文学部Faculty of Letters
GEO100BF（地理学 / Geography 100）地学実験(1)（コンピュータ活用含む）Practice in Physical Geography (including computer techniques)(1)
森本 洋一Yoichi MORIMOTO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | A3509 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 1～4 |
| 単位数Credit(s) | 1 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 地理学科 |
| 他学科公開科目 | |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
【Course outline】
With the aim of acquiring basic knowledge to promote the study of hydrology and the water environment, we will take up the characteristics of water and its changes, and how the properties of water react with the environment of which place, and how they will be in line with the location, taking into account the water balance and water circulation, and the wide-ranging nature of water.
【Learning Objectives】
Acquisition of basic knowledge in the field of hydrology, such as methods for water quality survey, and acquisition of drawing skills by computer.
【Learning activities outside of classroom】
The preparation study and review time for this class is 1 hour as standard. In addition, the preparation study and review time does not include the report preparation time.
【Grading Criteria /Policy】
50% of the normal points and 50% of the issues. The assignments and reports imposed in the class will be returned with comments in the next class.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
今後、水文学や水環境の研究を進めるための基礎知識の習得を目指し、水の量や質に関する特徴およびその変化について、水収支や水循環を踏まえながら、水の性質が、どの場所の環境とどのように反応し、その場所に即した存在となるか、どいった広範囲な水の性格を取り上げる。
到達目標Goal
水環境問題に対する人間活動の影響に着目し、基礎的な実験を行いながら地球科学（水文分野）の基礎知識の習得を目的とする。また、本授業の履修後、個人及びグループ作業において地学的な実験技術の習得だけでなく、コンピュータによる作図作業をする能力が身につけられていることを目標としている。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
自然地理学の柱の一つである「海洋・陸水学」を理解するために必要な、水文学の基礎や関係する基礎的実験・実習を行い、実験器具・測定機材の使用法や情報機器を用いた測定データの処理法を学習する。また、コンピュータなどを利用しながら「水文」情報など、各種自然環境情報を収集する方法を習得し、それを利用することで、調査計画から事前調査の仕方やレポートのまとめ方の習得も目指す。なお、授業で課した課題・レポートは、次回以降の授業内でコメントを付して返却する。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：＜ガイダンス＞
・授業の概要と注意、心構え
・水文学の基本
・授業計画と履修の注意
・自然地理学における水文学とは
第2回[対面/face to face]：・河川と流域
・流域界の引き方、河川の次数区分の作成を通して、流域特性を理解する
第3回[対面/face to face]：・水文・水環境調査の基礎と応用
・なぜ水質を測るのか。
・水質調査で分かることは何か。
・研究への応用。
第4回[対面/face to face]：・水温に関する基礎知識と実験
・水温の性質・温度計器差
第5回[対面/face to face]：・電気伝導度（EC）に関する基礎知識と実験
・ECの性質・測器の特性
第6回[対面/face to face]：・pHに関する基礎知識と実験
・pHの性質・測器の特性
第7回[対面/face to face]：・水の汚れに関する基礎知識と実験
・COD、TOC、DOC、NO3など
第8回[対面/face to face]：・様々な水質表現法
・主要溶存成分とは
・シュティフダイアグラム、トリリニアダイアグラム
第9回[対面/face to face]：・地域特性
・様々なオープンデータの活用
・対象地域地域特性解析
第10回[対面/face to face]：・水文特性
・水収支に関係する、ハイドログラフ、ハイエトグラフなどの作成方法
・降雪量、積雪深等の調査、グラフの作成
第11回[対面/face to face]：・調査・分析・解析①
・調査計画・準備、調査結果の整理
第12回[対面/face to face]：・調査・分析・解析②
・分析のための準備（簡易ろ過、メンブラン濾過）
第13回[対面/face to face]：・調査・分析・解析③
・コンピュータを用いた解析・図化
第14回[対面/face to face]：・まとめ
・考察・まとめ・報告書作成
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
水環境全般に関する情報を収集し、整理する。また、関連する研究会・シンポジウム・学会への出席を奨励する。前後の課題において、予習・復習を行い、新たな課題に向けて解決する方法を習得すること。本授業の準備学習・復習時間は、合わせて1時間を標準とする。なお、準備学習・復習時間にレポート作成時間は含まない。
テキスト（教科書）Textbooks
テキスト等は必要に応じて紹介を行う。
参考書References
小寺浩二（2019）：『自然地理学（海洋・陸水）』.法政大学通信教育部
新井正（1994）：『水環境調査の基礎』改訂版.古今書院
その他、適宜参考書の紹介を行う。
成績評価の方法と基準Grading criteria
実験科目のため出席を重視し、レポート等により成績評価を行う。平常点50％、課題50％の予定である。授業で課した課題・レポートは、次回以降の授業内でコメントを付して返却する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
苦手意識のある学生にも興味を持って取り組めるよう、実験・実習の説明などを丁寧に行う予定である。また、理解度に応じて、シラバスの内容を入れ替えたり、補足の説明を行う時間を設ける。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
データ整理・解析などにパソコンを用いるので、基本的な情報リテラシーの能力が必要である。
その他の重要事項Others
実験では、コンピュータを活用するため、基礎的な知識・能力を身に着けておくこと。自信のないものは、電算実習科目の履修を推奨する。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞
自然地理学、水文学、防災、河川維持管理
＜研究テーマ＞
1）温暖積雪地域河川における積雪・融雪期の物質収支及び水収支に関する研究
2）3次元データを用いた河川管理（河道及び堤防）の高度化と効率化に関する研究