市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
BIO200LA(その他の総合生物・生物学 / Biology 200)教養生物学LAGeneral Biology LA
私たちの体を作る細胞の構造と働き
沼田 治Osamu NUMATA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | Q3233 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 法文営国環キ1~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 3群(自然分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
Our body is said to be composed of 37.2 trillion cells. The purpose of this lesson is to understand the cells that make up our body. We develop classes that allow students to understand the actual conditions of cells, which are basic units that make up their bodies. A class that allows students to understand the activities they are experiencing everyday in their lives, how they feel and act from the outside world, acquire energy from diet, exercise using energy, etc. . I would like you to understand the essence of life by learning about the cells that make up your body.I will also discuss the infection, development, and prevention of new coronas at the cellular level.
【Learning activities outside of classroom】
Materials such as PowerPoint presentations for use in class will be presented in the Teaching Materials section of the Learning Support System in advance, so students are expected to prepare well in advance. Students are required to thoroughly review the class content and answer the assignments presented in class without making mistakes. Please spend at least 4 hours per class for preparation and review.
【Grading Criteria /Policy】
Assignments will be given after class, and grading will be based on the evaluation score of 14 assignments, each assignment is worth 10 points, and the total score for 14 assignments is 140 points.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
我々の体は、37兆2千億個の細胞から構成されている。この授業では、我々の体を構成する細胞の理解を目的とする。学生諸君が生活の中で毎日経験している活動、外界からの情報を感じて行動するしくみ、食事からエネルギーを獲得するしくみ、エネルギーを利用して運動するしくみなどを、細胞レベルから理解することを目指す。自分の体を構成する細胞について学ぶことで、命の本質を理解してもらいたい。また、新型コロナの感染、発症、予防などについて細胞レベルで説明する。随時、沼田の研究内容、「細胞のエネルギー産生を活性化する発酵茶ポリフェノール(MAF)の生理作用」を紹介して、健康について細胞レベルで考察する。
到達目標Goal
私たちの体を構成している細胞がどのような構造をしているのか、細胞がどのような働きをしているのかを学び、細胞が活動するエネルギーがどのように作られるのか、細胞がどのように動くのか、細胞がどのように増えるのか、細胞がどのように組織や器官を形成するのかを理解する。生命の最小単位である細胞についての最新の知見をベースとして、我々が生きているということ、生命の本質について、理解を深める。また、新型コロナの感染、発症、予防について細胞レベルの理解を目指す。さらに細胞のエネルギー産生と健康維持の関係についても学ぶ。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
リアルタイムのオンライン講義を主に授業を進める。随時、質疑応答を行い、学生諸君が積極的に授業に参加できるようにする。授業の最後に課題を出し、授業内容理解の向上を目指す。課題と同時に授業に関する質問やコメントの提出を求める。
課題、質問、コメント等に対するフィードバックは次回の授業で行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回[オンライン/online]:細胞膜が細胞を外界から区切っている
細胞膜の構造と働きについて理解する。細胞膜を介しての外界との物質のやり取りと、神経の興奮の伝播を例にして、解説する。
2回[オンライン/online]:遺伝子は染色体の中に収納され、核の中に保存されている
遺伝子を保存している核の構造について理解する。遺伝子を収納している染色体の構造と、その働きについて解説する。
3回[オンライン/online]:ミトコンドリアはエネルギーを産生し、葉緑体は炭水化物を合成する
我々に不可欠なエネルギーを生産するミトコンドリアと、光と二酸化炭素から炭水化物を生産する葉緑体の働きを理解する。
4回[オンライン/online]:細胞骨格とは何か?
細胞の形態維持や、細胞の運動に関わる、細胞の骨格を構成する成分について説明する。特に筋肉を例にして理解を深める。
5回[オンライン/online]:細胞骨格を動かす細胞内モーター
細胞の中にもモーターがあり、それらの働きで我々は動くことができる。細胞内モーターの実態について、筋肉と精子を例にして解説する。
6回[オンライン/online]:細胞が運動するしくみとその働き
細胞骨格と細胞内モーターの働きで、細胞は運動する。その具体的な仕組みに関して、筋収縮と細胞のアメーバ運動を例に挙げて解説する。
7回[オンライン/online]:細胞質でタンパク質が作られる
遺伝子に蓄えられた遺伝情報はタンパク質を作る情報である。タンパク質がどのように作られるかを解説する。
8回[オンライン/online]:作られたタンパク質は働く場所に運ばれる
タンパク質は働くべき場所が決まっている。どのようにタンパク質が働く場所に運ばれるかを解説する。
9回[オンライン/online]:細胞は分泌し、細胞は取り込む
細胞がホルモンや消化酵素を分泌するしくみと、細胞が糖や脂肪を取り込む仕組みについて解説する。
10回[オンライン/online]:細胞はシグナルをやり取りしている
細胞は外からシグナルを受け取り、そのシグナルを細胞内に伝達する。細胞間シグナル伝達と細胞内シグナル伝達について解説する。
11回[オンライン/online]:細胞はどのように増殖するか?
細胞は細胞分裂を行って増殖する。細胞分裂は、核が分裂したのちに細胞質が分裂して完了する。核分裂と細胞質分裂のしくみを解説する。
12回[オンライン/online]:細胞は遺伝子を複製した後に分裂する
細胞は遺伝子の複製と分裂を繰り返している。これを細胞周期と呼ぶ。細胞周期を調節するしくみについて説明する。
13回[オンライン/online]:私たちの体と細胞
私たちの体を構成する上皮組織、結合組織、筋組織、神経組織とそれらを構成する細胞について説明する。
14回[オンライン/online]:私たちは感じて行動する
私たちの行動と細胞の関係を、神経細胞の興奮伝達と筋肉の運動を例に挙げ、分子レベルで解説する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業で使うパワーポイントなどの資料を学習支援システムの教材欄に事前に提示するので、十分予習すること。授業内で示した課題は、授業内容を十分復習して間違えの無いように解答すること。予習復習には1回の授業につき4時間以上かけて下さい。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書名:「細胞生物学」
著者: 沼田治編著、千葉智樹、中野賢太郎、中田和人著
出版社: 化学同人
出版年: 2012年第1版発行
価格: 3,000円
参考書References
書名:誰も知らない紅茶の秘密
著者:沼田治
出版社:幻冬舎
出版年:2021年4月15日
価格:880円
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業の後に課題を出す。14回の課題の評価点で成績評価を行う。1回の課題は10点満点とし、14回分合計して140点満点で成績評価を行う。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎回、授業に関する質問やコメントを提出してもらい、授業改善に役立てる。
課題、授業に関する質問、コメントに対するフィードバックは次回の授業で行う。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし
その他の重要事項Others
オフィスアワー:月曜日の4時限終了後、16:40から18:00まで