市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
PSY200LA(心理学 / Psychology 200)心理学LBPsychology LB
宇野 カオリKaori UNO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | Q2344 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 法文営国環キ1~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | この授業は「Web履修抽選対象授業」です。抽選エントリー期間は2022年4月3日(日)10:00~6日(水)9:00、結果発表は4月6日(水)22:00(予定)です。履修ガイド(https://hosei-keiji.jp/ilac/rishuguide2022/)を確認のうえ、情報システムから期間内にエントリーしてください。定員に満たない場合も、抽選結果発表後の追加受入れは一切ありません。履修を希望する場合は、必ずエントリー期間内に申し込んでください。 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 2群(社会分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
【授業の概要(Course Outline)】
Is there any way to apply the findings and methodologies in psychological science when working towards solving various issues in our society? With such a question in mind, students are expected to understand and articulate key concepts and findings in psychology through your own experiences and practices. A certain basic knowledge of psychology (e.g., perception, cognition, emotion, personality, etc.) is desirable but not a prerequisite for this course. Any student is welcome to this course to get to know psychology for the first time.
【到達目標(Learning Objectives)】
What is the "mind"? Psychology is the scientific study of the mind and behavior, according to APA (American Psychological Association). The general goals of this course are to provide certain clues to respond to these questions, to acquire the ability to understand from various perspectives how a healthy human mind functions and develops, and to be able to give compassion to yourself and to others from a psychological perspective. In the spring semester, the classes are specifically designed to "build your resilience" and the fall semester to "promote your well-being," respectively. The year-long endeavor should have an integrated effect on both specific goals.
【授業時間外の学習(Learning Activities Outside of Classroom)】
Students will be expected to have completed the required assignments after each class meeting. Your study time will be around two hours before and after each class meeting.
【成績評価の方法と基準(Grading Criteria/Policy)】
Final grade will be calculated according to the following process: Mid-term report (25%), term-end report (25%), and class-related activities (50%). More details will be explained in the first lecture of each semester.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
心理学の科学的手法に基づく知見や方法論を、現代の成熟社会に生きる私たちが抱える諸問題の解決に向けてどのように活用できるのか。この課題を念頭に置き、自らの体験や実践を通して、心理学の各理論や発見を押さえられるような授業を展開します。「心理学Ⅰ/Ⅱ」などを通して、基礎心理学の諸領域(知覚心理学、認知心理学、感情心理学、パーソナリティ心理学など)を履修していることが望ましいですが、本授業から初めて心理学を学ぶという学生も歓迎します(基礎心理学の知識は、本授業の受講条件としては必須ではありません)。
到達目標Goal
