理工学部Faculty of Science and Engineering
COT100XE（計算基盤 / Computing technologies 100）情報ネットワーク概論Introduction of Information Network
藤井 章博Akihiro FUJII
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学部Faculty of Science and Engineering |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | H6101 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 小金井 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー＜理工学部＞Category |
応用情報工学科 学科専門科目 |
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Outline (in English)
Understanding TCP/IP protocol is the most important basement for network technology. 【Course outline】For the first year students, as well as network technology basics, fundamental related issues for computer and information technologies are taught.【Learning Objectives】Students are to understand Mathematical foundation, algorithmic backgrounds are also explained with rich examples of Python programming codes.【Learning activities outside of classroom】Before each class meeting, students will be expected to have read the relevant chapter(s) from the text.【Grading Criteria /Policy】Your overall grade in the class will be decided based on the following
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
応用情報工学科入学後初めての講義の一つであるので、情報通信分野を中心として、情報工学一般の幅広い内容について入門的な導入を行う。本講義では、視聴覚教材、オンラインコンテンツを積極的に利用する。講師はその内容の解説および関連知識の説明を行う。習得すべき知識として、インターネットの動作原理を理解することが最も重要である。特に、TCP/IPプロトコルの基本的な動作の習得が、本講義の評価の大きな部分となる。
到達目標Goal
情報ネットワークの成り立ちに関して、歴史的な変遷を踏まえたうえで、通信工学の基本的な考え方として、変復調の原理、符号化の理論、デジタル／アナログ変換の基礎を習得する。これらを基にして、パケット通信方式の代表としてTCP/IPプロトコルの基本的な動作を理解することが、授業のもっとも大切な到達目標である。演習は、授業中に解説を行う。感染対策のためにオンライン、オンデマンド講義を併用する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業は、毎講義「主テーマ」「ワンポイント」「副テーマ」「確認クイズ、演習」の4部構成とし、それぞれ20分程度の内容からなる。主・副テーマは情報通信についてテキストに関連する内容を扱う。確認クイズと演習は、毎回のテーマの確認と理解を深めるために行う。ワンポイントは、応用情報学分野に関する幅広いテーマについて話題を選んで話す。適宜、視聴覚教材を活用する。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：私たちのくらしと情報ネットワーク
通信の基礎
情報ネットワークを利用したサービスの概要、および
変復調、A/D変換、2進数と符号化について述べる。
2[対面/face to face]：ディジタル信号の伝送
LAN
コンピュータや通信で扱われる2進数の説明とパケット通信の原理について述べる。
3[対面/face to face]：身近なネットワーク
TCP/IP
LANやインターネットの基礎の説明とアドレス空間、パケットヘッダについて述べる。
4[対面/face to face]：通信プロトコルとOSI参照モデル
パケット伝送
通信プロトコルについて説明する。特に、誤り再送方式を開設する。
5[対面/face to face]：TCP/IPモデルとパケット交換方式
無線とLAN
パケット交換方式とカプセル化の概要を述べ、メディアアクセスの方式について説明する。
6[対面/face to face]：イーサネットとハブ
マルチメディアの利用
ケーブルの種別等を述べ、
動画像伝送の原理について説明する。
7[対面/face to face]：MACアドレスとスイッチ
コンピュータの連携
ルータとスイッチの果たす機能を説明し、Web サイトがブラウザで見られるまでを述べる。
8[対面/face to face]：IPアドレスとサブネットマスク
インターネットとネットワーク
インターネットのこれまでと将来の発展を述べ、IPとIPアドレスについて理解する。
9[対面/face to face]：ARPとルーティング
ネットワークの通信方式
ネットワーク間の中継について説明する。通信プロトコルとは何かを考える。
10[対面/face to face]：ポート番号とTCP
有線ネットワーク
ポート番号およびトランスポート層のプロトコルであるTCP、 UDPの解説を行う。また、光ファイバ通信の原理を述べる。
11[対面/face to face]：ドメイン名とIPアドレス
無線ネットワーク
衛星通信を例示する。また、DNSとDHCPの動作を理解する。
12[対面/face to face]：WWWサービス
ネットワークとアドレス
WWW、ハイパーテキスト、HTTPなどの説明を行う。
また、サブネット運用について述べる。
13[対面/face to face]：ネットワークと情報サービス
ルータを使ったネットワーク構築
電子メール等のネットワークサービスの概要を説明する。また、
ルーティング方式の説明を行う。
14[対面/face to face]：インターネットへの様々な接続方法
ホームネットワーク
モバイルネットワークや無線LANの規格を説明する。
WiFiの設定について述べる。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】テキストの演習問題を復習すること。
授業中に取り上げるネットワーク実験を各自のＰＣで行うこと。
テキスト（教科書）Textbooks
三輪賢一「かんたんネットワーク入門第3版」技術評論社
参考書References
放送大学教材「身近なネットワークサービス」葉田善章
放送大学教材「情報ネットワーク」芝崎順司
田坂修二「情報ネットワークの基礎第2版」数理工学社
三輪賢一「TCP/IPネットワーク」技術評論社
成績評価の方法と基準Grading criteria
試験を実施する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
新入生の授業であるので、初歩的なところか始め、この分野の学問に興味がわくような講義とするよう心がける。