理工学研究科Graduate School of Science and Engineering
COT500X3（計算基盤 / Computing technologies 500）通信ネットワーク特論２Communications Network (Ⅱ)
谷本 茂明Shigeaki TANIMOTO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学研究科Graduate School of Science and Engineering |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | YB007 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期集中/Intensive(Fall) |
| 曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 小金井 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 応用情報工学専攻 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Course outline:
First of all, the state transition diagram and sequence which are the substructures of a communication design is learned.
Furthermore, by reading the original protocol specification (original RFC), the method to express communication protocol and how to read the specification is mastered. So that, the way of expression of the a communication technology is learned.
Learning Objectives:
The goal is to become able to understand the English specifications of communication protocols and to acquire basic technology that can design programs based on them.
Learning activities outsaide of classroom:
Students will be expected to have completed the required assignments. Your study time will be more than four hours for a class
Grading Criteria/Policies:
Your overall grade in the class will be decided based on the following
Presentation: 70%、Reports : 10%、Exercise: 10%, Attitude toward class: 10%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
最初に、通信設計の基礎である状態遷移図とシーケンスについて学ぶ。さらに、原文(RFC)のプロトコル仕様を実際に読むことにより、仕様表現の仕方と読み方を習得し、通信技術開発における技術の表現方法と設計方法を学習する。
到達目標Goal
通信プロトコルの英文スペックを理解できるようになり，それをもとにプログラムを設計できる基礎的な技術をみにつけることを目標とする。また，スペックの基本的な読み方を学び，他のドキュメントを読むことができる応用力を身につける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
通信ネットワーク特論1にて身に着けた知識を踏まえ，具体的なプロトコルについての仕様について，さらに高度なプロトコルについて学ぶとともに，主に原典となるRFC英文ドキュメントを分担して読み，その内容について，原文とともに内容をプレゼンテーションする（輪講）。英文力，調査検討力，未知の文章や論文の読解力を高める事も目的とする。なお，受講者数により実施方法を適宜調整する
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：ガイダンスおよび導入
講義概要説明、通信ネットワーク特論1のまとめと復習
2[対面/face to face]：通信、標準化とは
通信ネットワークについて、プロトコルや通信仕様が決まる仕組み、ＲＦＣの読み方を学ぶ。
3[対面/face to face]：状態遷移図
通信プロトコル仕様としての状態遷移図を理解する。
4[対面/face to face]：状態遷移図演習
演習を通じて状態遷移の理解を深める。
5[対面/face to face]：公開鍵と認証の仕組み
暗号理論の理解と、セキュアプロトコルとしてのSSL,IPsecの仕組みを学ぶ。
6[対面/face to face]：HTTPの仕組み
アプリケーションレイヤプロトコルとしてのHTTPの仕組みを学ぶ。
7[対面/face to face]：RFC791 TCPプロトコル仕様の原RFC（英文）の輪講(全体構成)
TCPプロトコル仕様の原RFC（英文）の輪講
8[対面/face to face]：RFC791 TCPプロトコル仕様の原RFC（英文）の輪講(Introduction)
TCPプロトコル仕様の原RFC（英文）の輪講
9[対面/face to face]：RFC791 TCPプロトコル仕様の原RFC（英文）の輪講(Philosophy)
TCPプロトコル仕様の原RFC（英文）の輪講
10[対面/face to face]：RFC791 TCPプロトコル仕様の原RFC（英文）の輪講(Header Format)
TCPプロトコル仕様の原RFC（英文）の輪講
11[対面/face to face]：RFC791 TCPプロトコル仕様の原RFC（英文）の輪講(Sequence)
TCPプロトコル仕様の原RFC（英文）の輪講
12[対面/face to face]：RFC791 TCPプロトコル仕様の原RFC（英文）の輪講(Data Communication)
TCPプロトコル仕様の原RFC（英文）の輪講
13[対面/face to face]：RFC791 TCPプロトコル仕様の原RFC（英文）の輪講(Event Processing)
TCPプロトコル仕様の原RFC（英文）の輪講
14[対面/face to face]：まとめ
総まとめ
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習時間は、各４時間を標準とします。】
課外レポート対応、課題の実施
テキスト（教科書）Textbooks
RFC原文ドキュメント（英文）
配布資料による。
参考書References
・「コンピュータネットワーク入門」（サイエンス社）
・情報処理技術者試験 ネットワークスペシャリスト関連の参考書
・マスタリングTCP／IP入門編（オーム社）
・ マスタリングTCP／IP応用編（オーム社）
・RFCドキュメントなど
成績評価の方法と基準Grading criteria
プレゼン(プレゼン資料最終提出含む）（７０％程度）、レポート（１０％程度）、演習（１０％程度）、授業姿勢（１０％程度）を総合的に判断して行う。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
全員参加により理解を深めるやり方を工夫する。
その他の重要事項Others
オンラインでの開講となった場合、オンライン授業の方法や授業計画の変更、成績評価方法の変更などについては、学習支援システムでその都度提示する。担当教員から学習支援システムを通じた連絡がないか、日ごろからよく確認するようにしてください。
実務経験
・汎用コンピュータの開発環境の開発
・電話網インテリジェントネットワークの開発
・セキュリティシステムの研究開発およびマネジメント
授業の実施
・実務経験を交えつつ、実践的な授業を行う。
・学問的なことだけではなく、企業の最先端の状況を伝え、重要性を把握させる。