現代福祉学部Faculty of Social Policy and Administration
GDR100JA（ジェンダー / Gender 100）女性学Women Studies
藤田 和美Kazumi FUJITA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 現代福祉学部Faculty of Social Policy and Administration |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | N5120 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 金1/Fri.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 1～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 入学年度Admission year | |
| カテゴリー（2021年度以前）Category (~2021) | |
| カテゴリー（福祉コミュニティ）Category (Department of Community Development) |
総合教育科目 視野形成科目（社会系） |
| カテゴリー（臨床心理）Category (Department of Clinical Psychology) |
総合教育科目 視野形成科目（社会系） |
| カテゴリー福祉コミュニティ学科（2020年度以前入学者）Category福祉コミュニティ学科 (~2020) | |
| カテゴリー福祉コミュニティ学科（2021年度以降入学者）Category福祉コミュニティ学科 (2021~) | |
| カテゴリー臨床心理学科（2020年度以前入学者）Category臨床心理学科 (~2020) | |
| カテゴリー臨床心理学科（2021年度以降入学者）Category臨床心理学科 (2021~) |
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Outline (in English)
（Course outline）Gender Studies is an interdisplinary academic field spannning the humanities, social sciences, and natural sciences. This field explores critical questions about the meaning of gender in society and examines how notions of gender structure our reality. Gender studies has been influenced by post-modernism, including arguments that gender is not a fixed category, but rather a social construction. Scholars have used these theories to examine how the construction of gender functions in a range of spheres, such as work, the family, social policy, law, education and media. This course will investigate contemporary feminist thought from a variety of disciplinary perspectives. We will focus on key issues in feminist thoery such as gender equality/inequality, the public/private dichotomy, gender segregation, unpaid work and the construction of masculinity among others. This course aims also to think through the ways in which these concerns intersect with issues of race/ethnicity, class, sexuality, and the nation.
(Learning Objectives)The goals of this course are to think of a solution about modern gender issues.
(Leaning activities outside of classroom)Before/after each class meeting ,
students will be expected to spend four hours to understand the course content.
(Grading Cruteria/Policy) Your overrall grade in the class will be decided based on the following.Term-end examination:50%、Short reports:10％、in class contribution:40%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
ジェンダー研究は、1960年代後半に登場した第二波フェミニズムと呼ばれる社会運動をきっかけに登場した他領域的で学際的な学問分野です。当初は、女性学（Women's Studies)として男女の差異と不平等の検証に焦点があてられ、伝統的な学問分野の男性中心性が明らかにされるとともに、女性の生の基盤を形づくってきた知識・技能・経験の再評価が行われました。その後1980年代には、男性や男性性の経験に焦点をあてた研究も行われるようになり、これが後に男性学（Men’s Studies）という専門領域になっていきます。
ところが、女性学とそれに続く男性学がアカデミックな探求の専門領域として確立された1980年代後半、ポストモダニズムやポスト構造主義などの理論が進行した結果、「女性」や「男性」を別々の一元的なカテゴリーとして捉える考え方に疑問が突きつけられます。これにより、「女性学」や「男性学」という用語は論争の的となり、それらの存在理由が大きく揺さぶられることになりました。
こうした経緯を経て、現在のジェンダー研究は、男女間だけではなく女性相互、男性相互の関係性の研究を含む学問分野として理解されています。本授業ではジェンダー研究の主要概念・理論を学ぶとともに、1980年代後半から1990年代にかけて登場した性的マイノリティの運動とそこで展開された「新しいジェンダー・ポリティクス」を学び、現在、私たちが直面している問題の解決策を考えます。
到達目標Goal
1）フェミニズム運動の歴史を知り、説明できるようになること
2）ジェンダー研究における基礎概念とその背景にある理論的考え方を理解し、説明できるようになること
3）現在のジェンダー問題の状況を把握し、解決策を具体的に提案できるようになること
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義形式の授業を基本としますが、受講生が少ない場合、グループワークを行うこともあります。講義はパワーポイントを投影しながら行います。プリント（パワーポイントを印刷したもの）は配布しませんが、パワーポイントのデータを前日夜までに学習支援システムにアップします。プリントが必要な学生は各自印刷し、授業に持参してください。秋学期は対面での開講となりますが、変更される場合には学習支援システムでその都度提示します。毎回の授業時には、リアクションペーパーを提出していただきます。提出していただいたリアクションペーパーや課題については、次の授業時に紹介するなどしてフィードバックをおこないます。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：ガイダンス＆イントロダクション
キーワード：第二波フェミニズム、ジェンダー、女性学・男性学、家父長制、ダブル・スタンダード
第2回[対面/face to face]：フェミニズム運動の歴史
キーワード：参政権運動、女性解放運動、コンシャスネス・レイジング、「個人的なことは政治的なこと」
第3回[対面/face to face]：政治分野におけるジェンダー平等
キーワード：第一波フェミニズム、参政権運動
第4回[対面/face to face]：ジェンダー「平等」：三つの視点
キーワード：平等、差異、多様性、ポジティブ・アクション
第5回[対面/face to face]：ジェンダーと労働
キーワード：賃金格差、コンパラブル・ワース、ガラスの天井、ガラスのエスカレータード家父長制、ダブル・スタンダー
第6回[対面/face to face]：アンペイド・ワーク
キーワード：家庭内分業、ロッタ・フェミニスタ、「家事労働に賃金を」ップ、ジェンダー分離
第7回[対面/face to face]：男性の家事・育児・介護
キーワード：育休制度、くるみん
第8回[対面/face to face]：性暴力・DV
キーワード：ドメスティック・バイオレンス、パープル・リボン
第9回[対面/face to face]：デートDV
キーワード：セクシュアル・コンセント
第10回[対面/face to face]：多様な男性性
キーワード：男性運動、ホワイト・リボン
第11回[対面/face to face]：異性愛の捉え直し
キーワード：アドリエンヌ・リッチ、強制異性愛、異性愛主義、ホモフォビア
第12回[対面/face to face]：職場における性の多様性
キーワード：エイズ・アクティヴィズム、クィア、トランスジェンダー、トランスフォビア
第13回[対面/face to face]：メディアとジェンダー
キーワード：好感度CM、炎上CM
第14回[対面/face to face]：期末テスト・まとめと解説
講義内容から出題
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【準備学習】学習支援システムに、その週の講義で使用するスライドがアップロードされています。学生には授業開始前にスライドをダウンロードし、目を通しておくことが求められます。レジュメ中にハイパーリンク等で参考となる文献や動画の情報を示していることもあります。これらについても事前にアクセスし、確認しておくことが求められます。
【復習・宿題】学習支援システムを使い、講義の内容に関連した課題を出題します。学生には講義後5日以内に課題を提出することが求められます。
なお、本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
なし
参考書References
ジェイン・ピルチャー、イメルダ・ウィラハン（片山亜紀他訳）『キーコンセプトーージェンダー・スタディーズ』新曜社 2008年
成績評価の方法と基準Grading criteria
1）平常点・授業感想（14回）40％
2）ミニレポート（2回）10％
3）期末テスト 50％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生の関心に沿って、取り上げるテーマや素材を適宜選んでいきたい。学生たちが意見を共有するだけでなく、今後は意見交換したり自由に議論できる場を積極的に作っていきたい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
本授業では、講義スライドの配布やミニレポートの提出にあたって授業支援システムを利用します。
その他の重要事項Others
特になし