理工学研究科Graduate School of Science and Engineering
HUI500X3（人間情報学 / Human informatics 500）感覚・感性センシング特論Perceptual and Cognitive Sensing
吉田 宏之Hiroyuki YOSHIDA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学研究科Graduate School of Science and Engineering |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | YB032 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 小金井 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| カテゴリーCategory | 応用情報工学専攻 |
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Outline (in English)
[Outline]We will examine comprehensively about human cognitive function, especially sense, perception and emotion. Also, you will learn how to get and analyze psychological data.
[Learning Objectives]You can acquire basic knowledge and research methods about human mental processes that cannot be observed directly. And you can understand the concrete research results that have been obtained so far for Kansei research.
[Learning activities outside of classroom]Read research papers and handouts in advance.
Prepare for the experiment (material processing, program, etc.).
Analyze experimental data and write a report (4 hours each)
[Grading Criteria /Policy]The report is rated at 70% and the normal score is rated at 30%.
The report should show that the emotional and cognitive psychological research methods are understood.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
人間の認知機能について、特に感覚・知覚と感情を中心的に総合的に考究する。また、心理学的なデータの取得分析方法について修得する。
到達目標Goal
直接観察ができない人間の心的過程について基本的知識を習得し、また研究の方法論を修得できる。そして感性的研究について、これまでに得られている具体的な研究成果について理解できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
人間の視覚情報処理を中心に近年の様々な分野での研究成果に関して講義する。
授業の初めに、前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ、全体に対してのフィードバックを行う。
また、心理実験の方法論についても紹介し、実際に心理実験を体験実施する。
テーマは顔表情認知に関するものとなり、受講生は互いに実験者や実験参加者を行う。
授業で行う心理実験はデータを収集、分析しレポートとして提出する。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：初回ガイダンス・心理学に関する基本的な説明
授業の概要
（心理学、感性とは何か）
第2回[対面/face to face]：視覚の諸過程
網膜細胞の仕組み、色彩や動きの知覚
第3回[対面/face to face]：目から脳への情報の伝達と脳内情報処理
網膜からの信号統合、脳内情報処理
第4回[対面/face to face]：高次視覚処理
パターンの良さ・美の認識
第5回[対面/face to face]：認知と感情1
顔認知モデル
表情認知、表情と感情
第6回[対面/face to face]：認知と感情2
表情とコミュニケーション
第7回[対面/face to face]：実験計画法と分析法
実験計画の立て方、各種測定法の紹介および測定データに即した分析の方法につちえ
第8回[対面/face to face]：感情・認知に関する研究の基礎知識
感情・認知心理学的研究で使用される実験環境について
第9回[対面/face to face]：感情・認知研究に用いる実験材料の取得方法
実験で使用する刺激の素材準備についての解説と体験
第10回[対面/face to face]：実験刺激の加工と整備
実験計画に沿った実験刺激作成についての解説
第11回[対面/face to face]：実験環境の整備
実験制御プログラムの解説と準備
第12回[対面/face to face]：実験の実施方法１
感覚感性に関する実験の実施方法の解説
第13回[対面/face to face]：実験の実施方法２
感覚感性に関する実験の実施方法の実習
第14回[対面/face to face]：実験データ解析
取得データの分析方法の解説と実習
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習時間は、各４時間を標準とします。】
第1回～第7回 研究論文、配布資料を事前に読む（各4時間）
第8回～第12回 実験の事前準備（素材加工、プログラム等）をする（各4時間）
第13回～第14回 実験データの解析を行ってレポートを書く（各4時間）
テキスト（教科書）Textbooks
使用しない。
参考書References
吉川・中村・益谷（編著）「顔と心」サイエンス社 1993．
竹原・野村（編著）「顔研究の最前線」 北大路書房 2004．
大山・宮埜・岩脇 「心理学研究法」サイエンス社 2005．
ほかに適宜授業内で指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポート（70％）平常点（30％）として評価する。
レポートは感情・認知心理学的研究方法が理解できていることを示す必要がある。
レポート評価基準
S:配布資料に従ってレポートを作成し、先行研究と対比しながら独自性の高い考察を行う。
A:配布資料に従ってレポートを作成し、先行研究と対比しながら考察する。
B:配布資料に従ってレポートを作成し、自分なりの考察をおこなう。
C:配布資料に従ってレポートを作成提出する。
D:レポートの必要要件が不足している。
必要要件について授業内で資料を配布する。
平常点は授業内での作業（準備からデータ収集、データ分析まで）に対して評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
2021年度はオンラインでの実施ということもあり、理解度がやや高めの結果であった。
オンライン授業であった場合にも理解度を高められるよう課題内容を検討したい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
PCとプロジェクタを使用して授業を進める。
また各自PCを持参し、実験準備・データ処理等を行うために必要なソフトウェ群を用意する。
MATLABを使用するのでインストールしておく。
その他の重要事項Others
個人を対象とした各種データは個人情報として慎重に扱うこと。