文学部Faculty of Letters
GEO100BF（地理学 / Geography 100）地理学概論（１）Introduction to Geography (1)
前杢 英明Hideaki MAEMOKU
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | A3401 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 木1/Thu.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 1～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 地理学科 |
| 他学科公開科目 | |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
The theme of this lecture is to confirm the foundation for shifting from "chiri" to "geography". The goal of this lecture is: 1. Reaffirming or reviewing geographical knowledge learned through the high school subject, 2.Understanding the differences Geography as a high school subject from Geography as a scientific discipline, 3. And learning the introductory part of Physical geography.
By the end of the course, students should be able to do the followings:
－A.getting knowledge on natural environments and natural hazards
－B.getting ability to step up to the special education in the following grade.
Students will be expected to have completed the required assignments after each class meeting. Your study time will be more than four hours for a class.
Final grade will be calculated according to the following process term-end examination (90%), and in-class contribution(10%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
本講義は「『地理』から『地理学』へ」と移行するための基礎的知識を学ぶことを目的とする。この講義を受講すれば、1．高校の地歴科地理で学習する地理的知識を再確認でき、2．高校の教科である「地理」と学問の一分野である「地理学」との違いを理解でき、3．自然地理学の導入部分を学ぶことができる。科目名を自然地理学概論と読み替えてもよい。
到達目標Goal
高校の地歴科「地理」で学習する地理の知識を再確認し、高校の教科としての地理と学問の一分野である地理学の違いを理解する。また、自然地理学を構成する地形、気候、陸水・海洋、植生などの自然環境や自然災害に関する基礎的な知識を身につけ、今後の学年進行に伴う専門教育を受けるための基礎を身に付けることを目標とする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義形式で行う。毎週プレゼンファイルを使い、それを解説する形式である。プリントを配布するとともに、予習・復習に必要なプレゼンファイルの圧縮版および解説文を学習支援システムに上げる。
課題（質問事項）等を課した場合は学習支援システムにて回答する。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：地理学と自然地理学
地理学と自然地理学について説明する。本学期のシラバスについて確認する。地球惑星科学の一分野としての自然地理学や自然史について説明する。
第2回[対面/face to face]：気候①＜大気大循環と気候要素・因子＞
地球の熱収支、大気大循環、気候要素、気候因子について講義する
第3回[対面/face to face]：気候②＜世界の気候区分と日本の気候区分＞
ケッペンをはじめとした様々な気候区分、日本の気候の特色や気候区分、局地風や都市気候などについて講義する。
第4回[対面/face to face]：気候③＜最終氷期以降の気候変動＞
最終氷期以降の気候変動、自然環境の変化について講義する。
第5回[対面/face to face]：地形①＜世界と日本の大地形＞
大地形、地帯構造、プレートテクトニクスなどについて講義する。
第6回[対面/face to face]：地形②＜平野と海岸の地形＞
平野と海岸、台地と扇状地、沖積低地の微地形について講義する。
第7回[対面/face to face]：地形③＜変動地形＞
内作用に起因する変動地形や火山地形について講義する。
第8回[対面/face to face]：地形④＜第四紀と氷期＞
第四紀、気候変動と地形、氷河・周氷河地形等について講義する。
第9回[対面/face to face]：水文①＜水循環と流域、陸水＞
水循環と水収支、流域の水循環と物質循環、水文学のベースである地下水学の基礎と陸水学の起源である湖沼学の基礎について講義する。
第10回[対面/face to face]：水文②水循環と流域、海洋＞
水循環と水収支、海洋循環と気候変動などについて講義する。
第11回[対面/face to face]：土壌と植生＜土壌の基礎・植生景観・文化＞
土壌学の基礎を植生景観や文化景観と関連させながら講義する。
第12回[対面/face to face]：自然災害
さまざまな自然災害について、自然地理学との関連で講義する。
第13回[対面/face to face]：環境問題
地球環境史のふり返りとこれからの地球環境について講義する。
第14回[未定/undecided]：本学期の講義内容の振り返り
本学期の講義内容の振り返りとして確認試験などを行う。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
高校で使用した地図帳があれば、授業理解に役立つ。授業中に配布したプリントを見直したり、プレゼンファイルの圧縮版および解説文を学習支援システムに上げておくので、予習・復習に役立てて欲しい。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
テキストは使用しない。プリントもしくはスライドのPDFを配布する。
参考書References
高橋日出男・小泉武栄（2008）：地理学基礎シリーズ２「自然地理学概論」、朝倉書店。
小野映介・吉田圭一郎（2021）：みわたす・つなげる自然地理学、古今書院。
成績評価の方法と基準Grading criteria
試験90%，平常点10%で総合的に評価する。平常点は出席状況や積極的な質問等で判断する。開講回数の2/3以上出席していないと評価しない。初回からカウントする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
初回授業で、本科目の主旨と講義の概要を説明するので、必ず出席すること。また、毎年の本講義の授業評価結果を踏まえて講義の改善に努める。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
毎回、Power Point、および理解に有効な映像を適宜、用いて受講生の理解の一助に努めながら講義を構成する。資料は、学習支援システムでダウンロードした上で、予習・復習をする必要がある。
その他の重要事項Others
地理学科の必修科目である。
担当教員の専門分野等
＜専門領域＞
自然地理学、（変動）地形学、第四紀学
＜研究テーマ＞
プレート沈み込み帯における地震性地殻変動に関する地形・地質学的研究、新生代氷床変動に関する地形・地質学的研究、環境変化と人間社会に関する自然地理学的研究
＜主要研究業績＞
前杢英明ほか（2005）：沈み込み帯沿岸の地殻変動を記録する古潮位計としての完新世暖温帯石灰岩に関する予察的研究．地理科学，vol.60-3，pp.136-142．
Maemoku, H. et.al.（1997）：Stratigraphy of the Late Quaternary raised beach deposits in the northern part of Langhovde, Lutzow-Holm Bay, East Antarctica. The Proceedings of NIPR Symposium Antarctic Geoscience, 10, 178-186.
Maemoku, H. et.al. (2012)Geomorphological constraints on the Ghaggar River regime during the Mature Harappan period, in Climates, Landscapes, and Civilizations, Geophys. Monogr. Ser., vol. 198, edited by L. Giosan et al., 97–106, AGU, Washington, D. C.