情報科学部Faculty of Computer and Information Sciences
情報科教育法ⅠTeaching Method of Information Science 1
小林 邦久
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 情報科学部Faculty of Computer and Information Sciences |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | J2001 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 / Koganei |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2022年度以降入学者)Category (2022~) | |
カテゴリー(2021年度以前入学者)Category (~2021) | |
カテゴリーCategory | 教職科目 |
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Outline (in English)
This subject makes the necessary knowledge and the training the skill a target to educate at school as the future's "information teacher".
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
まず初めに、学習指導要領にある教科「情報」の教育目標と教科内容について正確に理解することを目標とします。次に、指導案作りや教材作りなどを通して、各単元ごとに学習する内容をどう組み立てるかなどを考えてもらいます。また、お互いにそれを発表しあいながら理解を深めていくことをしてもらいます。
みなさんが技術系学部の学生であることを念頭において、特に情報と社会との関連について、実際に指導することができるようになることを目標とします。
また、ICT活用についても考えていきます。
※教員免許を取得しても教職につくことを予定していないという人もいるかとは思いますが、すべての受講生が将来教員として教壇に立つことを前提に授業を行います。
到達目標Goal
この科目は、将来「情報科」の教員として学校現場で教育にあたるために必要な知識、技量の土台となる力を養成することを目標とします。教科「情報」は歴史の浅い教科なので、学習指導要領に示された事項についての知識を得ることをベースとしながらも、教科の内容を創造的に作り上げていける実践者となることをめざします。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
学習指導要領の内容や著作権法の解説、プログラミングや学力評価の方法など、各テーマの必要最少限の講義を行います。それを元に、基本的にはみなさん自身が資料を集め、考え、まとめ、発表し、議論するという形の授業を行います。教員として、教材の選択や作成ができることを目指します。課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:教科「情報」の目的と指導要領
共通教科および専門教科の目標と科目構成、教科「情報」が設立されることとなった趣旨を学びながら、その帰結として、この教科ではどのような力を育てることが求められているのかを考えます。
第2回[対面/face to face]:到達目標と年間授業計画の作成
年間の授業回数から年間の授業計画を立てます。1年間で学ばせる内容と流れを作ります。
第3回[対面/face to face]:情報活用およびICT活用の実践力
情報活用の実践力について、情報機器の操作教育としてあるソフトの使い方の指導案を考えます。
第4回[対面/face to face]:情報の科学的な理解
2進数の理解とコンピュータの成り立ちについて学びます。
第5回[対面/face to face]:問題解決とモデル化・シミュレーション
数値化できる日常の問題やモデル化された問題などを扱い、問題解決の学習内容とモデル化とシミュレーションを考えます。
第6回[対面/face to face]:アルゴリズムとプログラミング
十進BASICを使ってプログ ラミングを教えるための演習をします。
第7回[対面/face to face]:学力評価の方法
第3~6回で行った課題について学力評価をどう行うかについて実習します。
第8回[対面/face to face]:情報検索とデータベース
情報の整理と検索の必要性について学ばせたり、検索エンジンやデータの重要性などについて学び、指導法を考えます。
第9回[対面/face to face]:情報モラル
情報モラルを身につける上で、規範倫理としての黄金律や情報倫理、不安定で頻繁に変わる情報技術・情報インフラの知識、情報危機管理などを学び、どういう指導を行えばよいかを考えます。また、情報社会に参画する態度の指導を考えます。
第10回[対面/face to face]:著作権
著作権の基本的な考え方と色々な事例を通して理解を深めて、生徒に教える際の教材を作ります。
第11回[対面/face to face]:メディアリテラシー
いろいろなメディアについて学び、社会的現象を取り上げて指導することを考えます。
第12回[対面/face to face]:情報通信ネットワークとコミュニケーション
コミュニケーションツールとしてのネットワークについて学び、仕組みやセキュリティなどを学び、ネットワークについて何を教えるかを考えます。
第13回[対面/face to face]:教員の職務
授業の他に校務分掌、課外活動、生活指導、進路指導など教員の職務について考えます。
第14回[対面/face to face]:総合課題
各回で指導案作成や授業教材作成の課題を課して、その内容の質および発表等により評価します。
また、最終課題としての総合レポートも評価の対象としています。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業時間外の学習時間を4時間とします。
授業内で発表・問題提起をしてもらうために準備が課されることがあります。
高校生を対象とした読書案内を書く課題があります。自分が高校生に推薦できるような「情報」関連の本を探しておいてください。
教職課程で必要とされる教育学関連の授業で学んだことをしっかり復習しておいてください。
テキスト(教科書)Textbooks
高等学校学習指導要領〈平成30年告示〉解説 情報編 文部科学省 511円
※文部科学省HPよりダウンロード可能ではあるが、今後必要となるものなので必ず購入しておくこと
参考書References
高校時代に普通教科「情報」(「社会と情報」または「情報の科学」)の授業を受けたことがある人は、その教科書があると役に立ちます。
「情報科教育法(改訂2版)」久野靖/辰巳丈夫[監修] オーム社
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績評価基準期末試験は実施しません。
課題提出により評価します。期末に提出するレポート(35%)のほか、授業内でいくつかの課題(トータル65%)を課します。
ほぼ毎回の授業ごとに課題を課します。各課題の意図を正確に把握し、誠意を持って答えているかを含めて見ます。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
Hoppii に繋げられる貸与パソコンまたは自分のパソコンを必ず持参してください。