文学部Faculty of Letters
HIS200BE（史学 / History 200）美術史（日本）Ｂ／美術史（日本）Ｂ（資格）History of Japanese Arts B
稲本 万里子Mariko INAMOTO
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | A3177,A3858 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 水5/Wed.5 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 3～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | 文学部以外の学生は資格科目として履修する（A3858） |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリーCategory | 史学科 |
| 他学科公開科目 | |
| クラスGroup | |
| 昼夜表記Day or Night |
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Outline (in English)
Course outline
In this class, I will cover paintings from the Heian period to the Edo period and explain the basic knowledge. Furthermore, we will look at the styles of each era and capture the history of art as the development of styles. In the fall semester, we will also give a lecture on the dual structure of Japanese and Chinese.
Students will learn basic knowledge of Japanese art history by learning basic matters such as art techniques, expression methods, and production dates. In addition, students will understand the style of each era and acquire the ability to grasp art history as a development of style. In the fall semester, students will also understand the dual structure of Japanese and Chinese.
Learning Objectives
Become able to explain the basic knowledge of the works taken up in class.
Understand the styles of each era and become able to grasp art history as the development of styles.
Be able to explain the dual structure of Chinese style and Japanese style in Japanese art history.
Learning activities outside of classroom
The standard preparation and review time is 2 hours each. After the lecture, look at the reference illustrations so that the work and the work name match.
Grading Criteria /Policy
Written exam 80% at the end of the semester, reaction paper 20%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
平安時代から江戸時代の絵画作品を取りあげ、基礎知識を説明する。さらに、各時代の様式を概観し、様式の展開として美術の歴史を捉えていく。秋学期はこれに加えて、和漢の二重構造についても講義する。
作品の技法や表現法、制作年代といった基本的な事柄を学習することで、日本美術史の基礎知識を修得する。さらに、各時代の様式を理解し、様式の展開として美術史を捉える力を身につける。秋学期はこれに加えて、和漢の二重構造についても理解する。
到達目標Goal
・授業で取りあげた作品の基礎知識を説明することができる。
・各時代の様式を理解し、様式の展開として美術史を捉えることができる。
・日本美術史における和漢の二重構造について説明することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
授業は講義形式でおこなう。はじめに美術史についての概説をおこなったうえで、平安時代から江戸時代の絵画作品を毎回何点か取りあげ、基本的な事柄を説明する。ときには、コンテクストの問題にまで立ち入ることがあるかもしれないが、この授業では、あくまでも作品の様式を理解することに重点をおく。毎回教室備えつけの液晶プロジェクターを使用して、スライドを映写しながら、どのような技法が用いられ、どのような表現がなされているか解説するので、映写時はノートをとることよりも、スライドをじっくり見てもらいたい。さらに、中国絵画の模倣からはじまった日本の絵画が、平安時代にオリジナルバージョンを確立したあとも、和と漢の二種類の作品を併存させていたことの意味を考える。質問はリアクションペーパーで受けつける。翌週の授業開始時に答え、皆でシェアする。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]：ガイダンス
授業内容の説明
第2回[オンライン/online]：美術史概説
美術史の研究方法、ジャンル、時代区分
第3回[対面/face to face]：平安時代の絵画Ⅰ
唐絵とやまと絵
第4回[対面/face to face]：平安時代の絵画Ⅱ
男絵と女絵
第5回[対面/face to face]：平安・鎌倉時代の絵画Ⅰ
来迎図
第6回[対面/face to face]：平安・鎌倉時代の絵画Ⅱ
六道絵
第7回[対面/face to face]：鎌倉・南北時代の絵画
肖像画
第8回[対面/face to face]：室町時代の絵画Ⅰ
水墨画
第9回[対面/face to face]：室町時代の絵画Ⅱ
やまと絵屏風
第10回[対面/face to face]：室町・桃山時代の絵画Ⅰ
狩野派
第11回[対面/face to face]：室町・桃山時代の絵画Ⅱ
土佐派
第12回[対面/face to face]：桃山・江戸時代の絵画
琳派
第13回[オンライン/online]：授業のまとめⅠ
筆記試験の説明
第14回[オンライン/online]：授業のまとめⅡ
平安時代～江戸時代の様式展開
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
準備・復習時間は各2時間を標準とする。講義後、作品と作品名が一致するように参考図版を見ておくこと。
テキスト（教科書）Textbooks
教科書は使用しない。毎回スライドとプリントを使って進める。
参考書References
参考図版として、『原色日本の美術』全32巻（小学館、1966～1972）、『日本美術全集』全25巻（学習研究社、1977～1980）、『日本美術全集』全25巻（講談社、1990～1994）、『日本美術全集』全20巻（小学館、2012～2016）。
入門書として、辻惟雄監修『カラー版 日本美術史』（美術出版社、1991）、辻惟雄監修『カラー版 日本美術史年表』（美術出版社、2002）、古田亮編著『教養の日本美術史』（ミネルヴァ書房、2019）。
各作品についての参考図版、参考文献は授業中に紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
学期末の筆記試験80％、コメントペーパー20％。
筆記試験は、基礎知識を習得しているか、様式展開を理解しているか否かを判断する。ただし、筆記試験の点数の1/4をレポート点に代えることもできる。レポートの提出は任意。レポートの書き方については授業中に説明する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
前年度とは授業内容が異なるので、確認のうえ受講すること。教室の設備にかんする苦情は受けつけない。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
毎回教室備えつけの液晶プロジェクターを使用して、スライドを映写する。対面授業のときは、学生が準備すべき機器はない。オンライン授業のときは、PC推奨。
その他の重要事項Others
授業の進捗状況によっては、順序や内容が変わることがある。