市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
HIS200LA(史学 / History 200)日本史LⅡJapanese History LII
貫井 裕恵Hiroe NUKUI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | Q1446 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月5/Mon.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 法文営国環キ1~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 1群(人文分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
【Course outline】The Outline of this class is learning of the medieval history of Japan.【Learning Objectives】The aim of this course is to help students acquire the necessary skills and knowledge needed to understand the medieval history of Japan.【Learning activities outside of classroom】You spend 2hours preparating and reviewing each class.【Grading Criteria /Policy】You need to hand over review sheets each class and reports last class.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
ユネスコ世界記憶遺産に採択された国宝「東寺百合文書」をおもな題材として、歴史を学ぶための基本的な考え方を習得し、史料読解の方法を身につけます。「東寺百合文書」は寺院社会のみならず、朝廷・公家・武家・民衆といったあらゆる階層の人々のすがたをいまに伝える貴重な文書群です。「東寺百合文書」を通じて日本中世社会への理解を深めましょう。*日本史LⅠもあわせて受講することを推奨します。同授業の発展的内容になります。
到達目標Goal
・「東寺百合文書」を通じて日本の中世社会への理解を深める。
・歴史研究における論理展開の発想と、文献に基づく議論構築の手法を学ぶ。
・歴史史料から歴史像を浮かび上がらせる醍醐味を知る。
・文化財のもつ多様な価値と読み解き方を学ぶ。
・くずし字に親しみ、解読できるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
基本的に対面授業で実施しますが、大学の方針に従い、適宜柔軟に対応します。学習支援システムを通じてお知らせします。
毎回の講義ごとに、レビューシート(リアクションペーパー)の提出を求めます。次の授業で、レビューシートに寄せられた疑問や質問、気づきに応答するかたちで復習を行います。
授業期間内に、任意の美術館・博物館へ見学に行っていただき、感想の提出を求めます(オンラインミュージアムや文化財データベースでの代替も可)。上記のレビューシート同様に、授業内で共有します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:ガイダンス
本授業の概要や評価方法を知る
2[対面/face to face]:歴史学と日本中世史
日本における歴史学の流れと、中世史の歩みを学ぶ
3[対面/face to face]:寺院史料論
中世寺院における史料とその社会について学ぶ
4[対面/face to face]:寺院史料と東寺百合文書
中世史料として伝存する寺院史料を概観し、東寺百合文書の特質を探る
5[対面/face to face]:中世寺院・東寺の誕生
古代から鎌倉初期に至る東寺の歴史を学ぶ
6[対面/face to face]:鎌倉幕府と東寺
建久年間の文覚上人による東寺復興事業から蒙古襲来までの歴史を学ぶ
7[対面/face to face]:本末相論
鎌倉中~末期における東大寺・醍醐寺の本末相論との関わりに焦点をあてながら、同時期の東寺の宗教環境を学ぶ
8[対面/face to face]:文書の管理と利用
中世寺院における文書・聖教の管理のありかたを学ぶ
9[対面/face to face]:東寺領荘園の展開
鎌倉末期から南北朝期にかけて拡充した東寺領荘園とその展開を学ぶ
10[対面/face to face]:東寺の伽藍修造事業
東寺大勧進職が推進した室町期修造事業について学ぶ
11[対面/face to face]:弘法大師信仰の展開
東寺御影堂を中心に展開した弘法大師信仰とその社会的意義を学ぶ
12[対面/face to face]:寺院の芸能
室町期に発達した寺院における芸能を学ぶ
13[対面/face to face]:応仁・文明の乱
応仁・文明の乱という大乱に人びとがどのように対応したのかを学ぶ
14[対面/face to face]:まとめ
現代社会において歴史学研究の果たす役割を学ぶ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・使用テキストは事前に予習しておく。(各回2時間程度。予習の仕方については教場で説明します。)
・プリントやノートを用いた復習を行う。(各回2時間程度。復習の仕方については教場で説明します。)
・本授業の最終にレポートをまとめて提出する。(テーマや執筆方法については、教場でお伝えします。)
テキスト(教科書)Textbooks
適宜配布します。
参考書References
・佐藤進一『新版 古文書学入門』法政大学出版局、2003年
・京都府立総合資料館編『東寺百合文書にみる日本の中世』京都新聞出版センター、1998年
このほか、授業の進行状況に応じてお伝えします。
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポート60%、平常点40%で評価する。ただし、平常点には、毎回提出を求めるレビューシートでの意見・感想の内容を含む。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎回提出を求めているレビューシートに基づき、次回の授業の冒頭でレビューシートの内容を紹介しながら復習を行い、授業内容のフォローアップを実施する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし
その他の重要事項Others
日本史LⅠもあわせて受講することを推奨します。
日本の古代・中世に関心のある方はもちろん、日本の文化、美術館や博物館、文化財に興味を抱く学生の履修をとくにお待ちしております。