理工学研究科Graduate School of Science and Engineering
MAN500Y1(経営学 / Management 500)起業特論Case study of start up companies
辻井 康一Koichi TSUJII
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学研究科Graduate School of Science and Engineering |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | YB523 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月5/Mon.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 応用化学専攻 |
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Outline (in English)
The aim of this course is to understand the process of entrepreneurship. In addition, an understanding of business model, case study of lean startup, user-oriented development using design thinking, and explanation of the idea creation method are performed. This course focuses on entrepreneurship models in Japan and the US and Europe, and learns the process of entrepreneurship from both theory and practice through case analysis.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
起業とは何か。起業家はどのように創業し、成長を遂げていくのかという、起業家活動のプロセスの理解を目指す。授業では、ビジネスモデルの理解、リーンスタートアップのケーススタディやデザイン思考を用いたユーザ志向開発およびアイデア発想法などの技法解説に加え、事例分析を通して理論と実務の両面から起業プロセスを学ぶ。
本講義で扱う事例は日本および欧米の起業をモデルとし、修了後の進路決定や創業、社内起業を見据えた実践的なものとする。
到達目標Goal
・起業プロセスを体系的に理解した上で、ビジネスモデルおよび起業に関する実践的マネジメントを学ぶ。
・ケーススタディに基づく考察を行うことで、ビジネスプランニングのスキルを高める。
・自らが関心を寄せる技術に対するビジネスアイデアの創出およびビジネス企画プレゼンテーションを通して企画力、表現力、質問応答力を養う。
・国内外の最先端の起業家活動を理解し、グローバルな視点を持つ。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・授業はオンラインと対面を半々とする予定であり、授業初回に方法を提示する
・講義資料は学習支援システム上で配布する
・必要に応じて参考WEBサイトおよび参考資料の通読を指定する
・概念の理解のために、スライドを用いて解説を行う
・個人でのケーススタディの分析と、それをもとに全員で議論を行う
・デザイン思考を用いたビジネスアイデア創出の演習および、発表を行う
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回[対面/face to face]:イントロダクション
講義のガイダンス、スタートアップと起業家の定義を行う
2回[未定/undecided]:起業プロセス 1
起業の機会認識、起業の意思決定、具体化、実行(戦略策定、組織組成)、成長、出口の一連のプロセスについて理解する
3回[未定/undecided]:起業プロセス 2
起業の機会認識と具体化プロセスの理解とケーススタディによるディスカッションを行う
4回[未定/undecided]:起業プロセス 3
ビジネスモデルの収益化、キャッシュフローと損益分岐点の理解および、資金調達と出口戦略、ベンチャーキャピタルの仕組と収益化について理解する
5回[未定/undecided]:ケーススタディ
日本および諸外国のスタートアップ企業事例の総合的分析とディスカッションを行う
6回[未定/undecided]:アイデア発想
いくつかのアイデア発想法を用いたアイデア出し技法について演習を行いながら理解する
7回[未定/undecided]:デザイン思考1
アイデア創出のためのデザイン思考プロセスを理解する
8回[未定/undecided]:デザイン思考2
テクノロジープッシュとマーケットプッシュについて、演習を通してそのプロセスの違いを理解する
9回[未定/undecided]:ビジネスアイデアの検討1
課題分析とユーザ分析(グループワーク)を行う
10回[未定/undecided]:ビジネスアイデアの検討2
アイデア発想法を用いたソリューション検討とビジネスモデルの検討(グループワーク)を行う
11回[未定/undecided]:ビジネスアイデアの検討3
収益モデルの検討(グループワーク)を行う
12回[未定/undecided]:ビジネスプランレビュー
リーンキャンバスを用いて作成したビジネスプランのレビューとディスカッションを行う
13回[未定/undecided]:ビジネスプランプレゼンテーション
作成したビジネスプランの発表とフィードバックを行う
14回[未定/undecided]:起業の実際とまとめ
スタートアップ企業のモデル分析と現在の業績および事業戦略分析を行い、これまでの学習内容を総括する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習時間は、各1時間を標準です】
またビジネスプラン発表に向け、ケーススタディの事前検討およびデザイン思考・ビジネスプラン作成のための調査および発表準備として、授業後半において60分、最大120分程度の負荷を想定しています。
テキスト(教科書)Textbooks
特に設定しない。
適宜、教材または参考資料を配布する。
参考書References
『ベンチャーマネジメント 事業創造入門』長谷川博和, 日本経済新聞 2010年
『ビジネス・クリエーション!』ビル・オーレット, ダイヤモンド社, 2014年
『リーン・スタートアップ』, エリック・リース, 日系BP社, 2012年
『イノベーションの最終解』クレイトン・M・クリステンセン,翔泳社,2014年
『両利きの経営』オライリー,タッシュマン,東洋経済新報社,2019年
『ゼロからつくるビジネスモデル』井上達彦,東洋経済新報社,2019年
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回の事前課題に対するメモ提出(20%)、ケーススタディのミニレポート提出(20%)、ビジネスプランのプレゼンテーション(40%)、起業家活動の分析に関する最終レポート(20%)で評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
グループ演習やディスカッションの時間を多くとるようにし、インタラクティブな講義とする。
インターンや会社見学などの時期とも重なることから、これらに有用な情報を提供するととも、できるだけ最新の起業事例を紹介する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
・インターネットを使用し動画視聴を併用する
・パソコンが必要な場合は事前に連絡する
その他の重要事項Others
・講師自身は企業に所属し、実務として新規WEBサービスの事業計画から構築、運営管理を行う立場にある。事業構築を行う上での課題、予期せぬ事象の発生などの実際の経験から得られた内容を踏まえた講義を展開する。