文学部Faculty of Letters
PSY200BG(心理学 / Psychology 200)教育心理学Educational Psychology
福田 由紀Yuki FUKUDA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | A3623 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火4/Tue.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:文学部事務に該当科目の教員の連絡先を問い合わせてください。それを使用して教員の受講許可を受けてください。 |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:文学部事務に該当科目の教員の連絡先を問い合わせてください。それを使用して教員の受講許可を受けてください。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 心理学科 |
他学科公開科目 | ○ |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
Course outline:This course introduces educational psychology.
Learning Objectives:By the end of the course, students should be able to do the following:
-A. deepen their understanding about educational psychology
-B. analyze educational activities in terms of educational psychological perspective
-C. take memos while hearing
-D. take notes organized hierarchically
Learning activities outside of classroom:Before/after each class meeting, students will be expected to have completed the required assignments. Your study time will be four hours for a class.
Grading Criteria:Your overall grade in the class will be determined based on the following: final examination: 80%, in-class contribution: 20%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
教育心理学とは、教育における人間の営みに関する心理学です。教育心理学は,発達心理学や学習心理学,言語心理学,脳科学などの知見を教育に応用する学問です。毎日,皆さんが通っている「学校」という場を心理学的な観点から紹介していきます。また,実社会で望まれるスキルである「聞きながらメモを取る」「階層構造を意識したノートを取る」こともこの授業で身につけられます。
到達目標Goal
①教育心理学の基礎的な知識が身につく。
②学ぶー教える関係に関して,心理学的な観点から分析できる。
③聞きながらメモをとることができる。
④階層構造を意識したノートをとることができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
基本は講義形式です。教科書は毎時間「使用します!」ので持参してください。また,Hoppiiを通じて,授業の前に宿題の提出,授業後に小テストへの回答をしてください。なお,授業の初めに、提出された宿題の内容に関して,全体に対してフィードバックを行います。
また,COVID-19感染症蔓延状況に応じて,オンライン授業に変更される回もありますので,Hoppiiからのお知らせに注意して下さい。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:オリエンテーション・教育心理学とは
授業の進め方の説明,教育心理学の目標・対象・研究法,教育心理学への3つのアプローチ
第2回[対面/face to face]:円滑なコミュニケーションの実現のために
言語力と心の理解の発達
第3回[対面/face to face]:教える人と教わる人の関係
友人関係の発達,道徳性の発達
第4回[対面/face to face]:学習理論・記憶理論とその応用
自己意識の発達,他者理解の発達,円滑なコミュニケーション
第5回[対面/face to face]:深い理解とは
適応的熟達者,知識のネットワーク
第6回[対面/face to face]:読み書きからの学習
文章による学習,読解力,書くことの学習
第7回[対面/face to face]:学校不適応とその予防
いじめのメカニズム,いじめ防止策
第8回[対面/face to face]:上手に教える1
授業過程,伝統的な教授法
第9回[対面/face to face]:上手に教える2
最近流行の教授法,素朴概念への挑戦
第10回[対面/face to face]:上手に学ぶ
メタ認知,学習方略
第11回[対面/face to face]:知能と認知スタイル
知能検査の結果や認知スタイルを教室に活かす
第12回[対面/face to face]:学力と評価
最適な評価とテストの組合せとは
第13回[対面/face to face]:学習障がいとその支援
学習障がい,ADHDなど
第14回[対面/face to face]:期末テストとその解説,まとめ
期末テストの実施とその解説,授業のまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
*次週の授業内容にあわせて短い宿題が出されます。Hoppiiから提出して下さい。
第1 回 自分の心の理解の発達と他者の心の理解の発達はどちらの方が早い
と思いますか? それとも同じくらいですか? その理由は?
第2 回 一番好きだった先生は,いつのどの教科,あるいは部活の先生でし
たか?
第3 回 記憶の定着は休息すると良くなるのでしょうか? それとも,睡眠を
取ると良くなるのでしょうか? ヒントはコラム3 ! "
第4 回 使える知識にするためには,学習者にはどのような工夫が必要で
すか?
第5 回 読書の効用を3つ挙げてください。
第6 回 生徒同士のいざこざをいじめに発展させないために,どうしたらい
いと思いますが? 自分の意見を書いてください。
第7 回 どのような形式の授業が一番好きでしたか?
第8 回 小集団に分かれての授業形式の良い点を2つと悪い点を2つ挙げて
ください。
第9 回 添付ファイルを読んでください。記事の中に下線が引かれた部分が
2 カ所あります。これらは,ある心理学的な概念を活用した具体的な例です。
それぞれについて,その心理学的な概念は何でしょうか?
第10 回 添付ファイルを開いて下さい。標準図形と全く同じ図形を選択図形
A からF の中から1つ選んでください。
第11 回 テスト以外に生徒・学生の思考力をどのように評価をしたらいいと
思いますか?
第12 回 模擬期末試験問題を基礎問題と応用問題の二つを作成して下さい。
第13 回 期末レポートの準備を行い,自己評価する。
*受講した授業の内容に関して,小テストを授業支援システムを通じて行います。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
「教育心理学」 原田・福田・森山(編) 大学教育出版 印刷中
参考書References
適宜紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
評価は、平常点20%(宿題と小テスト)と期末テストの結果を80%として,総合点により決定されます。期末テストの追試は,履修の手引きに記載されている条件が満たされたときのみ行われます。期末テストでは授業で紹介した内容,自分で教科書を読んだ内容,そして応用問題が問われます。形式は多肢選択式です。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
この授業では,対面+リアルタイムでのZoom参加+動画を配信しました。「工夫していた」「授業を受けてよかった」と約9割の方が回答してくれました。ありがとうございます!コメントを見ると,動画の配信が評価されていました。何度でも視聴できる,動画の質が高いなど。同時に,動画が見られるのに,なぜ,対面+Zoomをするのか?という疑問もありました。これは,動画の質が高かった!?ための疑問かな(笑)。などと,自分にとって良いように解釈するのではなく,対面+Zoomでの良さや追加情報など,対面等してよかったと思ってもらえるような授業展開にしないといけませんね。工夫の余地有りです。今回の結果をもとにして,よりパワーアップしたいと思います。
その他の重要事項Others
授業のテーマにも記しましたが,教育心理学は応用心理学の一つです。そのために,心理学に対する基礎的な知識が必要です。具体的には,心理学概論といった授業を修得したレベルを考えています。また,授業では,時間の制約のために,基礎知識については扱いません。教科書の指定した箇所は,自分で読んできてください。
実験や調査への参加
授業の前後に心理学の実験や調査参加募集のお願いが何回かあると思います。心理学は実証科学です。講義だけではなく,他者が行う実験や調査にも積極的に参加してください。