「心」は目には見えないものでありながら、「心が壊れる」「心が折れる」というような言い方をします。果たして「心」とは何か?そして、「心」を扱う心理学とはどのような学問なのか?これらの問いに答えるための具体的な手掛かりを得るとともに、人間の健全な心の働きや発達を様々な切り口から捉えることのできる能力を身につけること、また、心理学的な視点で、自分のこと、周りの人々のことを考えられるようになることを本授業の到達目標とします。具体的には、心理学LAでは「自分のレジリエンスを高める」、心理学LBでは「自分のウェルビーイングを高める」という具体目標を掲げます。通年で受講することで、両目標に対して統合的な効果が得られることが期待されます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP3、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
学期を通して、「曜日時限なし」のオンライン(オンデマンド型)授業となります。ただし、前年度までの同授業形態の履修者の多くが、学習ペースの自己管理に困難を来したことから、授業動画の視聴および課題提出については定期的な期日を設けながら進めます。
オンデマンド型学習のために、学習支援システム(掲示板は使用しません)とGoogle クラスルームを併用します。学期中の連絡手段は主にメールとGoogleクラスルームになりますので、必ず確認するようにしてください。その他の詳細については第1回授業のガイダンスでお伝えします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:ガイダンス
授業概要、授業の進め方と方法
第2回[オンライン/online]:ウェルビーイングとは何か
ウェルビーイング研究の歴史
臨床心理学、文化心理学ほか
第3回[オンライン/online]:「こころの健康」を理解する
ポジティブ心理学的観点
〔テキスト 第1章〕
第4回[オンライン/online]:「こころの健康」を高める(1)
ポジティブ感情
〔テキスト 第2章 Part1〕
第5回[オンライン/online]:「こころの健康」を高める(2)
エンゲージメント
〔テキスト 第2章 Part2〕
第6回[オンライン/online]:「こころの健康」を高める(3)
良好な人間関係
〔テキスト 第2章 Part3〕
第7回[オンライン/online]:「こころの健康」を高める(4)
人生の意味・意義
〔テキスト 第2章 Part4〕
第8回[オンライン/online]:「こころの健康」を高める(5)
達成感、成功
〔テキスト 第2章 Part5〕
第9回[オンライン/online]:中間レポート講評
第3回~第8回授業の振り返り
第10回 [オンライン/online]:「こころの健康」を高める(6)
活力、身体の健康
〔テキスト 第2章 プラスα〕
第11回 [オンライン/online]:「こころの健康」を支援する(1)
ポジティブ心理学的介入
〔テキスト 第3章〕
第12回 [オンライン/online]:「こころの健康」を支援する(2)
ポジティブ心理学的介入
〔テキスト 第3章〕
第13回 [オンライン/online]:「こころの健康」を支援する(3)
ポジティブ心理学的介入
〔テキスト 第3章〕
第14回 [オンライン/online]:期末レポート
第10回~第13回授業の振り返り
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業で扱うテーマについて、授業を離れても日常的に意識して過ごしてみることをお勧めします。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準としますが、各自でペース調整をしてください。
テキスト(教科書)Textbooks
『人生を豊かにするウェルビーイングノート:ポジティブサイコロジー×解決志向アプローチでこころの健康を育てる』
(松隈信一郎著、金剛出版、2022年)
https://www.kongoshuppan.co.jp/book/b596381.html
参考書References
特に指定しませんが、テーマに応じて有益と思われる書籍は授業内で紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
中間レポート25%、期末レポート25%、授業に関係するアクティビティ50%
中間レポート・期末レポート共に、暗記による知識ではなく、理解度を確認するものとなります。授業に関係するアクティビティの具体的な内容を含め、成績評価に関する詳細についてはガイダンスで説明します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
<授業内容について>
・授業に関する意見のなかで、最も励みとなったのは、「これからの人生を生きていく上でとても為になる」という言葉でした。
・かなり多くの方が、「自分はネガティブだと自覚している」として、深い悩みを抱いていることが、リアクションペーパー(オンラインで提出)を通して分かりました。ポジティブ心理学では、人間である以上、ネガティブになる傾向があることが指摘されています(決してポジティブになることを奨励する学問ではありません)。「授業を通して、自分がなぜネガティブなのかが分かって救われた」との声が非常に多く寄せられました。
・総じて、毎回の授業内容について、リアクションペーパーでしっかりと自分の考えを述べたり、自己内省をして授業から学び取ったことを書いてくれたりした方がほとんどでした。
<授業形式について>
・本授業は加点方式か、それとも減点方式か、という質問が、学期を通して寄せられましたが、本授業は加点方式です。
・動画配信を逃してしまった、諸事情により課題が期日までに提出できなかった、という方も少なくありません。学期中に応じられる限りで、動画の再視聴期間や、課題の再提出期間を設けます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
スマホよりはパソコンでの受講が望ましいです。課題はGoogleフォームで提出してもらいますが、スマホから提出を続けていたところ、受付となっておらず、それまでの提出が無効となった、という事例が発生しました。
その他の重要事項Others
心理学LA・LB共に、中間レポートは個人ワーク、期末レポートはグループワークで実施することを考えています。ただし、前年度の心理学LBの期末レポートで、初の試みとして、5人1組となるグループワークを行ったところ、学期末の成績評価では、グメンバー間でコミュニケーションがうまくいったグループとそうではなかったグループとで明暗が分かれた形となったようです。グループワークの実施の有無について、第1回授業のガイダンス終了後、アンケートを行い、皆さんの意見を仰ぐこととします(アンケートの結果次第では、グループか個人いずれかによる課題を自由に選択できるような方法も視野に入れます)。