市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
PHL100LA(哲学 / Philosophy 100)哲学ⅠPhilosophy I
白根 裕里枝Yurie SHIRANE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | Q1109 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 法1年S~Y/法文営国環キ2~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 1群(人文分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
The aim of this course is to help students understand how important philosophy is, by studying the philosophical thoughts in ancient Greece and their relation to science.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
哲学の基本的性格と歴史と基本問題を概観します。この概観によって、教養知の原理を理解し、現代人が直面する諸問題を、広くて新しい視野から考え、解決することを目的とします。この授業では、特に、西洋古代ギリシア哲学・哲学史を学びながら、現代人にも関わる哲学の基本問題を考察していきます。
到達目標Goal
哲学は、教養知の原理です。教養知によって、現代人が直面する諸問題を、広くて新しい視野から考え、解決します。哲学の基本的性格と歴史と基本問題の探究を通して、哲学が教養知の原理であることを理解できるようにします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は基本的に不定期の資料配信によるオンライン形式で進める。(不定期というのは、一週間に一度から10日に一度程度の間に資料を配信し、課題やコメントを提出することで出席とみなす予定である)。さまざまな哲学者たちの言葉に直接に触れることで、理解を深めていってもらいたい。できるだけわかりやすい授業を目指す。毎回の課題の提出を重視する。課題のコメントの提出によって、自分の考えを確認する機会にもなるだろう。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:哲学Ⅰのオリエンテーション
序論:足の裏に影はあるか?
2[オンライン/online]:哲学の基本的性格1
「哲学」とは何か?
3[オンライン/online]:哲学の基本的性格2
ギリシアにおける「哲学」の誕生
4[オンライン/online]:哲学の歴史1―哲学の出発点1
無知の自覚と愛知
5[オンライン/online]:哲学の歴史2―哲学の出発点2
ソクラテスの無知の自覚
6[オンライン/online]:哲学の歴史3―哲学の出発点3
懐疑・驚き・絶望(デカルト・ヤスパース)
7[オンライン/online]:哲学の歴史4―哲学の究極
愛についての考察・イデア論とプラトニック・ラヴ
8[オンライン/online]:哲学の歴史5―哲学とは何か・まとめ
愛の三つの対象と知への愛
9[オンライン/online]:哲学の基本問題1―哲学と科学1
知についての考察──哲学と学問知
10[オンライン/online]:哲学の基本問題2―哲学と科学2
対象の違い:部分と全体、本質と現象
11[オンライン/online]:哲学の基本問題3ー哲学と科学3
方法の違い:仮説と真理・分析と反省
12[オンライン/online]:哲学の基本問題4ー哲学と科学4
事実と価値・手段と目的
13[オンライン/online]:哲学の基本問題5ー哲学と科学5
主体知と客体知:相補性
14[オンライン/online]:哲学Ⅰ まとめと学期末レポート
まとめと学期末レポート
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
受講者は、下記を必ず読むこと。
『哲学のすすめ』岩崎武雄、講談社現代新書、1966年、¥814
参考書References
『西洋哲学史 古代・中世編―フィロソフィアの源流と伝統』内山 勝利、中川 純男、ミネルヴァ書房
『哲学の歴史』1〜5、中央公論新社
『はじめて学ぶ哲学』渡辺二郎、ちくま学芸文庫
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回の課題の提出などの平常点(40%)と、学期末試験(レポート) (60%)によって評価する。毎回の課題を提出済みであること。学期末試験のレポートは、授業で扱った内容について自分の考えを書くという論述形式である。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
難しそうという印象の哲学だったが、授業はわかりやすく、楽しく哲学を学ぶことができたということなので、ひきつづき、哲学の面白さ、楽しさをじっくり伝えていきたい。哲学をますます身近なものとしてもらいたい。対面の場合、授業中の私語には厳しく対処する。オンラインの場合、酷似したレポートはどちらも減点の対象とする。