経営学研究科Graduate School of Business Administration
MAN500F1－0007（経営学 / Management 500）経営戦略特論Study in Corporate Strategy
孫 德峰、李 瑞雪Defeng SUN, Ruixue LI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学研究科Graduate School of Business Administration |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | X7008 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 年間授業/Yearly |
| 曜日・時限Day/Period | 木1/Thu.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 4 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 修士課程（昼間）授業科目 |
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Outline (in English)
How do companies determine their business domain and scope; how do companies try to acquire and maintain their sustainable competitive advantage against competitors; how do companies establish and improve efficient and effective operation system. Focusing on these issues, we will examine and discuss corporate strategy, business strategy and innovation strategy in this class. Case method will be used to analyze real cases in order to help understand the relative theories deeply. Students will be expected to have completed the required assignments after each class meeting. Your study time will be more than four hours for a class. Your overall grade in the class will be decided based on the following: Term-end examination: 30%, Mid-term examination: 25%, in class contribution: 45%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
企業はどのように自社の事業範囲を決めるか、どのように競合に対して持続的な競争優位を獲得するか、どのように効率的かつ有効なオペレーション・システムを構築し改善していくか。こういった問題を中心に、企業の全社戦略、競争戦略、イノベーション戦略を検討します。ケースメソッドを用いて具体的な企業事例の分析を通して理論の理解を深めます。
到達目標Goal
本授業では、全社戦略、競争戦略（事業戦略）、イノベーション戦略に関する基本的な理論、概念、分析手法を学びます。既存の理論と分析フレームワークを援用して現実の経営戦略を説明し、考察する能力を養うことが目標です。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連、特に「DP1」は強く関連している。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義方式とケーススタディ方式を併用して授業を進めます。プレゼンテーションとグループ・ディスカッションを求めることがあります。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[未定/undecided]：経営戦略とは
経営戦略の定義と階層、戦略と組織、戦略とオペレーション。
第2回[未定/undecided]：競争優位と一般戦略
戦略と競争優位、一般戦略（コストリーダーシップ、差別化、集中化）、差別化の類型、持続的競争優位のメカニズム。
第3回[未定/undecided]：ポジショニング・アプローチ（Ⅰ）
SCPモデル、ファイブ・フォース・モデル、参入障壁、戦略グループ、移動障壁。
第4回[未定/undecided]：ポジショニング・アプローチ（Ⅱ）
バリューチェーン、ピムズ・デル、SWOT分析、戦略策定手順、PPM、ビジネススクリーン。
第5回[未定/undecided]：1回目ケーススタディ
ケーススタディ、グループ討論と発表。
第6回[未定/undecided]：産業構造と戦略的機会（Ⅰ）
集約・統合戦略、先行者優位の戦略、市場リーダーシップ戦略、ニッチ戦略、収穫戦略、撤退戦略、勝者総取り戦略。
第7回[未定/undecided]：産業構造と戦略的機会（Ⅱ）
トランスナショナル戦略、デファクト・スタンダード戦略、先制破壊戦略。
