理工学研究科Graduate School of Science and Engineering
APC500Y1(複合化学 / Applied chemistry 500)フロンティア化学特論BFrontier Chemistry B
小鍋 哲、菊池 裕、小林 真盛、富沢 成美、辻 勇人、西原 洋知Satoru KONABE, Yutaka KIKUCHI, Mamoru KOBAYASHI, Narumi TOMISAWA, Hayato TSUJI, Hirotomo NISHIHARA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学研究科Graduate School of Science and Engineering |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | YB526 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期集中/Intensive(Spring) |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 応用化学専攻 |
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Outline (in English)
We study the frontier of chemistry. The researchers who are active in the front lines give lectures regarding various topics in applied chemistry.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
第一線で活躍されている研究者を講師として招き,先端研究の基礎となる概念,および最近のトピックスについて講義を行う。講師は,化学に関する様々な分野から選ばれており,広く応用化学に関する研究の最前線における展開や問題点について考える機会を与える。
到達目標Goal
応用化学の各研究分野の研究内容を理解し,応用化学の最先端にいる研究者との交流や研究に関する議論を行うことにより,研究開発者・技術者としての基礎知識・素養を身につける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本講義の履修者は毎回出席することを原則とする。今年度は,5名の兼任講師の方々を迎えている。集中講義となるため,今後の連絡に注意すること。
「有機機能材料の科学」辻勇人(神奈川大学)
「ゴム、そのユニークさを味わう」菊池裕(興国インテック(株))
「粘着剤と剥離材」小林真盛(リンテック株式会社)
「血液浄化デバイスの開発とあゆみ」富沢成美(日機装株式会社)
「カーボン材料の基礎と応用」西原洋知(東北大学)
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回目[対面/face to face]:はじめに
本講義の概要について紹介する(小鍋)。
2回目[対面/face to face]:分子構造と機能
π電子系の構造と機能について理解する(辻)
3回目[対面/face to face]:有機機能材料の応用
有機機能材料の応用例として、有機ELや有機レーザーデバイスの基礎を学ぶ(辻)
4回目[対面/face to face]:構造制御の科学
分子の構造を固定するとどうなるか?について、最新の研究例も交えて学ぶ(辻)
5回目[対面/face to face]:ゴムとは
ゴムという素材について、改めてその歴史、現状、先端技術を学ぶ(菊池)
6回目[対面/face to face]:ゴムの部品開発
ゴムを用いた部品の開発過程を通じて、化学と日常生活の関わりを実感する(菊池)
7回目[対面/face to face]:粘着加工製品について
身近に用いられている粘着ラベルやシールについて説明し、キーマテリアルである粘着剤と剥離材に関して解説、粘着加工製品に対する知見・知識を深める(小林)
8回目[対面/face to face]:シリコーン:そのユニークな特性について
粘着剤にも剥離剤にもなる、ユニークな材料である「シリコーン」にフォーカスを当てて、その特徴について詳細に解説する(小林)
9回目[対面/face to face]:血液浄化療法・血液浄化器の歴史
治療の基本的原理、血液浄化における業績、理論に基づいた製品開発など血液浄化療法の生い立ちについて理解する(富沢)
10回目[対面/face to face]:血液浄化用装置と浄化器の透水性能とその発展
日本における血液浄化装置開発と浄化器の発展について理解する(富沢)
11回目[対面/face to face]:外国との比較
臨床結果、治療モダリティーおよび保険制度など外国との違いについて理解する(富沢)
12回目[対面/face to face]:カーボン材料について
カーボン材料の定義、調製法、構造について基礎的な事項を学ぶ(西原)
13回目[対面/face to face]:カーボン多孔体の構造評価
活性炭やカーボンブラックなど、ナノ細孔をもち環境浄化や電池部材として広く利用されているカーボン多孔体の構造評価法の基礎を学ぶ(西原)
14回目[対面/face to face]:カーボン材料の先端的研究
1コマ目と2コマ目で学んだカーボン材料の基礎を踏まえた上で、先端のカーボン材料研究の内容を学ぶ。応用についても言及する(西原)
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習時間は、各4時間を標準とします。】各教員の講義内容に関する資料は,必要に応じ事前に掲示および授業支援システムを通じて配布する。受講生はその資料を元に事前に準備学習を行うことが望ましい。
テキスト(教科書)Textbooks
必要に応じ各教員から別途指示する。
参考書References
必要に応じ各教員から別途指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
出席および講義中の議論,質疑応答,各教員からの出題される課題レポートの結果を元に総合的に評価を行う。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。