市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
BIO100LA(その他の総合生物・生物学 / Biology 100)入門生物学AIntroduction to Biology A
宇野 真介Shinsuke UNO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | Q3087 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 法1年A~G/法文営国環キ2~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 3群(自然分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
In this course, students will learn about basic aspects of micro-scale biological phenomena, and as such, the course will focus on molecular and cellular biology. The course materials also includes the historical development of the relevant biological concepts/knowledge, as well as related technologies. As a whole, the course will provides an opportunity to learn about basic biology as well as biotechnology in light of its impact on our lives and the view on life.
In addition to attending classes, students are expected to review contents of individual lectures, thoroughly read distributed reading materials, and utilize the online learning support system, as needed. Standard amounts of time to be spent for this purpose are two hours each for preparation and review.
Final grade will be determined based on quizzes (40 %), final assignment (40 %), and participation/in-class contribution (20%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この講座では、DNAから細胞などのミクロレベルの生物学的事象についての基礎事項を学習していきます。また、それに関連する生物学的発展の歴史や科学技術、社会的課題などを取り上げ、学習内容をより大きな文脈の中で考えていきます。これにより、学生がニュースなどで触れる機会のある出来事や科学技術についてより良くする理解するための生物学的基礎知識を得ると共に、医療や食などの身近な分野で是非が問われている科学技術についてもより明確な意見を持つための視点を得る機会を提供します。
到達目標Goal
本授業の到達目標は、以下の3点です。1)ミクロレベルの生物学的事象の基礎知識を取得すること。2)取得した生物学的基礎知識の歴史・社会的な背景・意義を理解・把握すること。3)医療や食などの身近な分野に関わる科学技術について自分の考え・意見を形成すること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
前半では様々な生命現象についてミクロな視点から解説し、後半では「生命操作」に関わる応用分野の基礎知識や社会的動向を扱います。授業はパワーポイントを使った講義形式を標準としますが、参加型の学習機会として演習(グループワーク)も行う予定です。また、「学習支援システム (Hoppii)」を活用し各回へのリアクションや質問の集約を行い、次回の授業で補足・フィードバックを行うことで学習内容の理解度をはかりつつ授業を進めます。なお、授業の実施形態は対面方式を原則としますが、①初回授業(受講生人数の把握のため)、②大学の方針として指示があった場合(新型コロナの感染状況への対応)、③授業内の活動のために必要な場合(グループワークにおける感染防止対策など)はZoomによるオンライン方式で実施します。また、健康上の理由で対面参加が困難な場合や入国できない状況にある留学生など個別に配慮が必要な場合は、教員の了承を得た上でオンラインでの参加を可とします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:ミクロな生物学を学ぶ
生命活動を「個体」以下のミクロなレベルで捉えるとはどういうことか。生物学的な階層構造を確認しながら、地球の歴史において、生命はどのように誕生し進化してきたのかについても考えます。
第2回[対面/face to face]:細胞と生命
「生命の最小単位」であると認識されている細胞。その基本的な特徴について解説すると共に、そこに反映される生命観についても考えてみます。
第3回[対面/face to face]:核酸の構造と機能
DNAやRNAのような核酸は生命活動に欠かせない物質です。その核酸の基本的構造・機能について学びます。
第4回[対面/face to face]:タンパク質の構造と機能
核酸同様、タンパク質も生命活動に欠かせない物質です。タンパク質の合成過程や機能について学びます。
第5回[対面/face to face]:細胞呼吸
生物は、呼吸を通して生命活動に必要なエネルギーを引き出しています。細胞レベルの事象としての呼吸の仕組みを学びます。
第6回[対面/face to face]:進化論
現在でも生物学の重要概念となっているダーウィンの進化論について解説すると共に分子レベルでの進化についても考えます。
第7回[対面/face to face]:メンデル遺伝学
現代の遺伝学の基礎となったメンデルの研究について解説すると共に遺伝に関連する分子レベルの現象についても考えます。
第8回[対面/face to face]:演習:1ゲノムからわかること
ある生物の持つ全遺伝情報(ゲノム)を分析することで、その生物の全てを知ることができるでしょうか。ゲノムからヒトをはじめとする生物についてわかることについてグループワークを通して考えます。
第9回[対面/face to face]:遺伝子を操作する技術
分子生物学の急速な発展は、DNAという分子レベルで生物を改変する技術を生み出しました。遺伝子組み換え技術の原理を学ぶと共に、その発展について学びます。
第10回[対面/face to face]:クローニング技術
再生医療などで注目される「クローニング技術」とは。iPS細胞などの最新技術を含めて基本原理から解説します。
第11回[対面/face to face]:生命操作と生物利用
遺伝子組み換えやクローニング技術は、人間による生物利用のあり方を大きく変えました。身近な例として食料生産に関連する動植物への適用事例から現状を解説します。
第12回[対面/face to face]:生命倫理
生物学の進歩によって、人類は生命に干渉・介入する手段を獲得してきました。それは、医療などの分野で新たな可能性を生み出すと同時に倫理的課題も浮き彫りにしてきました。今後が期待される技術について倫理的観点から考えます。
第13回[対面/face to face]:演習2:科学技術は誰のもの?
急速に発展するバイオテクノロジーの社会的課題や市民社会の関わり方についてグループワークを通して考えます。
第14回[対面/face to face]:生命科学の発展と社会的課題
生物分野の発展と科学技術の開発・運用に関わる社会経済的背景について考察しながら、春学期の学習のまとめをします。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
配布資料の通読、授業内容の復習と他の回の学習内容との関連性の確認など、本授業の準備・復習時間は各2時間を標準とします。
欠席時にはHoppii上の掲載物の取得、学習内容の確認など各自の責任で行うこと。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書はなし。各講義で資料を配布
参考書References
授業時・学習支援システムで適宜提示。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は小テスト(40%)、期末レポート(40%)、平常点(20%)を基本とします。小テストは、学習内容の理解度(到達目標1、2)を定期的に評価するため2回実施する予定です。期末レポートは、学習内容の理解度を評価すると同時にそれに基づく個人的意見の展開(到達目標3)を評価するものです。平常点は、各回の学習状況やディスカッションでの参加度などを評価するものです。総合成績で60%以上が合格となります。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生の主体的学びの機会を設けることを検討する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システム(Hoppii)へのアクセスの確保。オンライン方式になった場合に対応できる機器・環境の確保。