理工学研究科Graduate School of Science and Engineering
COT500X3(計算基盤 / Computing technologies 500)通信ネットワーク特論1Communications Network (Ⅰ)
上田 浩Hiroshi UEDA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学研究科Graduate School of Science and Engineering |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | YB006 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 応用情報工学専攻 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Course outline: In order to understand a fundamental operation of a communication network, you learn the principle and network protocol of the Internet. You understand what has happened in the network, and how a data is transferred.
Learning Objectives:
The goals of this course are to obtain basic knowledge of routing protocols such as RIP, OSPF.
Learning activities outstide of classroom:
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Grading Criteria /Policy:
Final grade will be calculated according to the following process Assignment (50%), Online test/quiz (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
通信ネットワークの基本的な動作を理解するために、インターネットをモデルとしてその原理とネットワークプロトコルを中心に学ぶ。ネットワーク内で何が起こっているか、どのようにデータが転送されるのかを理解する。
到達目標Goal
インターネットとLANの仕組みを理解し、ネットワーク設計を行うことができる基本技術を習得することを目標とする。特に、ルーティングを中心に学習する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
インターネットに代表される情報通信ネットワークの仕組みを学習する。具体的には,まず,ネットワークの基本的な構造,通信の仕組み,プロトコルレイヤ構成をふり返る。次に,代表的なルーティングプロトコルを習得する。TCP/IPを中心にネットワークにおけるIPアドレスの構成やパケットルーチングについて学習する。また,アプリケーションレイヤについて,いくつかの具体的プロトコルの原理と動作を学ぶ。
課題に対するフィードバック(評価とコメント)を原則として課題を出題した次の授業までに迅速に行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:IPとルーティング(1)
IPパケットが目的地まで到着できる仕組みを学ぶ。
2[オンライン/online]:IPとルーティング(2)
IPについてこれまで学んできた知識の確認を行う。
3[オンライン/online]:ルーティングの概要
デフォルトルート、スタティックルーティング、ダイナミックルーティングについて整理する
4[オンライン/online]:OSPF(1)
OSPFの概要とその特徴であるリンクステートプロトコルについて学ぶ
5[オンライン/online]:OSPF(2)
OSPFにおけるルーティングテーブルの作成について学ぶ。
6[オンライン/online]:OSPF(3)
OSPFのルータにおける設定例をとり上げる。
7[オンライン/online]:OSPF(4)
OSPFのパケットフォーマットについて学ぶ。
8[オンライン/online]:RIP(1)
RIPの概要と歴史、その特徴であるディスタンスベクター型アルゴリズムについて学ぶ。
9[オンライン/online]:RIP(2)
RIPのルータにおける設定例をとり上げ、OSPFとの比較を行う。
10[オンライン/online]:RIP(3)
RIPのメッセージフォーマットについて学ぶ。
11[オンライン/online]:BGP(1)
BGP-4の概要とOSPFとの違いについて学ぶ。
12[オンライン/online]:BGP(2)
BGP-4メッセージフォーマットについて学ぶ。
13[オンライン/online]:BGP(3)
BGP-4のパス属性について学ぶ。
14[オンライン/online]:BGP(4)
BGP運用の実際例について学ぶ。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習時間は、各4時間を標準とします。】
課外レポート対応
テキスト(教科書)Textbooks
授業中に提示するパワーポイント等
参考書References
・金井他著「基本からわかる情報通信ネットワーク 講義ノート」オーム社
・情報処理技術者試験ネットワークスペシャリスト関連の参考書
・「マスタリングTCP/IP 入門編 第6版」(オーム社)
その他、必要に応じて講義中に紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
オンラインでの授業の場合
・毎回の小テスト、レポート等 → 50%程度
・最終回に行うオンラインテストと最終レポート →50%程度
対面授業の場合
レポート(20%程度)、演習(20%程度)、期末試験(50%程度)、授業姿勢(10%程度)を総合的に判断して行う。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
課題に対するフィードバックを迅速に行うように努める。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システム等を利用する。
その他の重要事項Others
オンライン開講になった場合の対応
・オンデマンド型講義とする
・セクションごとの学習目標を明示し、達成状況を評価に反映させる
実務経験
・大学の情報システム・ネットワークの管理運用
・ネットワークトラフィックの計測と分析
・クラウドシステムの企画と運用
・セキュリティポリシーの策定と運用・普及
授業の実施
・企業から講師を招き、実際の企業活動への理解を深める。
・実務経験を交えつつ、実践的な授業を行う。
・学問的なことだけではなく、企業の最先端の状況を伝え、重要性を把握させる。