理工学研究科Graduate School of Science and Engineering
COT500X3(計算基盤 / Computing technologies 500)インターネットとイノベーション特論Innovation of Internet
山﨑 泰明Yasuaki YAMASAKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学研究科Graduate School of Science and Engineering |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | YB031 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 応用情報工学専攻 |
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Outline (in English)
【Course outline】
Theory about innovation of 13 necessary to building of a new business model is learned in this lecture. Further, I think about the digital service to settle the problem of our living.
【Learning Objectives】
Remarkable manufacturing isn't always value making. Fusion of technological knowledge and business administration-like knowledge will be a countermeasure. I aim to put on this thought.
【Learning activities outside of classroom】
Two hours of preparation and two hours of review.
【Grading Criteria/Policies】
Your overall grade in the class will be decided based on the following.
Term-end examination:40%、Short report:30%、in class contribution:30%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
インターネットによるイノベーションの議論では、主として技術革新がもたらす人間社会の進化、コミュニケーション手段の多様化などに着目されるが、 新技術をもとに事業を創造し、社会に普及させるのは企業である。近年では、 インダストリー 4.0 や人工知能(AI)、IoT(モノのインターネット)、ビッグデータ分析、そしてロボットを使った工場の無人化などについての記事を毎日のように目にする。それらの技術を活用し、今までにない全く新しいビジ ネスモデルも生まれてきている。本講義では、イノベーション創出のベース となる主な理論を学び、その知識を身につけた上でインターネットによるイノベーションを具体的に実現している企業の経営戦略やビジネスモデル及び サービスの展開等について理解を深める。
到達目標Goal
イノベーションに関する理論を学習することにより、企業のビジネスの本質を見極める深い洞察力を身につける。また、インターネットビジネスに関わる実際のビジネスのケーススタディを通して、広い視野を養う。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義及びディスカッション、小テストによる理解度の確認、そして期末の課題としてビジネスプランの作成を行なう。コロナウイルスの影響等により、対面での授業が困難であると大学側が判断した場合は、対面授業と同様の資料等を用いてオンディマンドでの授業とする。毎回、授業の最後に小レポートを課し、メールで各自へコメントを行なう。なお、メールアドレスはオープンにし、随時、履修生からの質問等は受け付け、遅滞なく返信等を行なう。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:イントロダクション
インターネットの進化とイノベーション
インターネットの技術革新は、さまざまなイノベーションを生成した。 1990 年代の米国経済の復権は、それらのイノベーションによるものであり、学問としてのMOT(技術経営)が果たした役割は大きい。第1回目はイントロ ダクションとして、各回の講義の狙い について説明するとともに、身近にある代表的な企業の経営戦略と、イノベーションがもたらした価値について概要を知る。
第2回[対面/face to face]:イノベーション理論の変遷1
①新結合(ジョセフ・シュンペーター)
第3回[対面/face to face]:イノベーション理論の変遷2
②パラダイムシフト(トーマス・ クーン)
第4回[対面/face to face]:イノベーション理論の変遷3
③企業家(ピーター・ドラッカー)
第5回[対面/face to face]:イノベーション理論の変遷4
④破壊的イノベーション(ジェーム ス・アッターバック)
第6回[対面/face to face]:イノベーション理論の変遷5
⑤イノベーションのジレンマ(クレイトン・クリステンセン)
第7回[対面/face to face]:イノベーション理論の変遷6
⑥イノベーション・マネジメント (ジョー・テッド)
⑦オープンイノベーション(ヘンリー・チェスブロウ)
第8回[対面/face to face]:イノベーション理論の変遷7
⑧イノベーター理論(エヴェリット・ ロジャース)
第9回[対面/face to face]:イノベーション理論の変遷8
⑨バリュー・イノベーション(チャン・キム&レネ・モボリュニュ)
⑩ダイナミック・ケイパビリティ(デビッド・ティース)
第10回[対面/face to face]:イノベーション理論の変遷9
⑪意味のイノベーション(ロベルト・ ベルガンディ)
⑫リバース・イノベーション(ヒジャイ・ゴビンダラジャン)
⑬ユーザーイノベーション(エリック・ヒッペル)
第11回[対面/face to face]:重要技術とデジタルライフ1
IT技術の変革によって、産業革命、行政のあり方から個人のライフスタイルまで、社会全体が急激に変化した。ここでは「新しい働き方の実現」や「人に寄り添うサービスの実現」について学ぶ。
第12回[対面/face to face]:重要技術とデジタルライフ2
本講では、「シンセティック・メディア」や「ボイステクノロジーの進化」によるデジタルヒューマンについて学ぶ。
第13回[対面/face to face]:重要技術とデジタルライフ3
ここでは「ジェロンテック」や「FinTech」について学ぶ。
第14回[対面/face to face]:ビジネスプランの作成(春学期授業内試験)
ビジネスプランの作成:本講義で学んだイノベーション理論及びさまざまなインターネットビジネスを参考にして、独自のインターネット ビジネスのプランを作成する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習時間は、各4時間を標準とします。】
・事前にテキストをサイトにアップしますので、2時間程度の予習を望みます。
・また、期末のビジネスプランの作成に向け、毎回の授業の復習が2時間程度は必
要と考えます。
テキスト(教科書)Textbooks
講師作成の資料を事前にサイトにアップする。
参考書References
事前に参考資料等の紹介を行なう。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業関与度 30%
理解度小テスト 30%
ビジネスプラン 40%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
これまでの種々のイノベーションに関するメカニズムを知るとともに、未来の社会を構想する方法論や思考方法を身につける。