などを確認して、この授業の到達目標を理解する。あわせて原価計算の基本的な考え方について解説する。
2[対面/face to face]:原価・収益計算とはなにか?/Javaの基礎
原価・収益計算、一般に原価計算とよばれている手法は、何のために行うのか、その基本的原理について理解する。
3[対面/face to face]:オブジェクト指向原価計算のしくみ/オブジェクト指向の基礎
この授業で取り上げるオブジェクト指向原価計算の基本的な考え方を理解する。
4[対面/face to face]:MoneyクラスとQuantityクラス/オブジェクト指向の基礎
金額を表すMoneyクラス、数量をあらわすとQuantityクラスの使い方を習得する。
5[対面/face to face]:Itemクラスとその拡張
品目を管理するItemクラスとそのサブクラスであるMaterialクラスについて学ぶ。
6[対面/face to face]:Usageクラスの利用
資源消費を管理するUsageクラスの使い方を学ぶ
7[対面/face to face]:UsageContainerクラス
UsageContainerクラスによるUsageを集合的に扱う方法を学ぶ。
8[対面/face to face]:OperationクラスとLotクラス
Operationは品目を消費し、品目を生成する。この生産プロセスの基本を理解する。
9[対面/face to face]:工程の連鎖
複数の工程からなる生産プロセスを表現する方法を学ぶ。
10[対面/face to face]:標準原価計算の基本原理
標準原価計算の基本的構造を理解する。
11[対面/face to face]:原価標準とMasterOperationクラス、MasterLotクラス
MasterOperationクラスとMasterLotクラスの使い方を習得し、原価標準の設定ができるようにする。
12[対面/face to face]:UsageContainerを使った差異分析
UsageContainerクラスのインスタンス間の差を計算して原価差異を計算できるようにする。
13[対面/face to face]:BOMと標準原価計算システムの総合問題
BOMと標準原価計算システムの総合問題をJavaの原価計算システムライブラリーを使って計算する。
14[対面/face to face]:製品ごとの期間損益計算
Javaの原価計算システムライブラリーを使って製品種類ごとの期間損益計算を行う演習を行う
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】テキスト「オブジェクト指向原価・収益計算入門」の該当箇所を必ず読み、前の週に出題された予習課題や総合演習の課題を必ず提出する。その他2回のレポートを提出すること。
テキスト(教科書)Textbooks
尾畑自作のテキスト「オブジェクト指向原価・収益計算入門」のPDF版を使う。テキストは開講日以降ダウンロードできるようにする。それとは別に、Javaの基本知識を身につけてもらうための別冊子「Javaの基礎知識編」のPDF版を用意する。
参考書References
必要に応じて、Javaの解説本を参照してほしい。Javaの参考書としては以下の本を推奨しておく。
中山清喬, 国本大悟『スッキリわかるJava入門 第3版』インプレス,2019(2,860円)
成績評価の方法と基準Grading criteria
予習課題 4点×13回=52点
授業中の小テスト 2点×13回=26点
レポート 11点×2回=22点
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
プログラムが何をやっているかまったくわからなくなってしまうひとがいるようなので、どこでつまずいているかを授業中の小テストでしっかり把握していきたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業の予習や提出課題には、Eclipse環境が必要である。受講者は自宅においてEclipseによるJavaの開発環境を整えること。
その他の重要事項Others
Java言語については、授業のなかで説明していくので、Java言語がはじめての学生も履修することができる。特に第4回までは、授業時間の三分の二ほどの時間を使って、Java言語・オブジェクト指向の考え方についての基礎的演習を行う。