第8回[未定/undecided]：リソース・ベース・ビュー（RBV）
VRIOフレームワーク、競争戦略と経営資源、コア・コンピタンス、経営資源保有のパラドックス、経営資源蓄積メカニズム、イノベーションと競争優位。
第9回[未定/undecided]：ゲーム論アプローチ（Ⅰ）
価値相関図（バリュー・ネット）、コーピティション（競争と協調）、「付加価値」と価値工限度、ネットワークの外部性と競争優位。
第10回[未定/undecided]：2回目ケーススタディ
ケーススタディ、グループ討論と発表。
第11回[未定/undecided]：ゲーム論アプローチ（Ⅱ）
MFC条項とMCC条項、戦略的補完関係、意図的抑止。
第12回[未定/undecided]：創発戦略と学習アプローチ
創発戦略、学習の「場」の設定、実験による学習、ダイナミック・シナジー。
第13回[未定/undecided]：競争戦略パラダイムの転換
イノベーション戦略、プラットフォーム戦略、シェアリング・ビジネスの戦略など。
第14回[未定/undecided]：競争戦略のまとめ、中間テスト
競争戦略のまとめ、中間テスト。
第15回[未定/undecided]：企業戦略の基本
ドメイン、製品・市場ポートフォリオ、シナジー、成長ベクトル。
第16回[未定/undecided]：多角化戦略
多角化戦略の定義、多角化の誘因・動機、多角化の類型、多角化度、多角化ディスカウント、ダイナミックな学習プロセス。
第17回[未定/undecided]：垂直統合の戦略
垂直方向の事業展開、垂直統合度、Make or Buyの意思決定、第3の取引形態、取引統治メカニズムの類型など。
第18回[未定/undecided]：国際化戦略
国際化の類型、国際化戦略における範囲の経済、海外顧客の購入意思と購入能力、輸入障壁、OLIフレームワーク、統合化と適応化、国際企業の類型、CAGEフレームワーク、AAA戦略、ポーングローバル戦略。
第19回[未定/undecided]：M&A戦略とPMI戦略
M&Aの類型、戦略的関連性の源泉、M&A戦略の動機、ターゲット企業とビディング戦略の行動規範と原則、買収後のプロセス統合戦略。
第20回[未定/undecided]：戦略的提携
戦略的提携の定義と形態、戦略的提携と業界構造、提携におけるリスクなど。
第21回[未定/undecided]：3回目ケーススタディ
ケーススタディ、グループ討論と発表。
第22回[未定/undecided]：イノベーション（Ⅰ）
イノベーションの定義、イノベーションのプロセス、イノベーションのジレンマなど。
第23回[未定/undecided]：イノベーション（Ⅱ）
イノベーションの実現プロセス、資源動員、オープン・イノベーションなど。
第24回[未定/undecided]：新規事業創造（Ⅰ）
ベンチャー企業とは何か、新規事業創造における製品開発モデルと顧客開発モデルについて説明。
第25回[未定/undecided]：新規事業創造（Ⅱ）
アントレプレナーシップとはなにか、アントレプレナーシップの二つの特徴的なアプローチについて説明。
第26回[未定/undecided]：新規事業創造（Ⅲ）
ビジネスモデルとはなにか、ビジネスモデルの構成要素およびビジネスモデルキャンバスについて説明し、さまざまな形態での企業の収益化、課金モデルの仕組みについて解釈。
第27回[未定/undecided]：4回目ケーススタディ
ケーススタディ、グループ討論と発表。
第28回[未定/undecided]：全社戦略とイノベーション戦略のまとめ
全社戦略とイノベーション戦略のまとめ。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
毎回授業に先立って、レジュメなどの資料を事前に予習し、指定されたリーディングを読みディスカッションに備えます。ケーススタディに際しては、プレゼンの資料（パワーポイント）を事前に作成します。
テキスト（教科書）Textbooks
教科書は使用しない。適宜資料を配布する。
参考書References
『企業戦略論』ジェイB．バーニー著、ダイヤモンド社．
『戦略サファリ』ヘンリー・ミンツバーグ著、東洋経済新聞社．
『競争の戦略』M・E・ポーター著、ダイヤモンド社．
『戦略経営論』ガース・サローナーほか著、東洋経済新聞社．
『リーン・スタートアップ』エリック・リース著、日経BP社．
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業中の参加の度合いと貢献度（20％）、ケーススタディの討論と発表（25％）、中間テストの成績（25％）、期末テストの成績（30％）を総合して成績評価を行います。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
スライドの切り替え速度に気をつけます。授業中、随時質問を受け付けます。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞国際経営論、経営戦略論
＜研究テーマ＞新興国市場における製品開発戦略、親会社と海外子会社間関係、新規事業創造
＜主要研究業績＞『日系企業の知識と組織のマネジメント－境界線のマネジメントからとらえた知識移転メカニズム－』白桃書房．
「新興国市場戦略における現地での能力開発と本国資産の選択的利用－中国における日本アパレル企業AB社の事例分析－」『国際ビジネス研究』．
「海外製品開発拠点の能力構築における探索と活用の順序－日本分析計測機器メーカーの中国開発拠点の事例分析－」『国際ビジネス研究』など．