経営学研究科Graduate School of Business Administration
ECN500F1－0102（経済学 / Economics 500）コーポレート・ファイナンスCorporate Finance
岸本 直樹Naoki KISHIMOTO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学研究科Graduate School of Business Administration |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | X7175 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 月6/Mon.6 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory |
修士課程（夜間）授業科目 アカウンティング・ファイナンスコース |
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Outline (in English)
Course outline: The main objective of this course is to learn the knowledge provided by the finance theory on important issues in the corporate finance area. This year, we will not read a standard introductory textbook on corporate finance, but a specialized book (McKinsey & Company's "Valuation") that explains corporate finance with a focus on the valuation of corporations.
Learning objectives: In this course, students will learn the following five points.
(1) Finance in a nutshell
(2) Are capital markets efficient with respect to information?
(3) Framework of corporate valuation
(4) Earnings forecast
(5) Estimation of the cost of capital
Learning activities outside of classroom: All students are expected to prepare the summary of an assigned part of the textbook. I expect that it will take about four hours to prepare the summary.
Grading criteria/policy: Grading will be based on presentations in class, comments in discussions, and a quiz at the end of the semester. 70% of the grade will be based on class presentations and discussions, and 30% on the quiz.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本科目の主要な目的は、企業財務上の重要な事項についてコーポレート・ファイナンス理論が提供する知見を学ぶことにある。本年度は，標準的なコーポレート・ファイナンスの入門書ではなく，企業評価を中心的テーマにおいてコーポレート・ファイナンスを解説する専門書（マッキンゼー・アンド・カンパニーの『企業価値評価 上』）を輪読する予定である。
到達目標Goal
本科目においては，次の5点を学ぶ。
（1）ファイナンスの要点
（2）資本市場は情報について効率的か？
（3）企業価値評価のフレームワーク
（4）業績予想
（5）資本コストの推定
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連、特に「DP1」は強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
基本的には、教科書の指定箇所を輪読した後，ディスカッションを行うという形式で授業を進める。ただし、理解が難しい部分や、教科書が十分説明していない部分については、講師が講義したり，追加的な資料を提供したりする。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：オリエンテーション
教科書の第1章「なぜ企業価値か？」
2[対面/face to face]：ファイナンス概説
教科書の第2章「ファイナンスの要点」
3[対面/face to face]：企業価値
教科書の第3章「価値創造の基本原則」
4[対面/face to face]：リスクと資本コスト
教科書の第4章「リスクと資本コスト」
5[対面/face to face]：株式市場
教科書の第1章「株式市場の魔力」
6[対面/face to face]：効率的市場仮説
教科書の第1章「市場はすべて織り込み済み」
7[対面/face to face]：収益性を測る
教科書の第8章「投下資産収益率」
8[対面/face to face]：企業価値評価概説
教科書の第10章「企業価値評価のフレームワーク」
9[対面/face to face]：財務諸表
教科書の第11章「財務諸表の組み換え」
10[対面/face to face]：業績評価
教科書の第12章「業績の分析」
11[対面/face to face]：業績予想
教科書の第13章「将来の業績予測」
12[対面/face to face]：継続価値
教科書の第14章「継続価値の算定」
13[対面/face to face]：資本コスト
教科書の第15章「資本コストの推定」
14[対面/face to face]：企業価値評価
教科書の第16章「企業価値から1株当たりの価値へ」
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
履修生全員が各回で指定された部分についてテキストをしっかり予習することを履修要件とする。 なお，本授業の準備・復習時間は、各4時間を標準とする。
テキスト（教科書）Textbooks
マッキンゼー・アンド・カンパニー，『企業価値評価 第7版 上』ダイヤモンド社
参考書References
特にない。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価は、授業中の発表，ディスカッションにおける発言の内容，さらに，期末に実施する小テストに基づく。評価における各要素への配分は，授業中の発表とディスカッションが70%，小テストが30%。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
さらに授業内でのディスカッションを活性化する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特にない。
その他の重要事項Others
本科目を履修する前に「基礎ファイナンス」を履修することが望ましい。また，ファイナンス，あるいは，ファイナンスに近い分野で修士論文を書く計画を立てている履修者は，「実証ファイナンス」も履修することが必須である。
担当教員の専門分野等
<専門領域>ファイナンス
<研究テーマ>債券、先物、オプション、デリバティブ、証券化商品、住宅ローンの期限前償還。
<主要研究業績>
①『入門・証券投資論』（池田昌幸氏との共著），有斐閣，2019. ②"Prepayment Behaviors of Japanese Residential Mortgages," Japan and the World Economy, No. 30 (2014), pp. 1-9. ③"Pricing Path-Dependent Securities by the Extended Tree Method," Management Science, Vol. 50 No. 9 (2004), pp. 1235-1248.