市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course
CHM200LA（その他の化学 / Chemistry 200）教養化学ＬＢGeneral Chemistry LB
環境化学
中島 弘一Kouichi NAKAJIMA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | Q3263 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 法文営国環キ1～4年 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 選択・必修Optional/Compulsory | |
| カテゴリー（2017年度以降）Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 3群（自然分野） |
| カテゴリー（2016年度以前）Category (2017) |
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Outline (in English)
This course introduces the functions of chemical compounds related with life and also the risk of synthetic chemicals applied to foods, cosmetics or drugs to students taking this course. It also enhances the mechanism of material recognition in our body. Study time of students will be more than two hours for a class. A grade point will be evaluated from a score of term-end examination (70%), and in-class contribution (30%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
科学技術の発達によって、人類は着実に生命のなぞを解き明かしつつあります。そして不完全ながらもその知識をもとに、多種多様な薬品、食品添加物、日用品などの製品化、あるいは技術が生み出され応用されて来ています。ホルモンの仕組みから筋肉増強剤や避妊薬の開発、遺伝子操作による害虫や農薬に強い作物への改良、倫理的な問題が不透明なまま利用されているものも少なくありません。この授業では、はじめに過去の公害事例についてその原因等を概説した後、日用品や食品など、身の回りの化学物質を取り上げながら、生命を構成する物質（糖質、脂質、たんぱく質、核酸）の働きなどとの関連を解説します。
到達目標Goal
過去の公害問題の概要を理解する。
生命に関係する物質がどういう分子構造をもち、どのような働きを持って機能しているかを理解することができる。例えば、食事を取って、それがエネルギーに変換される、あるいは、身体そのものに変化する仕組みを理解できる。
体の中での物質の認識の仕組みを理解できる。例えば、免疫反応の仕組みや、でんぷんを消化できて、セルロースを消化できない理由を理解できる。
合成品が生命に与える影響を理解できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科：DP3・DP4、法学部・政治学科：DP1、法学部・国際政治学科：DP1、文学部：DP1、経営学部：DP3、国際文化学部：DP2、人間環境学部：DP2、キャリアデザイン学部：DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
原則として教室での対面による講義形式での授業とします。必要に応じてリアルタイムでのZoom配信も行う予定です。
なお、毎回、理解度を確認する目的で簡単な課題を出します。課題の解説は翌週の講義の中で行います。質問等は適宜授業内で受け付けますが、メールでの対応も可能です。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：講義概要、授業の進め方など
この講義の概要と、これからの授業の進め方、注意点等について説明します。
第2回[対面/face to face]：日本の過去の公害事例（１）
明治に始まる鉱山、精錬からの環境問題について解説します。
第3回[対面/face to face]：日本の過去の公害事例（２）
昭和の高度成長期にあった工場廃液、排ガスによる環境問題について解説します。
第4回[対面/face to face]：有機化合物の基礎
有機化合物の結合と構造、反応性について解説します。
第5回[対面/face to face]：日本の過去の公害事例（３）
有機塩素系化合物による環境汚染について学びます。
第6回[対面/face to face]：糖質（１）
エネルギー源としての利用だけではない糖質の多様性を学びます。
第7回[対面/face to face]：糖質（２）
砂糖の歴史や合成甘味料などの食品添加物の紹介と味覚についての話題を紹介します。
第8回[対面/face to face]：脂質（１）
脂質の特徴と洗剤のしくみについて学びます.
第9回[対面/face to face]：脂質（２）
コレステロールや、ステロイドなどのドーピングの話題を紹介します。
第10回[対面/face to face]：窒素化合物の働きと代謝（１）
生命にとって重要な働きのあるアミノ酸とタンパク質の働きを学び、老化との関係について解説します。
第11回[対面/face to face]：窒素化合物の働きと代謝（２）
核酸と核酸塩基の多様な働き、呼吸によるエネルギーの獲得について学びます。
第12回[対面/face to face]：体内での物質認識
アレルギー、免疫反応の仕組みを学びます。
第13回[対面/face to face]：薬物汚染
大麻、覚せい剤、麻薬など、その危険性について学びます。
第14回[対面/face to face]：まとめ
全般的な振り返りを行う。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テーマや内容に関係する項目について、中学校や高校の教科書の関連のあるところを復習するとともに、インターネットでの検索によって事前に学習する。
テキスト（教科書）Textbooks
特に使いません、適宜プリントを配布します。
参考書References
取り上げる項目が多岐にわたるため、適当な参考書が見当たりません。気になるキーワードを使用して図書館で検索してみてください。必要に応じて授業内で紹介することも可能です。
成績評価の方法と基準Grading criteria
基本的には期末試験の成績（70％）をもとにしますが、毎回科す課題の取り組み（30％）も勘案します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
できるだけ身近な物質を例に挙げて説明をしていますが、網羅的になりすぎて、その関係の理解が難しいと感じる人が多いようです。ポイントをもっと明確にする必要があると考えています。