情報科学部Faculty of Computer and Information Sciences
LNG232KA-GH-206言語学Linguistics
花﨑 美紀Miki HANAZAKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 情報科学部Faculty of Computer and Information Sciences |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | J0309 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 / Koganei |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2022年度以降入学者)Category (2022~) | |
カテゴリー(2021年度以前入学者)Category (~2021) | |
カテゴリーCategory |
教養科目 人文系科目 |
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Outline (in English)
This course aims to enhance the understanding of what language is and the "way of thinking" underlying languages. In order to reach such objectives, we will conduct the folloiwng;
(1) We will learn what "natural English" looks like
(2) We will compare English with Japanese to consider the relationship between language and thought.
(3) based on the above findings, we will consider how we can make an effective English speech.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
語用論・社会言語学・言語人類学などで論じられている、言語とコミュニケーションに関わる比較的わかりやすいトピックを取上げ、概説します。具体的には、ミスコミュニケーションが起こっている事例を見、それがどうして起こっているかを説明し得るような理論を概説することを通して、言語とは何か、また、英語らしい英語とは何かを考察します。
例えば、窓をあけてほしいとき、「窓をあけてくださいませんか?」と日本語では否定疑問文で依頼することが丁寧ですが、英語で否定疑問文にして、Won’t you open the window?と依頼すると、相手が英語話者であると、いい顔はされません。これはどうしてなのでしょうか?これまで日英語の違いだ!覚えなさい!と言われてきたことも、言語「学」・英語「学」を学ぼうとするのであれば、覚えるだけではいけません。 どうしてなのかを問うてみる必要があります。そして、その「どうして」に答えを与えるであろう言語学・英語学の枠組みを学習し、「言語学・英語学」という学問を導入していきます。
到達目標Goal
この授業では、以下の3つを、主な目標とします。
(1)英語らしい英語とは何かを学習します。
(2)言語の裏にある、言語ごとの認知の差について、考察します。
(3)言語ごとの差についての理解をもとに、それをどのように応用すれば、相手にわかりやすい英語による発信ができるかについて考察します。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち「DP1」と「DP3-1」、「DP3-2」、「DP4-2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
教科書の抜粋と、それぞれの章のトピックに関係する内容のプリントを、交互に使用する予定です。 教科書を使う週はその内容把握に努め、プリントを使用する週は、英語について「考え」たり、グループワークをしたりします。授業で課した課題(小テストやレポート)等を取り上げ、授業内で全体に対してフィードバックを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回目[対面/face to face]:オリエンテーション
授業の概要について説明します
2回目[対面/face to face]:Fascination of Words
語についての教科書の章を読み、その内容把握に努めます。
3回目[対面/face to face]:Fascination of Wordsについての課題
語についての最新理論を紹介し、語がどうやってできるかについて考察します。
4回目[対面/face to face]:New Words
新語についての教科書の章を読み、その内容把握に努めます。
5回目[対面/face to face]:New Wordsについての課題
新語についての最新理論を紹介し、新語ができるメカニズムについて考察します。
6回目[対面/face to face]:Correct Words
政治的に正しい語についての教科書の章を読み、その内容把握に努めます
7回目[対面/face to face]:Correct Wordsについての課題
政治的に正しい語についての最新理論を紹介し、政治的に正しい語とは何かについて考察します
8回目[対面/face to face]:Convenient Comparison
比喩についての教科書の章を読み、その内容把握に努めます。
9回目[対面/face to face]:Convenient Comparisonについての課題
比喩の最新理論で説明できる、婉曲表現について考察します。
10回目[対面/face to face]:Polysemy
多義についての教科書の章を読み、内容把握に努めます。
11回目[対面/face to face]:Polysemyについての課題(1)
多義についての最新理論を紹介し、語の多義について考察します。
12回目[対面/face to face]:Polysemyについての課題(2)
多義についての最新理論を紹介し、機能語の多義について考察します。
13回目[対面/face to face]:日英語の差異について(1)
一学期間で考察してきた事例をもとに、英語らしい英語とは何かについて総括します。
14回目[対面/face to face]:日英語の差異について(2)
13回目に学習した日英語の差異についての理論をいかして、どのような発信をすれば相手にわかってもらいやすい英語を発信できるかについて学習します
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
教科書週の前の週には教科書の英語を読んでくる宿題がでますので、それを読んできてください。課題週の前の週には、課題の宿題を出しますので、それに挑戦してください。本授業の準備・復習時間は、計4時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
こちらで用意します。
参考書References
・『開放系言語学への招待 ―文化・認知・コミュニケーション』 唐須教光編 慶應大学出版会
・『ことばの意味 ―辞書に書いていないことー』 柴田武他 平凡社
・その他、授業内で指示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
以下の割合をもとに、総合的に判断します
・授業への参加態度(50%)
・学期末テスト(50%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
覚える英語から脱して、英語っておもしろいなと皆さんに感じていただけるよう、努力したいと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特にありません
その他の重要事項Others
(1)授業への積極的な参加と定期的に出題される課題への意欲的な取り組みが必要です。積極的に授業には参加してください。
(2)質問がある場合は、メールでお送りいただくか、GBCにお越しください。