理工・生命科学部教養科目KLAC Course
ART100LC(芸術学 / Art studies 100)音楽芸術Musical Art
竹内 誠Makoto TAKEUCHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工・生命科学部教養科目KLAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | H3100 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<理工・生命科学部教養科目>Category | 人文・社会・自然科学系 |
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Outline (in English)
Why do people like music?
What characteristics do those pieces of music loved by many people have?
How can we judge the value of musical arts?
You may have had such questions once in your lives.
The purpose of this class is to discover the answers to those questions.
Final grade will be determined by the final paper.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
人はなぜ、音楽を好むのでしょうか?
多くの人に好まれる音楽は、どのような特徴があるのでしょうか?
音楽の芸術性は、どのように判断されるのでしょうか?
音楽を好きな人ならば、1度は疑問に思ったことがあるはずです。
これらの疑問を解き明かすことが、この授業のテーマです。
到達目標Goal
西洋の音楽史を一言で言うと、音楽を複雑にした歴史と言えます。これは西洋音楽が、常に新しい表現を求め続けたためです。そして20世紀初頭には、無調音楽を生み出して、表現の限界までに至りました。
音楽の芸術性に関しても、複雑な手法で作られた音楽ほど、芸術性が高いと評価される傾向があります。しかし芸術性の評価は、人それぞれです。
音楽を作る手法、文化的背景、楽器の歴史と進化などを知ることによって、音楽の芸術性を考えられるようになることが、この授業の到達目標です。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、以下に関連している。理工学部:「DP2」と「DP4」、生命科学部「DP1」。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
毎回キーワードに基づいたレクチャーを行い、レクチャーに関連する音楽と映像を鑑賞しますが、オンライン授業を余儀なくされた場合は適時対応します。
質問などへの対応は、個人的なもの以外は授業中に行います。
またオンライン授業になった場合は、授業内掲示板で質問などに対応を行います。春学期の授業は,原則としてオンラインで行う。 詳細は学習支援システムで伝達する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:授業ガイダンス
西洋音楽史の概要
授業の進め方と成績評価方法などと、古代ギリシャから始まったとされる西洋音楽史の概要を、授業前の基礎知識として説明します。
2[オンライン/online]:音楽と記憶
人が音楽を好む理由を、記憶の面から考察します。
3[オンライン/online]:音階と和音
西洋音楽における音階と和音の変遷と、音楽に与えた影響を考察します。
4[オンライン/online]:繰り返しの手法
音楽の作られる形式にある、音楽の構成的な周期を解き明かします。
5[オンライン/online]:クラシック音楽の行き詰まり
複雑化した音楽と無調音楽の特徴と、それが生まれた背景を考察します。
6[オンライン/online]:黒人音楽の影響
ブルーノートとアフタービートなど、黒人文化が音楽へ与えた影響と、それが生まれた背景を考察します。
7[オンライン/online]:中南米の音楽
多民族社会から生まれた中南米諸国の音楽的特徴と、それが生まれた背景を考察します。
8[オンライン/online]:楽器の起源と分類
バイオリン、トランペットなど、現在使われている楽器の起源と発展を学び、人と音楽の関わりを考察します。
9[オンライン/online]:楽器の発音原理と表現
管楽器、弦楽器、打楽器の仕組みと表現を知り、音楽におけるそれぞれの役割を解き明かします。
10[オンライン/online]:衰退した楽器とその復刻
リュート、リコーダーなど衰退した楽器と、衰退した楽器が復刻した訳を考察します。
11[オンライン/online]:電気楽器と電子楽器の発展
電気楽器と電子楽器の発展と、音楽に与えた影響を考察します。
12[オンライン/online]:音楽とメディア
レコード、映画、放送など、メディアが音楽に与えた影響を考察します。
13[オンライン/online]:音楽の効果と表現
オペラ、ミュージカルなどの劇音楽の歴史から、音楽の効果と表現を考察します。
14[オンライン/online]:生活環境と音楽
音楽の芸術性
生活環境の変化による、音楽の聴き方と使われ方の変化を知り、人と音楽の関わりを考察して、音楽の芸術性を探ります。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】 現在の私たちの生活は、音楽で満ちあふれています。
その音楽を聞き流すのではなく、表現上の特徴、その場所で使われている理由などを考えてみてください。
また、好きな音楽を聴く時には、自分がなぜその音楽を好むようになったのかを考えてみてください。
授業への理解と興味が、必ず増すはずです。
テキスト(教科書)Textbooks
テキスト(教科書)は使用しません。
参考書References
必要に応じて、授業内で指示をします。
成績評価の方法と基準Grading criteria
評価はレポートのみで行います。
レポートのタイトルとフォーマットは、授業内で指示をします。
レポートの評価基準は、授業内容と主旨を理解しているかがポイントです。
また、授業内で取り上げたキーワードが、レポートに織り込まれていることが重要です。
キーワードが使われていないレポートは、内容に関わらず失格とします。
平常評価は、レポートの内容から授業に参加しているかを判断して行います。
オンライン授業となっても、成績評価の方法に変更はありません。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業で使用したパワーポイントのファイルが欲しいとの要望がありますが、パワーポイントは要点のみに絞ってありますので、配布はいたしません。
出席をしているかどうかは、レポートの内容から授業に参加したかどうかを判断しますので、パワーポイントからの情報ではなく、私の話を聞くことが重要です。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学生が授業で準備をする機器などはありませんが、学習支援システムで配布するMuseScoreのファイルを使用するためには、PCが必要となります。
レポート課題は授業内で説明を行い、レポート作成要旨を授業支援システムで配布します。最終授業でレポートを提出できない場合は、授業支援システムで提出が可能です。
その他の重要事項Others
授業内では、必要に応じて映像や音楽を流します。
この間の教室からの出入りは、他の学生の迷惑となりますので、控えるようにお願いをします。
音楽的な知識と能力に関して
この授業の受講には、音楽の専門的な知識も能力も必要はありません。
楽譜の読めない人や、楽器を演奏したことのない人でも、大部分は理解できる授業内容です。
ある程度、音楽の専門的な話をすることもありますが、専門的な内容が理解できなくても、成績評価には全く影響しませんので、安心をして受講してください。