現代福祉学部Faculty of Social Policy and Administration
MAN300JB（経営学 / Management 300）協同組合論Cooperative Association Study
阿高 あやAya ATAKA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 現代福祉学部Faculty of Social Policy and Administration |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | N1156 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 入学年度Admission year | |
| カテゴリー（2021年度以前）Category (~2021) | |
| カテゴリー（福祉コミュニティ）Category (Department of Community Development) |
専門教育科目 専門展開科目 |
| カテゴリー（臨床心理）Category (Department of Clinical Psychology) | |
| カテゴリー福祉コミュニティ学科（2020年度以前入学者）Category福祉コミュニティ学科 (~2020) | |
| カテゴリー福祉コミュニティ学科（2021年度以降入学者）Category福祉コミュニティ学科 (2021~) | |
| カテゴリー臨床心理学科（2020年度以前入学者）Category臨床心理学科 (~2020) | |
| カテゴリー臨床心理学科（2021年度以降入学者）Category臨床心理学科 (2021~) |
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Outline (in English)
【Course outline】
This lecture interprets the characteristics and roles of co-operatives in comparison with history and modern society. It also learns the uniqueness of co-operatives and explores the ideal way of a better organization. Students can reach a deeper understanding by attending lectures in relation to real life and co-operatives.
【Learning Objectives】
・ Be able to outline the characteristics and historical development of co-operatives.
・ It is possible to explain the characteristics of various corporate forms such as corporations and NPOs.
・ Be able to categorize co-operatives in the community and explain their role.
【Learning activities outside of classroom】
・ The standard preparation and review time for this class is 1 hour each.
・Please watch the video below.
https://youtu.be/ID43NkZIK5M
https://youtu.be/PgrXg5Z_AKA
【Grading Criteria /Policy】
・As a normal point, we will impose a reaction paper (60%), a quiz (20%), and a term-end report (20%) each time.
・The reaction paper measures "understanding of the purpose and function of establishing various cooperatives".
・In the 2nd to 6th classes, a mini-test will be conducted on the history, characteristics, and roles of the co-operatives learned in that session.
・For the term-end report, select one cooperative at will, and discuss (1) outline (location, scale, history), (2) purpose / idea, (3) business content, and (4) the relationship with regional sustainability in 3,000 characters.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本講義は、世界と日本の協同組合の特質と役割について歴史的視点と現在社会の両面から社会経済的検討を行うことで、協同組合の独自性を把握し、今後の社会経済のあり方を考究するものである。また、身の回りの協同組合を思い浮かべながら講義に臨むなど、学んだことと自らの実生活・実社会を関連付けることが、本講義の深い理解に直結する。
到達目標Goal
・協同組合の特性と歴史的展開を概説することができる
・協同組合を知ることで、株式会社やNPOや行政等の組織的特徴も同時に学ぶことができる
・地域や国際社会にある協同組合を判別し、その役割を説明することができる
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」と「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業形態は講義形式であるが、適宜、受講生との口頭でのコミュニケーションを求める。授業内での質問に対する回答や、毎回の授業後のリアクションペーパーにおいて、自分なりの授業の受け止めと実生活・実社会との関連付けが表明されるようなコメントが本講義の理解に直結する。毎週、インライン形式でのリアクションペーパーを求めるが、それに対しては朱書きでフィードバックを行なっている。授業終了後は質問時間とするがメールで回答することもある。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：イントロ：協同とは
公共私三大セクター：各セクターの目的・資本・運営主体の比較と社会的・連帯経済について把握する
第2回[対面/face to face]：基礎編①協同組合とは
協同組合の定義・価値・原則について：協同と共同・協働の違いや自助・共助・公助／協同組合の原則について学ぶ
第3回[対面/face to face]：基礎編②イギリス・ロバート・オウエンとロッチデール公正先駆者組合
イギリスにおける資本主義の台頭と協同組合の発祥：イギリスの協同組合の台頭について学ぶ
第4回[対面/face to face]：基礎編③ドイツ・ライファイゼン農協と無形文化遺産への登録
ドイツにおける協同組合について：ライファイゼン農村信用組合やシュルツェ・デーリチェ商工組合について学ぶ
第5回[対面/face to face]：基礎編④日本における共同体と二宮尊徳
結・講・手間替えなど日本型共同体組織と二宮尊徳の報徳思想について学ぶ
第6回[対面/face to face]：基礎編⑤賀川豊彦と生協・共済運動
賀川豊彦の理念とその影響について学ぶ
第7回[対面/face to face]：発展編①日本の農協
JAグループの総合事業と正准組合員の相違を学ぶ（ゲストスピーカー予定）
第8回[対面/face to face]：発展編②日本の生協
日本における消費者運動と女性のエンパワメントを事業化した生協の組合員活動を学ぶ（ゲストスピーカー予定）
第9回[対面/face to face]：発展編③日本の漁協
水産業の仕組みと現状からJFグループの役割を学ぶ（ゲストスピーカー予定）
第10回[対面/face to face]：発展編④日本の森林組合
林業の現状とJForestグループの機能やSDGsとの関わりを学ぶ
第11回[対面/face to face]：発展編⑤日本の労働者協同組合
新しい協同組合である働く人の協同組合と地域での
協同労働を学ぶ
第12回[対面/face to face]：発展編⑥協同組合間の協同について
国内の協同組合間協同の事例とICA(国際協同組合同盟)の役割について学ぶ
第13回[対面/face to face]：総論編①協同組合とSDGsの相関
国連「持続可能な開発目標（SDGs）」と協同組合との相関を学ぶ
第14回[対面/face to face]：総論編②協同組合の今日的課題
これまで学んだことをもとに、協同組合の進むべき途を考える。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・本授業の準備・復習時間は、各1時間を標準とします。
・毎回の講義の前に、家の光協会の公式YouTubeチャンネルにて【阿高あやのざっくりわかる協同組合】全13回を視聴をお願いする予定です。（各８分程度）
・前回内容のコメントをリアクションペーパーとして作成し、提出を要請します。（30分程度）
テキスト（教科書）Textbooks
日本協同組合連携機構編「1時間でよくわかるSDGsと協同組合」、家の光協会、2019年、660円
参考書References
日本協同組合連携機構編「新・協同組合とは」、JA全中、2018年、730円
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点として毎回のリアクションペーパー（60％）、小テスト（20％）、期末レポート（20％）。リアクションペーパーでは「各種の協同組合の設立目的と機能の理解度」をはかる。第2〜6回ではその回で学んだ協同組合の歴史、特質、役割、他組織との相違点などに関するミニテストを用意する。期末レポートでは、「協同組合とどのように接していくかを主体的に考える力を身に付け」られるかをはかる。期末レポートは自分の身の回りの地域や国際社会から任意で協同組合を一つ見つけ、①その協同組合の概要（立地、規模、沿革）、②目的・理念、③事業内容、④地域の持続可能性との関連などについて3,000字程度で論じる。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
視聴覚教材を多用する。
その他の重要事項Others
対話を重要視する講義です。日本を代表する協同組合の実践家から複数名のゲストスピーカーを招く予定です。第一次産業、地域おこし、食品流通、環境、非営利組織などの業界研究にもなります。